もしも「裸の人」が街を歩いていたら?その答えを探るインスタレーション

ニューヨークの観光名所として、賑わっている「ハイライン」には、たくさんのアート作品が並んでいます。ただ、今回紹介するヌードは、その中でも多くの人の記憶に残る強烈なもの。

「この先、ヌードで日光浴してる人がいますよ」

Medium 662949e9d7a06c05e6e2b2dca2359a7a7e18ddc2

ハイラインは、ブルーボトルコーヒーなど、ストリートカルチャーでもハイレべルなショップが出店するような特別な公園です。クリエイティブな若者が集まる街、チェルシーを縦につらぬく素敵な場所ですが「この先、ヌードで日光浴してる人がいますよ」の看板が…。

そんなまさか。NYだし。

うわ、本当にいた。

Medium 73fe9024b5b636344cf4cb7613f957526ff25263
突如ハイソな公園に現れた裸の中年男性。白ブリーフの垂れ具合といい、とても不気味です。これが「ヌードで日光浴」の正体?
 
彼は、T・マッテリさんによる作品のひとつで、ハイラインに設置されているインスタレーション「スリープウォーカー」。ハイパーリアルな彫刻作品であり、本当に人間に見えるのです。このダマされた感!
Medium 3688741ff0f29b52488599371b0d12d88728ce2f

ペンキの跡が、これまたリアル…。

Medium 8ac4266250911dad9f031619241b809370ac0a47

そして肌感。いや質感。

Medium 3c778479514310c48c0a46667096b559cf610004

動き出すんじゃないかとおっかなびっくりですが、つい近づいてみたくなります。

リアクションせずにはいられない「存在感」

このアートを見て、すぐに「何か」を理解できる人は、なかなかいないでしょう。選択肢としては、よくできた人形か、もしくは人形のフリをしたパフォーマー。
 
だから、これを見た人たちはまず、人間なのかどうかを慎重に確かめはじめます。微妙に動いていないかどうか、肌の質感はどうか。おそるおそる触ってみて、ようやく人形だということに気づきます。
 
この「スリープウォーカー」の前では、ほとんどの通行人の足がとまり、さらにいえば、ほとんどの人が何かしらのリアクションをとっていくのです。
Medium 52f48c4945db9d8b0876b4342aea1406f1e4cd81

ハグしてみたり、一緒にセルフィーを撮ったり。そうこうしているうちに、気付かされるのです。「もしかして作家は、鑑賞する人を含めて、ひとつの作品にしたかったのではないか?」と。

ベルリンの、とあるアートギャラリーの入り口に大きな砂文字のアートが飾られました。まるでギャラリーへの侵入を妨げるように置かれています。なぜ、こんな邪魔にな...
カリフォルニアには、LA以外の近郊の街にも魅力的な場所がたくさんあるので遊びにいくことが多いのですが、今回もサンフランシスコからサンタモニカに戻るまでに「...
リノベーションや、街のリ・デザインはいまや世界的なブーム。日本の木造家屋ではなかなか何度も使用用途を変えることはありませんが、石造りの欧米ではそのブームも...
ニューヨークを好きになったきっかけは『Sex and the City』だった。キラキラした大都会で、主人公のキャリーが気取らないリアルな毎日を送っている...
海外旅行に行くとき、どうしても気になるトイレ事情。日本のトイレは世界一とも言われますが、海外ではそもそも無料でトイレに行ける場所が限られていたり、日本のよ...
オーストラリア・シドニー在住のアーティスト、Miguel Marquezさんは、屋外にちょっとしたサインを掲示する作品を手がけています。まるで“公的な機関...
誰もが憧れる場所で暮らすMarcela Nowakさんの楽しみは、深夜に家の近くを歩き回りながら撮影をすること。昼は多くの人で賑わう「華やかな街」、夜はネ...
フランスの地方都市ナントにある広場、「Place du Bouffay」にいきなりローラーコースターのようなものが現れ、話題になっています。しかし、よく見...
誰もが目にしているはずなんだけど、見過ごしてしまうような街の風景。それをアート作品に昇華させるMichel Pederson氏。2013年から、このインス...
大都市、ニューヨーク。もちろん誰もが知る街だし、周りを見渡せば詳しい友人のひとりやふたり、いるかもしれません。でも、実際に訪れたことはありますか?一体どん...
「卒業旅行は、海外でアートに浸りたい!」思い浮かぶ候補地は、ニューヨーク、ロンドン、パリ、フィレンツェ…あたりだろう。美術館でじっくりと鑑賞する。勿論、そ...
街全体をキャンバスにして描いた大きな「壁画」が、メキシコのパルミタスというところにあります。下の写真からは、“ドラッグや暴力が蔓延していた場所”という印象...
肌と肌が触れ合うスキンシップは、人をリラックスさせる効果があり「ハグした相手のことをより信頼しやすくなる」という研究結果があると言います。それを確かめるべ...
デジタルアート界の巨匠、ミゲル・シュヴァリエによる大がかりな「花」のインスタレーションが評判を呼んでいる。舞台は上海の「ジン・アン・ケリーセンター」。当地...
実在するモノに映像をシンクロさせるプロジェクションマピング全盛の現代。もしかしたら、このアーティストの存在がなければ、今日ここまでのデジタルアート興隆はな...
今ロンドンで話題となっているレストラン、テーマは「解放」。なんと裸で食事ができるんです。いまだ完成を見ないため設計のコンセプトから想像するほかありませんが...
ニューヨークに訪れたら定番の観光スポットも回ってみたいとは思うけど、写真で見たことのある場所に行くだけじゃ、少し物足りないと思うのも事実。ポーランド出身の...
夢の中でなぜか裸になっている。しかも、そこに違和感はなく、自然に振る舞っている…なんてことはないでしょうか。現実ではあり得ないですが、夢の中でも裸になって...
どうやら巷では、自宅では裸で過ごす“裸族”が増えているそう。タレントのなかにも、実践者が多いらしく、美容や健康に良いとか。精神的にも開放感を満喫できるのも...
大英博物館やテート・モダンなど、名だたるミュージアムを数多く抱えるロンドン。先日、この街のとあるギャラリーで開催されたのが、犬のための現代アート展です。「...