リチャード・ブランソンから学ぶ「ビジネスで大切な10のこと」

ヴァージン・グループの創設者、リチャード・ブランソン。彼は航空事業にモバイルビジネス、さらには宇宙旅行のサービス開発など、多岐にわたる事業を起こし成功してきました。
ビジネスマンなら誰しも彼から学びたいと思うはず。リチャード・ブランソンの言葉を下敷きにした、起業家「James Altucher」の記事を紹介しましょう!

 01.
「話す」からは、学べない。
「聞く」からは、学べる。

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「話すよりも聞くことが大事。自分が話すことで、学べることなんてほとんどないだろう?」

02.
役割を果たしていれば
大胆な提案をしてもOK!

「自分の職場を改善するために提案しよう。萎縮なんてしている場合じゃない。自分の与えられた役割をちゃんとこなしながら、時に大胆になろう。可能性は無限にあるんだから」

彼は起業を薦めているわけではなく、どんな状況も自分で変えることができると伝えています。そして、そこから学べることが必ずあると。
実例もあります。Google最初の従業員である、クレイグ・シルバースタイン。誰も彼の名前を知らないにも関わらず、億万長者になりました。1人の従業員でありながら、会社に大きく貢献したからです。

03.
世界には、
年をとってから成功した人が
いくらでもいる。

「愛する人に囲まれている限り、年齢は重要じゃない。自分を信じるべきだ」

私たちには、自分の好きなことや夢があります。そして自分を愛してくれるまわりの人たちは、それを応援してくれます。まずは自分の愛する人やことを見つけましょう。

起業家のヘンリー・フォードは、45歳にして3番目の自動車会社を設立しました。彼は、以前の会社で自分をコントロールしようとした人たちすべてから離れました。
ケンタッキーフライドチキンを始めた時、カーネル・サンダースは65歳でした。
ローラ・インガルス・ワイルダーは、後に『大草原の小さな家』のシリーズとなる本を65歳にしてはじめて執筆しました。それは、世界大恐慌ですべてが一掃され、何も残されていなかった時代のことです。彼女を支え、勇気づけてくれる人たちのおかげで、最後まで物語を書き進めることができたのです。

04.
どんなに勉強をしても、
知らないことは、いくらでもある。

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「日々僕らが進歩していると言っても、目に見えないほど小さな点かもしれない。大きな円の中に小さな印として残っていくイメージだ。つまり、まだまだ空いているスペースは広い。宇宙は広大で、知らないことが沢山あるんだ」

神がこの世に存在するかどうかはわかりません。でも私たちの脳は小さすぎます。目に見えない何かを尊敬することも大切では?

05.
過去にどんな栄光があっても
越えなくてはいけない。

「本物の起業家であるためには、毎日を楽しまないといけない。栄光の瞬間も、すぐに越えなければいけないのだ」

ここでいう起業家は、人間と言い換えることもできます。人間は毎日を楽しみ、過去を越える使命を持っています。当然、ビジネスシーンででやるべきことも、毎日変化します。生まれた瞬間から、私たちは何かを成し遂げる必要があるのです。

06.
「つまらない人」なんていない。
そう考えれば、
チャンスはいくらでもある。

「この世に、つまらない人なんていない。誰もが、みんなと分かち合うストーリーを持っているんだ。スマホやパソコンばかり見ていては、目の前の人から学ぶことすら忘れてしまう。予想もできないことからインスピレーションを得るチャンスだって、逃してしまうんだよ」

毎日は、まるで宝探しのようなもの。日々の生活の中に、隠されたストーリーがあります。それは人それぞれに違う、お金ではない大切な何かなのです。

07.
新しいアクションを起こすなら
自分一人では駄目。
誰かに助けてもらうこと。

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「何かをしない理由を探すことは簡単だ。でも何か行動を起こそうとした場合、助けを差し伸べてくれる人の存在が必要だ。自分一人で苦労せず、助けを求めよう」

私たちは、人とつながって生きています。宗教や政治、企業によって作られた障がいは越えるべきもの。今は、たった1つのツイートから革命を起こすことだってできるのです。そこには、手を差し伸べてくれる人々が何百万人もいます。

拒絶される恐怖から、助けを求めることを躊躇する時もあります。頼みごとをすると、まるで自分が弱いように感じてしまうことも。でも、人に何かを頼むことは価値のあること。根拠がなくても、行動しない理由を作るより実行しましょう。

08.
「解決できない」と考えた時点で
価値がなくなってしまう。

「ほとんどの人が、リスクを取ることをネガティブなことと考えている。でも僕たちは、リスクをチャンスと捉えるべきなのだ。自分を信じよう。勉強する時、ビジネスをする時。それが何であれ、挑戦してみないと、何もわからない」

日常で「この問題を解決できる方法を知っていれば…」と多くの人が思うはずです。でもよく考えてください。自分で解決できることだってあるのでは? 心配するのはやめて挑戦しましょう。
私の以前の役職名は「ジュニアプログラムアナリスト」でした。銀行には一銭もお金がない中で、3年間その仕事を続けました。そしてその仕事をしながら、自分で会社を起業しました。多くの人は2つの仕事をすることを恐れていますが、この経験があったからこそ、今の私があります。

人は問題が解決できないと考えた時、その価値をゼロとみなします。でも成功者たちは、その問題をタダで購入して価値を上げて他の人に売るのです。自分にできないことはないと信じましょう。

09.
夢は持つべきである。

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「僕はいつも、夢を見る人に囲まれて幸運だった。“もしかしたら”なんて考えて、時間を無駄にする人はいなかった。彼らは空を見上げては“どうして月を撮影することができないんだろう?”なんて言っていた」

彼の言葉の中で、月の意味するものは何でしょう?不可能なことを達成するという決まり文句でしょうか?
リチャード・ブランソンが10代だった頃、彼は音楽を専門とした雑誌を作りました。この時、本当に月を撮影することを考えていたのでしょうか?
彼が現在行っている最大の投資は、ヴァージン・ギャラクティックです。そしてなんとヴァージン・ギャラクティックは、月への宇宙船の着陸を撮影した世界ではじめての会社となったのです。

10.
役職は関係ない。
誰でも、なんでも
生み出すことができる。

「僕たちが一緒になれば、よりよい未来のために、製品・サービス・ビジネス・アイデア・政治、なんでも生み出すことができる。この世界では、誰もがクリエイターなんだ。たくさん生み出そう!」

「誰もが起業家になりたいわけじゃない。従業員として働きたい人もいる」という手紙をもらうことがあります。私もそう思います。従業員であることに、何も問題はありません。
大切なのは従業員だからといって、何かを作ることや、新しいアイデアを思いつくことを諦めないことなのです。

事実、従業員の方が起業家よりも多くのチャンスを持っているのです。大企業の中では活躍の場はさらに広く、いろんな可能性にあふれています。一緒に大学院で勉強した友だちのアストロ・テラー。彼は「GoogleX」と呼ばれる特別プロジェクト部門を担っていますが、Googleの従業員です。

私は毎日、目を覚まして脳の中にある障がい物と戦います。ビジネスではなく、感情の障がいです。恐怖や期待が交錯するのが人生。リチャード・ブランソンの助言を聞きながら、常に無知を認めて、好奇心に耳を傾けるのです。

Licensed material used with permission by James Altucher

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。