「カラダとココロとオカネについて、私が考えていること」スプツニ子!

研究室の先輩に片思いする女の子が遺伝子工学で世界に一つだけの「運命の赤い糸」を開発する『運命の赤い糸をつむぐ蚕・たまきの恋』、青年が女性の生理現象を体験するという『生理マシーン、タカシの場合』、NASAの協力のもと制作された『ムーンウォーク☆マシン、セレナの一歩』などなど。

アーティスト、スプツニ子!さんの作品は、いつだって斬新で、観る者に衝撃を与えてくれます。

ここでは、そんな彼女にアートについてではなく、日常に関係のある3つのこと「カラダ、ココロ、オカネ」についての考え方を伺いました。

普段の彼女のアートワークからは想像しにくい部分ですが、とってもスプツニ子!さんらしいロジックがあって、思わず頷いてしまいます。

「カラダは徹底的にケアする。制作中はサイボーグかってぐらい働かないといけないので(笑)」

どんなに夢やビジョンを持っていても、健康が損なわれると、叶えることができないかもしれない。だから、私はカラダは徹底的にケアしています。

まず、週2,3回パーソナルトレーナーについてもらっての運動、ご飯はタンパク質と野菜を中心に、睡眠はなるべくたくさんとります。体脂肪などのデータは定期的に測ってクラウドで管理…とはいえ、ジムに行けないほど忙しい時もあります。それでもテレビでTEDや映画をみて脳を鍛えつつ、ダンベルを持ってカラダも鍛えたり(笑)。

作品制作に集中している時は、サイボーグのように熱中して働いてしまうので、それに備えて日常的に体力作りをしています。

ちょっと極端なんですが、自分の望む人生を生きるために、まずはカラダですね。

「一般的な幸せが自分に当てはまるとは限らない。幸せかどうかは、自分に聞く!」

日本って社会として人種や宗教に多様性があるほうではなくて、コミュニティのほとんどが日本人で、文化圏も共通している。だから「みんなと一緒だよね」っていう意識がアメリカのような移民国家より共有しやすい社会だな、と思うんです。

その反面、ハーフで日本の小学校に通っていた私は、幼い頃に外見や言葉だけでいじめられてしまったので、それこそ周囲に合わせて「もっと日本人らしくしよう」と必死になったこともありました。

でも今、そういった「排他される痛み」を知っているということは、自分の武器だと考えています。ハーフという自分ではどうしようもないことでいじめられた経験から、私は他の問題で苦しんでいるマイノリティの人に共感できるようになれたと思うし、大勢が信じている常識にもひずみや問題があるということが、感覚的にわかるようになったと思うんです。

だから、私は幸せかどうかは自分に聞きます。それが、一般的、常識的な幸せじゃなくても気にしない。自分が幸せと思えるかどうかを大事にします。

友だちがどう思っているかとか、人の評価を気にする人っていますよね。でも、幸せがどんなものかは人それぞれ違うはず。ちゃんと自分のココロに聞くことが、大事だと思います。

「金銭面での不安があると、人生における大事な判断を誤ってしまう」

アートの世界では、「芸術とオカネを切り離して考えるべき」と考えている人もいるんですが、私は違う意見です。

初期の頃から、オカネと向き合って活動しようと思っていました。

作品制作する際は、ベンチャー企業の社長のようにスポンサーになりそうな企業やコレクターをまわりますし、活動のためのビジネスモデルも考えます。プライベートでも保険や資産運用についてきちんと考えているほうだと思います。だからこそ、常にチャレンジできるんです。手元にお金がなかったら、純粋に作品制作に没頭できないかもしれません。

例えば、資格をとろうとか、転職をしようと思っても、金銭面で余裕がなかったら「できない」となる。私自身、余裕がなかったら、本当にやりたい仕事以外のことに時間をとられて、キャリアが停滞してしまうかもしれない。オカネに不安があると、人生における大事な判断を誤ってしまうことって、結構あると思うんです。

「清貧」って言葉を美化しすぎちゃうのは危険だと思うんです。オカネだけで幸せになれるわけではないけれど、オカネが自分のやりたいことを実現するため、夢を叶えるために必要になっているケースは沢山ある。

それにしても、オカネに関することってカラダやココロを健全に保つことに比べて簡単だと思います。ゼロになってもチャレンジすることは法律的に可能だし、保険も資産運用も考えて情報収集すれば、ある程度コントロール可能なんですから。それに比べてカラダやココロのほうが、よっぽど難しい(笑)。それが私のオカネに対する考え方ですね。

スプツニ子! 現代美術家 1985年生まれ。インペリアル・カレッジ数学科および情報工学科を卒業後、英国王立芸術学院(RCA)デザイン・インタラクションズ専攻修士課程を修了。在学中より、テクノロジーによって変化していく人間の在り方や社会を反映させた映像インスタレーション作品を制作。最新作は「第3回瀬戸内国際芸術祭」常設作品『豊島八百万ラボ』。現在、株式会社 ボン イマージュ(www.image-tokyo.co.jp)所属。

常に自分のやりたいことにチャレンジしているスプツニ子!さん。ご本人の言葉を借りるなら「チャレンジしないほうがリスク」というほどです。

けれども、お話を伺ううちに、そのための準備はしっかりとなさっていることがわかりました。

じつは、ここで話を伺った「カラダ、ココロ、オカネ」は、メットライフ生命が考える「ヘルス&ウェルネス」の構成要素です。より充実した人生を送るために、カラダの健康だけでなくココロが健全であること、そして経済的なリスクや不安を軽減することも大切。

メットライフ生命は、万が一の保障に備えるだけでなく「健康に生きるための保険」でありたいと考えています。そのためには、オカネだけでなく、カラダとココロも大事な要素。まさにスプツニ子!さんが、文中で語っている通りです。

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