オランダでは、植物から電力を生み出している!?まったく新しい自然エネルギーに注目!

将来的には水田を発電所と呼ぶようになるのかもしれません。
オランダの企業「Plant-e」が開発したのは、植物を植えた湿地から電力を“収穫”する技術。まさに、天然のソーラーパワーシステムとも言えるものです。植物から街灯やWi-Fiスポットの電気をまかなったり、スマホなどの電子機器を充電できるようにもなります。

以下の動画は、その仕組をシンプルにアニメ化したもの。ここではその内容を簡単に説明していきます。

植物の力で街灯に光を。
すでにオランダでは実用化済!

このプロジェクトは「Starry Sky」とも呼ばれ、2014年の11月にアムステルダムで始まりました。すでに300以上のLED街灯に光を灯すことに成功しています。

光合成によって生成される有機物の中には、植物の成長を促す成分が含まれています。しかし、そのほとんどは使用されずに根っこから土へと排泄されてしまうのだとか。そのため、根っこの周りには、その有機物を食べようと自然と微生物が集まりますが、そこにヒントが隠されているようです。

85singo_スクリーンショット 2015-06-27 14.20.45

85singo_スクリーンショット 2015-06-27 14.21.50

85singo_スクリーンショット 2015-06-27 14.22.06

微生物が有機物を消費する際には、電子が放出されているのだそう。そのため、そこに電極を設置することで電子を収集、電力を生み出す仕組みです。

85singo_スクリーンショット 2015-06-27 14.23.52

85singo_5efcc3236db873cb0de3d37c4dce73ef

植物への影響もなし!
発電量は年間2,800kWh

気になるのは植物への影響ですが、調査の結果この電子を収集するからといって植物の成長に影響が出るということはないそう。今まで無視されていたエネルギー活用できるため、まったく新しい資源と言えそうです。

電力量が微量なのでは? との意見もありそうですが、100㎡の敷地で、年間2,800kWhの発電量を確保することが可能。
ちなみに、これはオランダの家庭1件あたりの電力消費を80%ほどまかなえる計算になります。経済産業省によれば、2014年の日本の平均電力使用量は1世帯あたり年間4,432kWh。100㎡の敷地が確保できれば、家庭の電力使用量のおよそ60%ほどをカバーできるという計算に。
さすがに全電力というわけではありませんが、かなり有効なことが伺えます。

85singo_127837f69a7953d57cbf786528fc8807_large

近年は壁がけ用ソーラー蓄電機棒状の風力発電機など、一般家庭でも使用できる発電システムが増えてきています。ひとつのシステムだけでは難しくても、複数のシステムを組み合わせることで、家庭用電力をすべてまかなう…そんな未来もありそうですね。

Licensed material used with permission by Plant-e

会期を1日延長して、どうにか採択を迎えたCOP21(国連気候変動枠組条約第21回締結国会議)。アメリカ、中国、インドなどを含めた196カ国が温室効果ガス削...
高架橋の柱と柱の間に見える時計の針のようなものがついたいくつもの丸い穴。かなり奇抜なデザインだが、それだけではない。その機能性に注目だ。「Solar Wi...
国際的な港湾都市、オランダ・ロッテルダムに建設予定の次世代型風車「Dutch Windowheel」。何やらモダンな現代建築というより、どこかアート作品の...
これまでネガティブな印象しかなかった「貧乏ゆすり」を、まさかの逆利用で発電させてしまう、画期的な椅子が登場。あの無意識のストレス発散が、周囲の人にもエネル...
東日本大震災とそれに伴う原発事故発生を目の当たりにした、一人の若きエンジニアが、代替エネルギーに革命をもたらす事業を展開している。彼が目をつけたのは風力。...
「再生利用可能エネルギー」という言葉自体はよく見かけるようになりました。が、まだまだ有効活用しているよ、という人は少ないですよね。でも、世界的には着実にそ...
英ウェールズ南部のスウォンジー湾で進んでいる「人工ラグーン」プロジェクトを知っていますか?それによると、潮力エネルギーによって155,000世帯の電力を生...
世界中に溢れるゴミをなんとか有効活用できる方法はないものだろうか?なかでもプラスチックは自然にも還らず、海を漂い、プランクトンが食べることによって食物連鎖...
「持続可能な社会」に向けて、世界の様々な企業がエコな活動を進めていますが、アメリカのEnGoPLANET社が開発したのは、「太陽光」と「通行人の歩く力」が...
再生可能エネルギーで生活できる街をつくろう。という計画は、実験段階ではあれど世界中で始まりつつあります。フロリダ・フォートマイヤーズもそのひとつ。エジソン...
毎日、厳しい冷え込みが続く「冬」。でも「夏」はあんなに暑かったのだから、その熱が今あればいいのに…。誰もが一度は思うものです。四季があるのは素敵だけれど、...
再生可能エネルギーのひとつとして注目が集まる太陽光発電。起伏に富んだ日本の国土では、あの黒いパネルを無数に設置できる発電所の敷地確保は、意外に困難なんだそ...
一家に一台。安くて簡単に使える、そんな淡水化装置のデザインが話題です。「Eliodomestico」は、海水を釜に入れて1日放置しておくだけで、飲める水を...
2015年9月16日。スウェーデン政府は翌年の再利用可能エネルギー開発費に、45億クローネ(およそ650億円)の投資を予定していると発表しました。最終的に...
スペイン・バルセロナの建築家André Broessel氏がデザインした「Rawlemon Solar Energy Generator」は、球体型のソー...
持続可能なエネルギー社会の実現は、21世紀を生きる私たちにとっての至上命題。官民一体となっての代替エネルギー開発が進んでいます。環境にやさしいことは、まず...
ミシガン大学(MSU)の研究チームが、太陽エネルギーを捕捉することができる透明な太陽電池パネルの開発に成功しました。サイエンス・テクノロジー分野で大きな注...
植物を成長させていく上で必要なことは、成長段階に合わせて鉢を大きくしてあげること。根が伸び、茎が太くなり、葉っぱがどんどん大きくなっていきます。つまり植え...
コスタリカという国名を聞いて、みなさんは何を思い浮かべますか。日本の7分の1の国土しかない中米のこの国は、2015年に自然エネルギーを利用して世界初の偉業...
カンボジアでは、20数年にも及んだ内戦とその後の混乱により、たくさんの人が傷つき、文化や財産が失われました。伝統的な絹織物も、そのひとつ。カンボジアのNG...