やさぐれ気分の夜は、メタルバージョンの『月光 第3楽章』をどうぞ

むしゃくしゃするときの発散法はいろいろあります。お酒を飲む、クラブで踊りまくる、ヒトカラでもいいし、パーっと遊ぶのもアリ。

そこに肩を並べるような「爆発力&疾走感」、これが私の第一印象。それゆえ、やさぐれた夜にヘッドホンで聴いて欲しいとオススメしているのです。

ベートーヴェン作
『月光 第3楽章』を
ヘビメタ調にしてみた

右手の指で指板の弦を叩きつけたり、つま弾いて音を出すことを「ピッキング奏法」と言うらしいのですが、そんなテクニックの話はもうどうでもいい。だってもう、右手だけじゃなく左手もどうなっているのかさえ、シロウトにはよく分かりません。

けれど、それを髪の毛をふり乱すでもなく、大口を開けて舌を出すでもなく、表情ひとつ変えずにひょうひょうと弾いてしまうんだから。もちろん、スタッズだらけの革ジャンだって着ずに。

このギタリスト(メタラーではない)Tina Sさんの名を知る人も多いでしょう。知らなくても、超絶テクに興味を持った人はこちらの動画で彼女の成長ぶりをおさらいしてみては。

ちなみに、こちらが
ピアノバージョン

20世紀に活躍したドイツ人ピアニスト、ヴィルヘルム・ケンプによるピアノソナタ。比べてみれば、その忠実さがよく分かります。

もしもベートーヴェンの時代にエレキギターがあったなら…。なんて想像は、さすがに飛躍しすぎか。

Licensed material used with permission by Tina S
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。