「合成なし」と聞いても信じられないほど、ファンタジーな写真たち

まずはこちらの、シュールレアリスムの絵画のような、ファンタジックな世界を表現した写真をご覧ください。

Medium d2211c80a1a4bc6cdd9e7d4cd3ae4020949bb97a

森の中に突如現れる部屋のような空間。ドアからはシマウマが顔を出し、ヴィクトリア調を思わせるドレスを身につけた女性は、ウサギを抱いて物憂げな表情をしています。

いろいろなイメージをつなぎ合わせたかのようなこの写真。どうやって撮ったのか不思議に思う人もいるでしょう。ちょっと詳しい人なら「ははあ、別々に撮った素材をフォトショップで合成したんでしょ?」と思うかもしれませんね。

でも実はこの写真、合成を使わず、全て実際にセットを組んで撮影したものなんです。

合成なしで
夢の世界を作り出す

Medium 69e6fde47f4ef604c3e4f56fb02ea7e20072e165

写真家のAdrien Broomさんは、ファンタジックな光景を、合成に頼らず撮影するアーティスト。Broomさんはこうした作品を作り始めたきっかけを次のように語っています。

「もともと私は、コンピューターアニメーションを勉強していました。でもどうしてもCGで作られた物語には感情移入できなかった。現実に形のあるセットを組み立て始めてから、ようやく『これだ』と思えるようになったんです」

CGでなんでも
できちゃうからこそ
輝くリアリティ

Medium 29eaf52132083c2002cefeed9d155ad2e6fc5c6d

フォトショップを含むCG技術はこの10年で目覚ましい発展を遂げ、全く存在しないような世界観を描くことも容易になりました。写真の修正はモデルを別人にしてしまうほどですし、その粋を凝らしたハリウッドの大作映画などでは、現実のセットなのかCGなのか、もはや観客にも見分けがつかないことが当たり前にさえなっています。

Broomさんは、そんな時代だからこそ、本当に存在するセットでしか表現できないリアリティを追求しているそうです。

子供の頃に持っていた
夢と可能性を取り戻す

Medium 736d19d619bb727c1289691e711c37a7def4e567

Broomさんは、次のようにも語っています。

「私はいつも、子供の頃に誰もが持っていた、夢と可能性を取り戻す手助けがしたいと思っているんです。想像力は、魂の散らす火花のようなもの。それはやがて炎となって、素晴らしいものを生み出す。でも大人になるにつれて、そんな遊び心は失われていってしまう。

私のイメージが作り出した小さな欠片が火花となって、見た人それぞれの心の中で、それぞれの物語が紡がれる。それこそ私が求めていることなのです」

それでは、彼女が生み出すファンタジーの世界を、心ゆくまでお楽しみください。

Medium 1e3e37b8df3108167f48e250d0b431c686766f2aMedium bd565e5051e5bbf13bff1861db062a1e3970a39bMedium 55d1b529cc8a6d87672970ad7997e219d814d653Medium 0ef4088ceb404930c869d0dce11db499b13dcd77Medium a29e197d8cdbf68c751c2056828df3850fb9e350Medium d303e92764ac4ea4e977c806af7569624f24f6caMedium d41b3452cd47f2be84ef6c4d5bff014a843f5d2fMedium 828c464bf11313486fd89f43bb1f278c76d554baMedium 281dcca9cab84df29dd67c397aa1484a7cb0af20
Licensed material used with permission by Adrien Broom
それは、風景写真と星空写真の加工作品。「星空アート」の世界観、とくとご覧あれ!実際に撮った写真を編集し「星空アート」を作り上げているのは、「だいなり」の名...
アメリカ・ミネソタ州に住むアーティスト、Christopher Cline(クリストファー・クライン)さんの愛犬ジュジは、世界一大きな「子犬」としても有名...
白い肌、白い髪、白い背景。白一色でまとめられたこれらの写真を撮ったのは、フォトグラファーのYulia Taitsさん。彼女はアルビノの人たちにフォーカスし...
写真はときに、言葉以上のストーリーを私たちに伝えてくれます。ある写真家は、亡くなった夫を写真の中に呼び戻し、実現しなかった家族写真をつくりました。ステファ...
よく東京ドーム何個とか、たたみ何畳とかの例えをされたところで、イマイチぴんと来ることがない。でも、ここに登場する「比較シリーズ」はひと目でそのサイズ感が伝...
「彼らがこの世から消えてしまう前に、その記録を世界に残しておきたい!」。イギリスのフォトグラファーJimmy Nelson氏は、2009年からプロジェクト...
クリスチャン・リヒターは、1979年にドイツ民主共和国で生まれました。ベルリンの壁が崩落したときはまだ子どもで、当時から古い建物を駆け回って遊んでいたそう...
パッとその一瞬に放つ、光のようなもの。美しいと感じる写真には、光を感じてしまう。ほんのり赤く染まったほほや、シミやそばかすをさらけ出し、初々しさがにじみ出...
動物と人との関わり合いをテーマに、長く写真を撮りつづけてきたシャルロット・デュマ。彼女の写真と向き合うとき、そこには、ただ「言葉なく見つめる」時間だけが流...
まるで空に浮かんでいるような瞬間を切り取った「浮遊写真」。Instagramをはじめ とするSNSにたくさんアップされていますが、浮遊姿勢、美しさでいった...
ひたすらに純粋無垢。ファンタジー溢れる。ピュアで胸キュン。これらの写真の良さは色々な言葉で表現できます。が、正直言うと、あえて説明する必要もない気がしてい...
押し入れの奥にしまってある、思い出のアルバムーー。最近は、すっかりデジタルカメラやスマホに移行し、アルバムをめくって思い出を振り返る機会も減ってしまいまし...
写真には「鉄則」ともいうべき、いくつかの構図のルールがあります。簡単にできる、とは言いませんが、少し意識するだけでプロのような写真に近づけるかもしれません...
時に写真は残酷だ。そこに莫大な予算を注ぎ込み、いかに時間をかけようとも、撮るべき一瞬が通り過ぎてしまうこともある。写真家は、職業ではなく生き方だ。その写真...
「どうやったらそんな瞬間撮れるの?」という猫写真が満載の、沖 昌之さんによるインスタグラム。家ににゃんこがいて、毎日シャッターチャンスがあってもこうはいき...
屋根のある場所まで急いで走ろうと歯を食いしばるかわりに、肩の力を抜いて辺りを見渡す。すると、こんな景色が見えてくるかも。写真は、ポーランドのフォトグラファ...
作品は、日本人アーティストの相羽高徳氏によるもの。海外では「Bonsai Tree House」とも呼ばれて話題になりました。盆栽模型とジオラマが組み合わ...
メキシコの写真家、Felix Hernandez Rodriguez(フェリックス・ヘルナンデス・ロドリゲス)さんの写真は、一見映画のワンシーンのようで、...
Googleマップの「ストリートビュー」が歪んでいるようなこれらの写真。じつは、すべて意図的に撮影されたもの。見ればみるほど平衡感覚が失われていく、違和感...
芸術の都パリが持つ魅惑的な風景を映し出すタイムラプス映像。世界には多くの魅力的な都市が存在するが、パリはその中でも最も美しい都市の一つだと言える。イギリス...