仕事を辞める前に、確認するべき「5つのコト」

2016年こそは転職するぞ!と決意して、転職活動にいそしんでいる人。もしくは、今の仕事を辞めてから転職活動をしようとしている人。どちらの場合でも、今の仕事を辞めてしまってから「こんなはずでは…」とがっかりしないために、事前に確認しておきたいチェックポイントを5つ見てみましょう。

1.絶対に辞めなければならない理由はある?

辞める理由

「今の職場が家から遠すぎる」とか、「職場の人間関係に嫌気がさしたから」という理由で、仕事を辞めようとしている人もいるかもしれません。でもそれは、本当に仕事を辞めなければいけないような理由でしょうか?

「もっとステップアップしたい」「ずっとやりたかったことがしたい」というようなポジティブな目的なしで仕事を辞めてしまうと、新しい職場でも同じような不満を繰り返すだけかもしれません。

今の仕事に不満があって辞めるのであれば、マイナス点を無くすためだけに辞めるのではなく、辞めることで人生やキャリアにプラスになる点は何か、よく考えて書き出してみるといいかもしれません。"

2.本当に、今の仕事に未練はない?

「今の仕事内容は好きだけど、忙しすぎるからプライベートを確保したい」「職場環境には満足しているけど、お給料が安すぎる」というように、今の仕事に好きな部分はあるけれども、不満もあって辞めようとしている人は、「本当に辞めてしまって後悔はないか?」を自分に問いかけてみましょう。

すべてがパーフェクトに手に入る仕事など滅多にありません。あなたが仕事に好きなポイントを見出せること自体、かなり幸福なことではないでしょうか。それに結局、どんな仕事をしても、どこの職場に行っても、不満というのは付いて回るものです。

仕事内容、ワークライフバランス、人間関係、お給料、etc。現在の仕事のプラス部分とマイナス部分を天秤にかけて、何があなたにとって一番大事なのかをじっくり考えることで、後から「やっぱり前の仕事の方が良かった」と後悔する確率が低くなるでしょう。

3.辞めた後の生活費は十分ある?

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転職の合間というのは、何かと費用がかさむものです。

新しい仕事が決まっていて、新しい職場の近くに引っ越すのであれば、新居の初期費用や荷物の運搬代がかかります。また、仕事を辞めてから新しい仕事を開始するまでに期間が空いている場合は、無収入で過ごす期間もあるかもしれません。

新しい仕事が決まっていない人であれば、なおさらお金の心配が出てきます。ただ生きているだけでもお金はかかるものです。収入がなくても毎月いろいろと出費はあります。

こういった状況に耐えられるだけの貯金が、今のところ手元にありますか? もし貯金額が心もとないという人は、頑張って貯金をしてから仕事を辞めても、遅くはないのでは?

4.恨まれるような辞め方にはならない?

今の職場に「辞めます」と伝えるタイミング、しっかり考えていますか? ギリギリに辞意を伝えることで引き継ぎ期間が十分とれなかったり、担当業務を投げ出すような形で辞めてしまうと、古巣に悪印象を残してしまうことになります。

「もう関わることもないし、構わない」と思うかもしれませんが、同じ業界内での転職であれば、どこかで昔の同僚と繋がってしまったり、あなたの悪い噂が立ってしまう可能性だってあります。それに何より、どこかで恨まれているというのは穏やかではいられませんよね?

「立つ鳥跡を濁さず」という古いことわざの通り、今の仕事を辞める際には気持ちよく送り出してもらえるように配慮したいものです。

5.辞めてからの具体的な計画はある?

計画

次の仕事が決まっていないけれど、とりあえず仕事を辞めようとしているあなた。辞めてからどうするか、具体的な計画はありますか? 新しい仕事の採用試験を複数控えているとか、資格の勉強を期間を決めてやるなど、行動の期間と内容がしっかり決まっていれば安心です。

また、「ずっと行ってみたかった世界一周に行くつもりで、もう航空券をとってある」というような計画も素敵ですね。仕事をしながらではできなかったことを実行してみるのも、仕事を辞めるメリットのひとつです。

一番よくないのが、「とりあえず何もしたくないから辞める」というパターン。本当にしたいことを見つけるため自分を見つめ直す時間も必要かもしれませんが、2週間もすると確実に飽きて、焦りが出てきます。そして人間というのは焦っていると的確な判断ができなくなるものです。

そうならないためにも、辞めてからの計画をしっかり立てておくのが賢明です。

仕事を辞めるというのは、誰の人生にとっても大きな転機ではないでしょうか。そんな大事な決断をする際に、つまずきたくはないですよね。大きな転機を素敵なチャンスにするために、ぬかりなく事前確認をして、仕事を辞めたあとにやってくる状況変化に備えましょう!

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。