お金との付き合いは、ほどほどにしたいものですね。そんな10の名言

生きていくには、確かにお金は必要です。

でもだからといって、お金に振り回されるような人生は避けたいですよね。

ここでは名言ハンターの大山くまおさんの著書『「がんばれ!」でがんばれない人のための“意外”な名言集』より、「お金」に関する名言をピックアップ。きっとお金との向き合い方が変わるはず。

01.

金を使い、かつ貯金する人は、もっとも幸せな人である。つまり、彼はふたつの喜びを持つからだ。

お金との付き合いは、ほどほどにしたいものですね。そんな10の名言

イギリスの文学者であるサミュエル・ジョンソンの言葉です。何も考えずに無駄遣いするのはよくありませんが、貯金や倹約が絶対に良いとも限りません。お金の使い道を把握し、しっかり使った上で堅実に貯金すべきなのです。

02.

本当に重要なことだけを選んで、それ以外には「ノー」と断ることも大切だよ。

ご祝儀貧乏になり、友人の結婚式を心から祝えない…当事者にとっては大問題ですよね。たいして親しくない知人や同僚に何万円も払うなんてバカバカしいけど、不義理を働いたように思われるかもしれません。そんなときは、投資の神様ことウォーレン・バフェットの言葉を思い出しましょう。使うべきところは使う、使わなくていいところでは使わない。それでいいと思います。

03.

お金を使った後で、残った分を貯金するのではない。
貯金したあとで、残った分を使うのだ。

世界一の投資家であり、純資産が620億ドル(約6兆4360億円)という世界有数の資産家、ウォーレン・バフェットの言葉をもう一つ。非常にわかりやすい言葉ですよね。まさに「絶対に貯金できる必殺法」です。

04.

何かを強く欲する前に、現にそれを所有する人がどれだけ幸福かを確かめておく必要がある。

我々は急に金回りがよくなった人を、つい「うらやましい!」と思ってしまいます。フランスの貴族で文学者のラ・ロシュフコーは「何でもかんでもすぐにうらやましがるんじゃない」と釘をさしてくれています。他人を見て、自分もお金持ちになりたいと思うなら、まず本当にその人が幸せに生活しているのか確認したほうがいいでしょう。

05.

NYに来た時は飛行機に乗るのも初めてだったし、NYのタクシーも初めてだったわ。ポケットに35ドルでここに来たのよ。私の人生の中で行った、もっとも勇敢なことね。

世界的に有名な女性アーティスト、マドンナが初めてNYに降り立ったときのエピソードです。お金がなければ幸せになれないわけではありません。お金がなくても前進はできます。「自分の手で自分のために稼いで、快適に生きる」。その気概は忘れずにいたいものです。

06.

お金を稼ごうと思ったら、お金を使わなければならない。

古代ローマの劇作家であるプラウトゥスの教えはシンプルです。お金を稼ぎたければお金を使えと説いています。お金を稼ぐことに慣れていない人は、極力出費を抑えながら、お金を稼ごうとします。しかし、それでは失敗してしまうでしょう。

07.

微笑と握手には金も時間もかからない。そして商売を繁盛させる。

マーケティングの先駆者と呼ばれたジョン・ワナメーカーの言葉です。なんだか今流行しているアイドルの握手会を連想してしまいます。もし、この言葉を知っていて言っているのだとしたら、ちょっとすごいですよね。

08.

諸悪の根源はお金そのものではなく、お金に対する愛である。

お金と人間の複雑な関係を一刀両断したのがイギリスの作家、サミュエル・スマイルズ。使うあてもなくお金をかき集めようとしたり、財テクで残高を増やしてニヤニヤするような真似はやめておけということです。愛情はお金ではなく、お金の先にあるものに注ぐべきなのでしょう。

09.

人間は、もっとも多くの人間を喜ばせたものが最も大きく栄える。

現代にも通じるシンプルな真理を突いたのが、江戸幕府の初代征夷大将軍である徳川家康。効率よくお金を稼ぐことばかり考えないで、まずは「人を喜ばせる」ことを実行し続けるのも一つの手ではないでしょうか。

10.

倹約はたしかに美徳であるが、度を越すとけちになり、卑しくなって、かえって正道を損なう結果になる。

中国明代の作家、洪自滅の言葉です。稼いだ金を無駄遣いしてしまうのは感心できませんが、かといって「ケチ」と言われるまで倹約すると「卑しく」なってしまいます。同僚や友達との付き合いがあるならば、倹約のために断らず、ほどほどにお金を使って遊んでもいいと思います。

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。