オーストラリアのハチミツ農家が作った、何度も使える「ラップ」

料理をする人にとっては、毎日欠かせない食品用ラップ。でも一回使ってポイってするのはちょっともったいない…そう思う人も少なくないのでは?

オーストラリアでは、環境にやさしくてちょっとユニークなEcoラップが販売されています。

ミツロウを使った
オーガニックな「ラップ」

HoneyBee Wrap」は、100%オーガニックのコットン生地に、蜜蝋(ミツロウ)・ホホバオイル・ココナッツオイル・天然樹脂を染み込ませたラップ。もちろんベタベタしているわけではないし、作りも意外と頑丈とのこと。

このEcoなラップは、オーストラリア最東端の街、バイロンベイにある工房でひとつひとつ手作りされているもの。繰り返し何度も使えるし、廃棄後は自然に還るのだそう。人にも環境にもやさしい製品として注目されています。

ハチミツ農家からの提案

そもそものきっかけは、ハチミツ農場「Byron Bay NSW」を営む家族が、もっと環境を配慮した活動はできないか、とプラスチックの代用品として考えたものでした。

世界的に見てもミツバチの減少は大きな問題になっていて、そこへの警鐘も意図したものだと言います。「INDIEGOGO」を使ったクラウドファンディングも行なっていて、少しでも多くの人に知ってもらいたい、と語ります。

抗菌作用で
食品が長持ちする?

プラスチックごみが減らせるというEcoな面が最大のメリットですが、ミツロウやホホバオイルには抗菌作用があり、食品の鮮度が長持ちするんだそう。

レンジの使用ができないことや、お湯洗いができないので肉や魚への使用には不向きといったデメリットはありますが、新しいラップの可能性を感じさせてくれます。

また、手のぬくもりで柔らかくなるので、容器や食品にぴったりとくっつけることができます。使いかけの野菜をくるんで保存したり、おかずの残りの容器にフタをしたり。冷めると固くなるので、テープなどを使わなくてもフィットしたまま外れたりしません。サンドイッチや手作りのお菓子のラッピング代わりに使っても、可愛くていいですね。

お手入れは食器用洗剤と冷水でOK。食洗器での洗浄はNGです。丁寧に扱えば1年ほどは持つそうですよ。

オンラインショップによれば、海外発送も可能とのこと。サイズは特大・大・中・小の4種類で、価格は14.00オーストラリアドル〜(約850円〜)。

色や柄もラップとは思えないくらい可愛いので、キッチンに置いてあったら料理するのが楽しくなりそうですね。

Licensed material used with permission by HoneyBee Wrap
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。