彼女の心を理解して、円滑な関係を築くための「5つのヒント」

彼女が何で怒っているのかわからない、妻が急に不機嫌になる…。女心がわからず苦労している男性諸君、彼女たちは理不尽に怒っているのではありません。女性には女性の「言語」があるのです。

自著『なぜか、自動的に幸せになれる72の習慣』から、女性の心理を理解して、円満な関係を築くためのヒントを紹介しましょう。これでパートナーとの摩擦は激減されるはずです。

01.
女性の話は、黙って聞き流す

Autumn walk

男性と女性では、脳の構造が違うためものの考え方や問題への対処法が違ってきます。それを知っておかないと幸せな夫婦にはなれません。

たとえば、女性がおしゃべりをするのは2つの理由があります。1つはしゃべることで感情を整理し発散するため、もう1つは自分のことを理解してもらうためです。男性はよく自分の意見を提示したり、解決策を提案したりしてしまいますが、女性はそんなことを求めていないのです。黙って耳を傾けて、おしゃべりをただ受け止めてあげるだけのほうが、女性はずっと喜びます。

真面目な顔でうんうんとうなずいておけば、内容は右から左へ聞き流すくらいの感じでも、女性は十分に満足してくれます。こうすることで、真正面からおしゃべりと向き合って結論を出そうとするよりも、はるかに少ない労力でいい結果を得られます。

02.
プレゼントは
中身よりも頻度を重視

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女性にプレゼントを贈るとき、ほとんどの男性は「何をプレゼントするか」ということにばかり頭を悩ませますが、実はプレゼントは中身よりも「あげる頻度」が命です。なぜなら女性のうれしさは「減点式」で、どんどん目減りしていくからです。

例えば1泊100万円のスイートルームに連れていっても、1泊1万円の熱海の旅館に連れていっても、点数は同じペースで目減りしていきます。デートの当日は100点満点の喜びでも、翌日には90点、1週間後には50点、1カ月後には10点くらいに減点されてしまいます。100万円かけて100点満点のプレゼントをしても、幸福度は長続きしません。「今回これだけ奮発したんだから、今年はもういいだろう」なんて思ったら大間違いです。

幸福度を上げるイベントは個々の「幸福のサイクル」にそって定期的にやらなければ意味がないのです。一発豪華なものを贈るよりも、安いものをちょこちょこあげたほうが喜ばれます。

03.
過去の情報を集めて
価値観を確かめておく

Couple holding hands

いざ恋愛、結婚となると、ほとんどの人は価値観を置き去りにして、好き嫌いという感情だけで物事を判断してしまいます。パートナー選びにおいては、移ろいやすい「感情」を優先させるべきではありません。「価値観」で選んだほうが安定した関係を築くことができます。

ですから、あなたがパートナーとの結婚を考えているなら、プロポーズの前に相手の価値観を確かめておく必要があります。ダイレクトに聞いたところで相手も返事に困りますから、相手の「過去」を根ほり葉ほり聞きましょう。つき合う前も、つき合ってからも、とにかく過去を掘りまくります。

過去にどんな行動を選択したのか。なぜか。それについて当時はどう考えていたか。今はどう思うか。今の自分は過去の自分の集合体です。折りに触れて質問して過去の情報を集めれば、おのずと現在の価値観が見えてきます。

04.
ディズニーランドで
喧嘩するカップルが
多い理由って?

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たとえば、ディズニーランドでデートするとき。人気のアトラクションに並んだものの、だんだん疲れて嫌になってくる。彼女が「こんなに並んでまで乗りたくない」と言うと、彼氏は「あとちょっとなんだから我慢しようよ」と言う。するとだんだんお互いの機嫌が悪くなり、関係が終わってしまうことも。

このケンカの原因は、「得たい感情」を見失っている点にあります。目的はアトラクションに乗ることではありません。2人でドキドキ、ワクワクなどの「いい感情」を得ることが目的です。これを見失うとケンカになってしまうのです。

ディズニーランドに来たのはアトラクションに乗るためではなく、楽しい感情を得るためだとわかっていればケンカにはなりません。「じゃ、並ぶのはやめてどこかで食事をしようか」と提案すれば、楽しい一日を過ごせるのです。目的は「いい感情」を得ることだということを忘れないでください。

05.
「得たい感情」をベースに
デートプランを考える

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デートの予定を立てるとき、ほとんどの人は「どこへ行くか」「何をするか」ばかりを考えて「得たい感情」を考慮に入れません。計画の段階から「行動」ではなく「感情」にフォーカスするように心がけてください。パートナーにも「どこへ行きたいか」ではなく「どんな感情を得たいか」と相談しましょう。

「ワクワク、まったり、ラブラブ、この3コースだったらどれがいい?」「今夜のディナーは、いつもの和食屋、駅前の洋食屋、渋谷のバイキングのどれがいい?」こんなふうにフレームを作ってあげると相手も答えやすく、はずれがありません。

また、定期的に新しいパターンを入れると、脳が刺激を感じ、マンネリ化を防ぐことができます。

06.
「幸福のサイクル」を見極めて
定期的にケアをする

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男女が良好な関係を保つには円滑なコミュニケーションが必要ですが、いつも恋人を優先するわけにはいきません。とくに男性は独りの時間が欲しいもの。「どれだけの間、相手を放置しておいても大丈夫なのか?」これがわかれば男性のストレスは大幅に軽減できます。

女性には一人ひとり固有の「幸福のサイクル」が存在していて、どれくらいの頻度でイベントを入れればいいかがほぼ決まっています。たとえば私の知人は奥さんを週に1度フレンチに連れていくそうです。すると、その1週間はご機嫌が続いて、帰れない日があったりしてもカンカンに怒ったりはしないそうです。

ぜひパートナーの「幸福サイクル」を見極めることをおすすめします。

ちなみにこの長さはモテ度に比例していて、美人でチヤホヤされ慣れている人ほど短い傾向にあります。

なぜか、自動的に幸せになれる72の習慣
コンテンツ提供元:サンマーク出版

小山竜央/Tatsuo Koyama

株式会社ライブクリエイト代表取締役、講演会コンサルタントとして活躍すると同時に、後進の指導を行う。指導した延べ人数は5万人以上。何千人ものセミナー講師を日本全国に送り出している。

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。