なぜ、あの人は素早い決断ができるのか?結果を出すビジネスマンの「3つの秘密」

今の時代は「得られる果実を最大化する意思決定」こそが最良の判断。そのためには、リスクを取ってでもスピーディに決断することが必要です。実は、その判断力は日常生活の中でも養うことができるのです。素早い決断ができるあの上司も、もしかしたら実践しているかもしれません。

01.
まったく知らない場所に
「ひとり旅」をしている

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頼れるのは自分だけ、時間も限られているひとり旅では判断にスピードが求められます。まさに「即判断」の連続であり、あなたを確実に成長させるでしょう。
「今日別の街へ移動するか、明日移動するか」「この電車に乗るか、次の電車に乗るか」「初めて会った人に食事に誘われているが、いい人だと信じて行くか、行かないか」このたった3つの判断が少し違うだけで、旅の内容や出会う人は違ってきます。したがって、決まったメンバーで旅行するより、ひとり旅のほうが意思決定の観点からは絶対にいいのです。もしこれが集団旅行ならば、意思決定の学びと成長はどうしても薄くなってしまいます。

02.
周りが錯覚するまで
「情報屋」になりきっている

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意思決定の材料としてたくさんの情報を持っている方が、より的確に判断できる状態になります。とはいえ、どのように情報収集すればいいのかわからない人も多いですよね。
最も簡単なのは、「情報屋」になることです。情報は、欲している人のところに集まってくるものです。だから、常に情報を欲していると発信することが大切なのです。職場でも、自分を演出し、「情報収集キャラ」「情報屋」と呼ばれるくらいまで、普段からアピールしてみてください。その態度が信用を生み、重要な仕事を任せてもらえるかもしれません。

03.
本当に価値ある情報に
投資している

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なくては困るほどネットが普及している現代社会では、スマホでいつでも無料でニュースを見ることができます。そんな時代に、お金を払って新聞を買うのは非効率だと思う人もいるかもしれません。
しかし、網羅性と社会性においては、ウェブよりも新聞のほうが優れています。特にこの社会性は、物事の「周辺情報」を洗い出し、見極める作業に直結する部分なので、意思決定や判断には重要です。この社会性を深く身につけていれば、それだけ意思決定ツールの精度は高くなり、「即判断」のスピードも上がります。
本当に価値のあるものは、それなりに費用がかかるという認識を持つことも、結果を出し続ける人になるためには重要です。情報という目に見えないものに投資するかしないか、それを常に判断していくことでまた判断力が養われていくのです。

「即判断」する人は、なぜ成功するのか?
コンテンツ提供元:サンマーク出版

小関尚紀/Naoki Koseki

サラリーマン作家。旅人。都内の企業に勤務しながら作家としても活動中。著書に『「即判断」する人は、なぜ成功するのか?』(サンマーク出版)、『世界一わかりやすい「ゲーム理論」の教科書』(KADOKAWA 中経出版)、『新人マーケター乙女侍奮闘記』(東洋経済新報社)など。後者は「奇想天外なマーケティング授業」として韓国、台湾で翻訳されている。

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。