寂しいとき、恋人よりも大切なのは「自分の創り出したイメージ」にある。

哲学的なPaul Hudson氏のこの記事は、ある質問から始まります。見落としがちな人生の本質について、恋愛を軸に分かりやすく解説…やっぱり「人間って自分勝手」なことに気づかされたりも。

Elite Daily」屈指の人気ライター、じつは本物の哲学者でもあるんです。

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あなたに質問です。
人間は本当に「誰か」のことを、または「何か」を恋しく思うことがあるんでしょうか?それもと、ただその人のことやモノを「思い出した時」にのみ、恋しく思うだけなのでしょうか?同じように聞こえるかもしれませんが、両者は似て非なるもの。

人間はたった一人だけを愛おしく思ったり、恋しがることはない。そうではなく、自分自身が創り出した「この人はこうである」という自分のなかでのイメージをただ愛したり、尊重しているだけ。というのが、私の見解です。このことが、人間の感情や愛情が気まぐれになり得る理由なのです。

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人間は生きていくうえで、あらゆることに評価を下していきます。この評価によって相手のイメージを創り出し、関係を築いていくなかで微調整を繰り返し、イメージをすり合わせていきますよね。
でもときには、実際とまったく違うイメージを抱いてしまう、なんてことも…。それが私には、恋が終わる理由に思えて仕方ないのです。

お互いに理解し合っていると思い込んでいた相手が、じつは自分のイメージとまったく違っていた…。恋の終わりが訪れる瞬間です。人間は他人を勝手に解釈しておきながら、別の情報が得られると、新たに理解しようとするよりも前に、すでにインプットされている初めの解釈を方向修正しようとする、驚くほどに複雑な神経回路を持った生き物です。
もちろん、イメージが現実とほぼ合致する場合もありますが、それでも、誰もがどこかでこの方向修正を必ずしているはずなんです。

だけど、とかく物事を美化しがちなのが人間。「誰がどう行動し対応したか」よりも、それによって「自分をどんな気分にさせてくれたか」を考えてしまうもの。それが正しい時もあります。でも、そうでないこともまたあるということは覚えておいてください。

ひどい扱いをされても
いい思い出だけが残る

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誰かを恋しく思うことがあります。孤独と上手くつき合える人もなかにはいますが、それは大抵が必要に迫られているからであって、永遠の孤独を望む人なんていやしません。誰だって、寂しい思いはしたくないんだし。
もちろん、ときには一人になりたいこともありますが、それはあくまで一時的なもの。孤独感に苛まれたあとは、人生を享受する存在が欲しくなるのは、誰しも一緒です。

寂しさで判断を見誤らないよう、注意するべきことがあります。それは、いい加減な扱いをする人を恋しく思わないこと。もっと言えばころころと態度を変えるような人にです。
例えばあなたに近づいてくるときには親切な顔をしておいて、ことが済んだとたん、そっけなくなるとか。何度もあなたを傷つけるような相手を恋しく思っているのなら、現実に立ち戻ってちょっと考えた方がいいかもしれません。利用されていただけなのに「大丈夫」なんて言ってはいられないはずだから。

 「寂しいとき側にいて欲しい」は
“愛”ではなかった

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真実の愛とそうでないものを、簡単に見分ける方法があります。人間は自分が寂しいと思うときにだけ、誰かを恋しく思うもの。誰かに頼りたいけれど、頼れる人がいないとき、過去にそうできた人間を思い出してしまいます。

でも、それは「愛」ではありません。誰かといる方が当然心強く、困難な状況にあるときほど、他人を求めてしまいます。いつだって人間は楽な方へと流されやすい生き物だから。でも、それはただ想像を歪曲し、現実とは異なる記憶に依存しているだけ。

もしも本当に寂しい時にだけ、誰かのことを思い焦がれるようならば、その人のことを愛していると誤解しないこと。逆に人生の幸せな瞬間を考えたときに、真っ先にその人のことが頭に浮かぶようなら、間違いなく愛だと言えるでしょう。

恋しいのは
自分自身の記憶

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過去の恋人との楽しかった記憶を思い出したとします。一見、恋人のことを考えているようで、じつはその人といた時の自分のことを考えている、そんな経験はありませんか。人はみな自分勝手なものだから。昔の恋人を憶えていないのではなく、その人との直接的な関わりより、その人に抱いていたイメージと関わっていたからなんです。

あなたの人生に大きな影響を与えた「人」や「モノ」。どのように影響を与えてくれたかは憶えていても、その人自身についてはうろ覚え。彼らのしてくれたことよりも、自分がどう考えていたかを、私たちは強く記憶するものなのです。つまり、人が本当に恋しいと思うのは誰か(人物)ではなく、輝いていた懐かしき自分自身だということ。これが現実なのです。

気にかける必要もない誰かを気にしてばかりの毎日に疲弊しきっていませんか。「本当にその人を思っている」のか、「自分の創り出したイメージや昔の自分のことを考えている」のか、ここをよく認識することです。これだけで、人生はもっと明るい方向に進んでいくことでしょう。

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