【ナニコレ】突如、フランスの街のど真ん中に「ローラーコースター」現る!

フランスの地方都市ナントにある広場、「Place du Bouffay」にいきなりローラーコースターのようなものが現れ、話題になっています。
しかし、よく見るとどうやら乗り物ではなさそう。座ることはできそうなんですが。

85singo_rollercoaster_02

85singo_rollercoaster_05 よく見ると…。これは、椅子?

85singo_rollercoaster_07

85singo_rollercoaster_08

85singo_rollercoaster_13

85singo_rollercoaster_09

85singo_rollercoaster_011

85singo_rollercoaster_12

実はこれ、アーティスト集団「Baptiste Debombourg 」によるインスタレーション。周辺のカフェやレストラン6店舗ともデザインを共有しており、合計1,200個ものカラフルな椅子が使われているようです。

作品自体は、抽象絵画の先駆者のひとりとしても知られているアーティスト「ロベール・ドローネー」氏によって1937年のパリ万国博覧会の際に設置されたインスタレーション「Palais de l’Air」に影響を受けているのだそう。

85singo_01-01,2-ExpoInternationale-palais-de-lAir_1937

85singo_01-01,3-jpg_Palais_de_l_air_1937-p1reduite-2e19e

当時は音や水、光を使った華やかな「祭典」として話題となりましたが、スペイン内戦中だったこともあり、タイムリーに作成されたピカソの作品「ゲルニカ」が展示されるなど、後に議論を呼ぶような要素がたくさんあるイベントだったようです。

展示は2015年8月30日まで行われています。ナントの街に立ち寄る機会があれば、ぜひ1937年と今との違いに想いを馳せてみては?

Licensed material used with permission by CREDIT PHOTO : "STELLAR - Baptiste Debombourg
Place du Bouffay at Nantes - 3 july to 30 August 2015"
Contextual installation in " le Voyage à Nantes"/ "Nantes, Take the journey !"
25x15x11m / 1200 chairs, 6 restaurants - cofee, 6 colors, courtesy Galerie Patricia Dorfmann - Paris, production Le Voyage à Nantes

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。