【karrimor】山への衝動を駆り立てる、アンナプルナ周遊の記録

写真を見て感動した場所へ、実際に足を運ぶ。交通網の発達した現代では、難しいことではない。しかし、雑誌『terminal』に掲載された風景を体験できる人は限られている。

「アンナプルナ」地上で最も高い場所――ヒマラヤ山脈の中央、東西約50kmにわたる山群。サンスクリット語で「豊穣の女神」の意。

ここを歩き、登るには、体力・知力・経験・勇気といった能力に加えて、シリアスな環境に耐えうるウェアや装備も必須となってくる。

『terminal』による写真の裏側には、それらをすべて兼ね備えた二者が介在している。

アルピニズム発祥の国イギリスで生まれ「その精神そのもの」とまで評される「karrimor」。ファンクショナルな部分はもちろん、フィロソフィーまでを登山家と共有する希有なアウトドアブランドだ。

一方の写真家の谷口京氏は、雑誌や広告、CDジャケットを手掛けるだけでなく、アフガン復興支援にも関わるなど、ワールドワイドな活動で知られる。

両者が誘う、嶺の向こう側。

これはただの絶景写真ではなく、壮大な自然のドキュメントである。

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タルプチュリ(5697m)の北西稜。別名テントピークと呼ばれ、ヒマラヤ登山の登竜門として知られる。

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アンナプルナ北嶺の難所メソカント峠(5400m)よりダウラギリ(8167m)を望む。サンスクリット語で「白い嶺」と呼ばれるこの山もまた、多くの登山家を拒んできた。

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タルプチュリ頂上直下。標高こそ高くはないものの(あくまで周囲に比べて、だ)、ダイナミックな登山がこの山の魅力。

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標高4750m付近の夜明け。冷えた身体に力を与えてくれる太陽の存在感が際立った写真だ。

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タルプチュリ北稜から足元を写した一枚。嶺を越えた後、山は下りる時のほうがリスクが大きい。

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アンナプルナ南麓の農村風景。下界からは隔絶された山岳民族が暮らす風景。氷雪の世界を越えてたどり着いた登山家の目には、それが辺境の地ではなく、心を癒す温かな緑豊かな地に写る。

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アンナプルナ山塊北東のヒマラヤ最深部、チベット国境痴態にあるプーガオン村。長く外国人の立ち入りが制限され「禁断の村」では伝統的な生活が今も続く。写真は村に薪を届ける男性。手にしているのは糸車だ。

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ナーと呼ばれる村。月の出の瞬間。その日最後の光に嶺を染めているのは、カンガル・ヒマール(6981m)。

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タルプチュリのベースキャンプにて。背負っているのは「karrimor」のjaguar60+10。縦走登山も想定したバックパックは、身体にフィットするオリジナルシステムを搭載している。

 

k a r r i m o r             2 0 1 4 s p r i n g   &   s u m m e r

嶺 の 向 こ う 側 へ         -          beyond the summit

 

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