いつだって「ご機嫌な女」でいるための、ちょっとした法則

ANA客室乗務員時代、皇室や各国国家元首など世界的なVIPの接遇担当に度々抜擢されていた里岡美津奈さん。「その場の感情に左右されず、いつも気持ちが安定していたこと」が選ばれた理由だと言う彼女が、いつも安定した気持ちをキープするヒントをまとめた書籍が『いつもご機嫌な女でいるためのちょっとしたコツ』です。その中から「ご機嫌な私」を作る方法を厳選して紹介!

今この瞬間を楽しみ、今が一番いいと思える人になる

お茶を飲んでいて茶柱が立っているのを見つけたら、どう思いますか? たぶんいつものあなたなら、「あ、ラッキー! 何かいいことあるかも」と思うのではないでしょうか。 でも、もしも虫の居所が悪かったら「茶柱が立ったくらいで……。 どうせ何も変わらないでしょ!」と真逆の反応になるかもしれません。

同じ状況でも、ごきげんなときは「ラッキー」と嬉しくなり、不機嫌なときは「どうせ……」とネガティブになる。 どう考えても、ご機嫌な人の方がハッピーを引き寄せられそうですよね。

毎日、こんなふうにご機嫌で過ごせる人は、さらにご機嫌な状況を引き寄せられるようになります。特別なことでなく、思い方、考え方ひとつで状況は変えられるのです。

ポジティブすぎも、ネガティブすぎもダメ。いつも真ん中の「中庸」を心がける

「中庸」は、何事もやりすぎてはいけない。 かといって、遠慮しすぎるのも良くない。 適度にバランスのいいことが最高の人徳だ、という意味です。要は「偏るな」という意味だと私は捉えています。

何かがあったときに、感情が伴うのは当然。 いいことがあったとき、嬉しさのあまりテンションが高くなることもあれば、辛いことがあってネガティブになることもあります。 それは仕方がないし誰でもあることだけれど、心の針がグラグラと振れてばかりでは疲れてしまいます。 さらに、周りの人はどう対応していいのか分からない、ついていけないと感じてしまいます。 

そこで肝心なのが、いつも真ん中の「中庸に」を心がけること。 自分自身がとってもラクに生きられるようになり、一緒にいる相手も楽しいはずですよ。

今日からしばらく、「私は、幸せ!」と言い続ける

いつもご機嫌でいるなんて難しい。 そう思う人は、今日からしばらく、「私は幸せ!」と言い続けてください。 え?「そんなふうに思えるはずないでしょ」って? いいんです、はじめは思えなくても。

これは、ふだん自分が口にする言葉を矯正するレッスンでもあるのです。 言葉は、脳と密接につながっていて、だからこそ、自分が口にすることって、まわりまわって自分に返ってくるもの。 ということは、「私は幸せ!」と言い続ければ、幸せな状況がやってくると思いませんか?幸せになるのって、こんな簡単で単純なことなんです。

仕事では実力の8割が出せればOK!

どんなときも感情が安定していてご機嫌な人は、仕事の成果も一定以上をキープしています。 「一定以上」とは、いつも80点、90点あたりの結果が出せるという意味です。 かといって40点程度で「まあ、いいか」と適当にやるわけでもない。 80点、90点あたりの結果がコンスタントに出せる人は仕事にムラがない人です。

私は「実力の8割が出せればOK」と考えています。 いつも100点を出さなければならない!と自分を縛ると、100点に至らなかったときに感情が乱されてしまいます。「いつもパーフェクトでいられるはずはない」ぐらいのスタンスで感情を一定に保ちつつ、日々の仕事にリラックスしながら取り組めば、先方も納得できる8割以上をキープできると考えています。

自分の中で、価値観を明確に持つ

私はこう思っていたけど、あの人がああ言ってた──。
みんながこう思ってるから──。

人の意見に振り回されて、いつまでも決断を下せないのは他人の価値観に左右されやすい人の特徴です。 他人の価値観でいろんなことを決めてしまうのは、自分の判断に自信が持てないからかもしれません。 しかし、他人の価値観で生きるほど生きづらいことはありません。 自分の人生も自分の幸せも、自分で決めていい、「自分が生きたいように生きていいんですよ」と、私は声を大にして言いたいです。

『いつもご機嫌な女でいるためのちょっとしたコツ』(著:里岡美津奈)

ご機嫌な人のまわりには、幸運も人も集まってきます。とびきり「ご機嫌」な人生を送る秘訣は、いつも「ご機嫌」でいること!皇室や各国国家元首などVIPを担当した伝説の元トップCAが教える、不機嫌を断ち切り、ご機嫌な毎日にシフトする最強の引き寄せ法則が詰まっています。

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。