空中・水面・水中を自由に動けるドローン「ルーンコプター」

165カ国から計1017のエントリーが集まったドバイのドローン大会で、オークランド大学開発の「ルーンコプター」が見事賞金100万ドル(約1億1,200万円!)を勝ち取りました。なんとこの機体、空中はもちろん、水面を走り、水中にも潜れるんです。

防水機能がついただけ…と思うかもしれませんが、プロペラを水空両用で稼働させることはとてもむずかしいと言われています。空気と水では、羽にかかる負荷の差が大きいため、その強度、回転速度の緻密な調整が必要に。動画を見てみましょう。

水中に潜る際には一度プロペラを止め、機体を水中に落とします。潜水モードはそれから。YouTubeページにある同大学のコメントによれば、プロペラの回転速度を160回転/分以下に制限して、故障を防いでいるそうです。

いまだ詳しいスペックは公開されていませんが、遠隔操作で、水中探査・水質調査・救助などができるようになるため、その応用範囲には期待大。水没の心配がなくなるだけでも大きなポイントですが、人間が立ち入ることのできないエリアでの作業など、大きな役割を担うことになるかもしれませんね。

Licensed material used with permission by Oakland University
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。