ある「ライオン」の死から一週間。100万件の署名が集まった理由とは?

ジンバブエのワンゲ国立公園周辺では、スポーツハンティングが合法的に行われていましたが、この度ライオンやヒョウ、象のハンティングが禁止となりました。英・メディア「Daily Express」が伝えています。
7月はじめに人気ライオンの「セシル」が殺されたことを受けて政府へと示された署名運動の結果、およそ1週間ほどで100万件以上の署名が集まり、その要求が認められました。

アフリカで殺された
最も有名なライオン「セシル」

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「セシル」は黒いたてがみを持ち、群れの中でもひときわ目立つ大きなオスでした。体格が大きく、人間にも慣れており、10mほどの距離まで近づいても観察ができるようなおおらかさから、生物学者はもちろん、観光客からも一番人気の動物として知られていました。

2015年7月1日、13歳だった「セシル」は、スポーツハンターにボーガンで射られた後、40時間程立った後にライフルで撃たれ殺害されました。皮を剥がれ頭部を切断されていたそうです。

スポーツハンティングの犠牲

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それから一ヶ月ほどたって、インターネット上でセシルを撃った人物が判明し話題となりました。セシルを射殺したのは、アメリカ人歯科医のWalter Palmer氏。スポーツハンティングの愛好家でした。
同氏はハンティングに必要な手続きを経て、ガイドにおよそ680万円もの報酬を支払っていたと主張していましたが、セシルが殺されていたのは夜のハンティングが禁止されているワンゲ国立公園の外の私有地。外におびき出されて殺された可能性もあり、現在も調査が行われています。

在籍していた狩猟愛好家団体「サファリ・クラブ・インターナショナル(Safari Club International、SCI)」は、同氏やハンティングのガイドを行った現地ハンターの会員資格を一時剥奪しています。

ネットで集まった署名は
100万件を突破


Reference:Twitter

オンライン署名サイト「Care2」では、今後のハンティングを禁止とするための署名運動が開始。SNSなどで瞬く間に拡散されたこともあり、1週間程で100万件を超える署名が集まりました。

8月5日に掲載された英・メディア「Daily Express」の記事によれば、署名は正式に受理され、ジンバブエの野生生物局はハンティングの許可を中断。政府はWalter Palmer氏の身柄引き渡しについて要請を行うために、法的な手続きを開始したといいます。

この結果を受け、「ブリティッシュ・エアウェイズ」や「ヴァージンアトランティック航空」、その他いくつかのアメリカの航空会社でもハンティングのトロフィーの輸送を禁止すると発表しているようです。

Reference:Daily Express , Twitter , Care2 , Safari Club International , 

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