オランダ国家警察が、悪質なドローンを「鷲掴み」しようと検討中!

まずはこの動画を見てみよう。

これは新たにオランダ国家警察が採用を検討している、猛禽類によるドローン捕獲訓練の映像だ。

悪質なドローン対策に
「ワシ」を抜擢!?

IEEE Spectrum」にその詳細が書かれている。近年ドローンは手頃な値段で誰でもカンタンに手に入れられるようになった。そのぶん、悪質なイタズラに利用される可能性が高まる。つまり、その対策として、飛行物を捕獲する習性を持った猛禽類を利用しようというのがこの試みだ。

たとえば、捕獲したドローンを人間のいないスペースへと運び、クチバシで何度かつついて安全を確認すれば褒美が与えられるといった仕組み。もともと「Guard From Above」社が訓練を行なっていたものだが、当局が同社との提携を検討している。

プロペラによって鷹が傷つく可能性があるのではないかと懸念する声があるが、「Guard From Above」社は、猛禽類の鉤爪が非常に強固なものであることを主張、当局がオランダ応用科学研究機構と共同で、リスクを想定しながらテストを行なっている段階であると回答した。

訓練は少なくとも数ヶ月間行われ、採用の可否が検討される。正式に採用されれば、世界で初めて猛禽類を使ったドローン捕獲法となる。2016年1月31日にオランダ国家警察が公式発表した。

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