「こんな学校に行ってみたい」を本気で考えてみた

あなたは「自分探し」をした経験がありますか?

私は、新卒で入社した大好きだった会社を、一年半で退職しました。ただただ、社会人というキラキラした世界に憧れ「本当にやりたいこと」や「人生で大切にしたい価値観」など、自分の頭で考えもせず、会社が求める人物像に、自身を頑張って当てはめ、他人軸で会社を決めてしまったのです。

情報が溢れ返っている今の世の中では、誰かが敷いたレールの上をただ歩くのではなく、自分の頭で考えて主体的に行動していくことが大切になってきているのではないかと感じます。

勉強には「答え」がありますが、人生に「答え」はありません。だからこそ、頭と心を鍛える必要があるのではないでしょうか。これからの人生を理想的なものにするために、本当に必要で本質的な「楽しい学校」について考えてみました。

01.
学校行事はすべて、生徒が
企画・マネジメント・実行・運営までできる

たとえば、こんなのはどうでしょうか?

予算だけ学校側が決めて、あとは生徒に任せる。入学時に全生徒からやりたい学校行事のアンケートを取って本当に生徒が望む学校行事しかしない。

場所も学校である必要はない。もしかしたら、競場場やコンサート会場、大自然の中かも…。学校という制限を設けず、生徒の創造力を自由に働かせることを優先する。

そうすることで、若いうちから自分で考え、誰かを巻き込み、成し遂げる力を身に付けられる。もちろん強制ではないので、リーダーシップを取りたい有志を立候補制で募り、毎行事ごとに、プロジェクトチームをつくる。

行事が終わったら…、解散!

02.
学食や給食は、オーガニック

たとえば、ご飯は玄米、おかずはオーガニックフード。成長期だからこそ、健康的な食事を取り入れて、資本である身体を大切に。

03.
全生徒に「性格診断テスト」を実施

性格が違えば、指導方法や関わり方も変わってくるもの。たとえば担任の先生は、生徒一人ひとりの性格を論理的かつ正確に把握して、その生徒に合った教育方法で関わっていく。そして、生徒の性格に合わせて、担任の先生も決定する。

04.
特待生の試験は
4分間のプレゼンで想いを伝える

たとえば、話す内容は自由。決められているのは、4分間という時間のみ。想いや志はあるのに、金銭面で諦めてしまう生徒の可能性を活かしたい。

「この子の志を応援したい!」とみんなが思えるような生徒がいたら、全職員とスポンサーである企業、著名人などの投票で決定する。

05.
自然と同化した校舎

最先端で、自然光と緑をたっぷり感じられる校舎。毎日自然に触れて、五感をフルに活用して、感性と想像力を磨く。

知識やスキルは何歳になっても勉強をすれば身に付けられるけど、感性や想像力は人それぞれ違っていて、誰にも真似できない唯一無二の才能になるかもしれない。

まだ成長過程の段階から、作られた箱の中ではなく、壁がないオープンな環境で学べたとしたら、もっと子どもたちの思考がクリアになり、クリエイティブなアイデアもたくさん生まれるかもしれない。

06.
課外授業がたくさんある

ファッション、アート、エンターテイメント、フィットネス、プログラミング、ファイナンス、ブランディング、文学、心理学、哲学…。

誰もが自由に、自ら学びたいと思える興味がある授業が受けられて、それぞれの道のプロフェッショナルが講師だったら、毎日学ぶことが楽しくて仕方なくなるはず。

07.
すべての職員がコーチング資格を持っている

職員は質が高く、正しいコーチングスキルがあり、生徒の可能性を最大限に引き出すプロであることを約束。

生徒以上に生徒の可能性を信じ、励まし、本気で向き合う。社会に出る前から、自己肯定感が強いマインドの基礎ができあがるので、卒業生は、不思議と夢を叶えていく。

08.
卒業時には
論文ではなくドリームボード

一人ひとりの夢が詰まった、ドリームボード。論文のような活字が並んだものではなく、見ていてワクワクするような、頭のなかの妄想を視覚化したものがいい。

毎年、作成のための授業があり、教室には全員のドリームボードを掲示。毎日目に入るところに飾ることで、潜在意識に働きかけて、思考と行動を変えていく。

09.
卒業式には、一流の革新者のスピーチを

卒業式って、何のためにやるの?母校を卒業する生徒たちが、これからの人生をより実りある人生にするための出発とも言える。

別れや何かを捨てるということは、また新たな出会いや機会が訪れるということ。 

そんな大切な出発の日には、イノベーターと呼ばれる変革者を招いて、社会や世界を、そして自分自身を考え直す本物のメッセージをもらいたい。

10.
生徒への投資は惜しまない

ムダな経費は削減し、本当に必要な経費に使う。たとえば、卒業生のコミュニティでは、未来の生徒たちのために、寄付する卒業生が後を絶たない。

そして、たくさんの企業がスポンサーとなり、ともに世の中の教育を良くしていく、良い循環が生まれている。

そんな、本質的で主体性を育む学校が世の中に溢れれば、自分を見失ったり人生探しなんてしなくても、可能性を広げて、活き活きと自分らしく輝く人が増えるのではないでしょうか。

Licensed material used with permission by @hirokomineo_, (blog), (Facebook), (Twitter), (Instagram)
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。