「自分の心と直感に従う、勇気を持ちなさい」。スティーブ・ジョブズに学ぶ10の哲学

本日10月5日は、スティーブ・ジョブズ5回目の命日。いま思い出しても、その一挙一動に、どれだけの人が夢中になったことでしょう。

優秀なセールスマンであり、素晴らしい演説家でもあった彼の言葉には、つねに驚くような知恵が詰まっていました。ここではその発言をピックアップした「inc.」の記事を紹介します。

01.
毎朝、鏡の前で問いかけた
「今日が人生最後の日なら…」

「過去33年間、毎朝鏡の前で自分に問いかけた。

"今日が人生最後の日だとしたら、これからやろうとしていることを本当にやりたいと思うだろうか?"

もしもNOと答える日がしばらく続いたなら、それは何かを変える必要があるという証拠だ」

この言葉を、毎日肝に銘じながら生活するのは難しいことかもしれません。でも、生活にだって選択肢があるもの。どうせなら賢く選びたいものですね。

02.
「点と点」は
後になって繋がる

「これから現れるであろう点と点を事前に繋ぐことなんてできない。それは、あとになって初めてわかることだ。これから出会う点が、将来どうにかして繋がると信じるんだ。

何か信じるものを持つことだ。直感や運命、人生、カルマ、なんでもいい。それで失敗した試しはない。わたしの人生にあらゆる変化をもたらした方法だ」

03.
フォーカスするとは
「NO」と言うことだ

キャリアの中では、「Yes」と言い続けることよりもよっぽど大切なことかもしれません。

時間には限りがあります。リソースも同じく有限です。本当に達成しなければいけないことがあるのなら、もっと大切に使うべきですよね。

04.
成功者と呼ばれる人々は
自分の仕事を愛している

「成功している人間たちは、みんな自分のやっていることを愛している。だからこそ、タフな状況でもやり抜ける。そうでないものは途中でやめてしまう。それがふつうだ」

好きこそ物の上手なれ。だからこそ、どんなことがあっても続けることができたのでしょう。

05.
うまくいったら
次に取り掛かれ

「もしも何かを始めてそれがうまくいったなら、次だ。同じ場所で長く闘っていてはいけない。次に取り掛かるべきことが何か見極めるんだ」

多くの人が、過去の成功に落ち着き、今に集中して安心してしまうもの。しかし、平穏を保つのではなく、次のチャンスを掴まなければ。

06.
大きな仕事は
ひとりでは達成できない

「偉大な仕事には、チームや人々の助けが必要だ」

ジョブズは自身のビジネスモデルがどれだけ「ザ・ビートルズ」に影響を受けていたかを話したことがあります。それぞれのメンバーが欠点を指摘し合いバランスが取れていたたため、個々を合わせたものよりも優れていた、と。

ただのチームワークではなく、優秀な人々に影響されながら成長していったことで、継続的な成功を手に入れていたのでしょう。

07.
愛する仕事をしていれば
人生に満足できる

「仕事は人生のなかでも大きな割合を占める存在になる。人生に満足するための方法は、"いい仕事"をすることだ。そして、"いい仕事"をするために必要なたった一つの方法は、仕事を愛することだ。まだ見つけられていないのなら、探し続けるんだ。妥協するな。すべての恋愛がそうであるように、見つけた時にわかる」

興味がなく、好きでもない仕事をするには、人の一生は短かすぎるのかもしれませんね。

08.
挫折しても
信念を忘れるな

「時には、ブロックで頭を殴られるようなことがある。それでも、信念を忘れるな」

ジョブズは一度、自身が立ち上げたアップル社をクビにされています。その時のことを彼はこう語っています。

「人生最大の転機だった。成功者としての重圧から解き放たれ、イチからの再出発になった。先のことは検討もつかなかったが、人生で最もクリエイティブな期間に突入した」

09.
死と向き合うことは
迷いをなくす最善の策

外部からの期待、プライドに対する恥や失敗、死への畏れ…。彼は、本当にそれが恐れるに値することなのか、不安を感じることなく判断できたのかも。

10.
心に従う勇気を持ちなさい
それ以外は二の次でいい

「心と直感に従う勇気を持ちなさい。それは、あなたのなりたいものが何なのか知っているものだ。それ以外は、二の次でいい」

死を意識すれば失うものなど何もなく、心に従わない理由などなくなると彼は話していました。カリグラフィーの授業を受けたり、インド旅行に行った彼ならではの言葉かもしれません。

Licensed material used with permission by Minda Zetlin
Top Photo by Justin Sullivan/Getty Images News/Getty Images
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