低予算「コンクリートブロックの家」が、建築賞を2つも受賞!?(ブラジル)

サンパウロ郊外Vila Matildeという街に建てられた、ある小さなおうちが、栄誉ある国際的な建築賞を受賞しました。それも2つ。幅わずかに4.8メートル、奥行き25メートルのモダンな長屋、まずはその内装からどうぞ。

陽の光が奥まで届く
コンクリートブロックの家

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この家の特徴はブロック塀に使用される、あのコンクリートブロックを壁一面に積み上げ建物の構造としているところ。

1階はリビング、トイレ、キッチン、洗濯置き場、ベッドルーム。そして長屋の奥にまで陽光を行き届かせる中庭が、建物全体に個性を与えているようです。

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植物も多く、気持ちよさそう。

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2階はゲストルームのほか、将来菜園として使えるスペースなんだとか。

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こちらがオーナーのDalvaさん。

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のんびり星を眺めながら夕涼み。なんてことが日常になりそうな中庭。夜はまた違った表情を見せてくれます。

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シンプルで無駄のない間取りが
ダブル受賞の決め手?

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細長〜い土地に、延べ床面積95平方メートル。この独特の立地条件を逆手にとって建てられたDalvaさんの家は、スペイン政府主催の建築賞「BIAU」と、「ArchDaily building of the year 2016」における戸建部門を受賞しました。

とくに後者は、世界の建築業界の動向を伝える「ArchDaily」において、読者投票で決定するもの。「シンプルに美しい!」「ブロックの配置に脱帽」などの高い評価が集まったようです。

ところがこの家、じつは崩壊寸前のオンボロ住宅を一新させたものだったんです。

「今にも崩れるんじゃないか
心配になるような家でした」

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Worldcrunch」が事の真相を伝えています。

前述のオーナーDalvaさんは、メイドとして働きながら数十年間この場所に住み続けてきたそうです。生活するのがやっとの賃金、次第にガタがくる我が家に、リフォーム資金も乏しく、劣化だけが進行し、今にも崩れそうな状態だったんだとか。衛生的にも決して良いと言えるコンディションではない中でのギリギリの生活。

とても住み続けられる状態ではなかった。とDalvaさんの息子。そんな母を見かねて彼は、今回デザインを施工した建築事務所「Terra e Tuma Arquitetos」へ。なんとか低予算で家を建てられないか、相談をもちかけたんだそうです。

知恵と工夫が生んだ美しさ

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わずかばかりの貯金を託し、建築が始まったのは2014年。崩壊寸前の家屋は取り壊され10ヶ月後、コンクリートブロックを基調とした、全く新しい家へと生まれ変わったという訳です。

予算が限られた中、比較的低コストで手に入るコンクリートブロックを壁面素材に用いるアイデア、近隣のくたびれた住宅と比較すると、明らかに異質。それでも、美しさを兼ね備えたモダンな様相が静かに佇む姿が印象的ですね。

All photo by:Job Materno

Reference:Worldcrunch
Licensed material used with permission by Job Materno
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