ゴミの再利用でできた公園が、市民の憩いの場に。

台湾の台北市の高架下に設置された、長いパイプ状のユニークな遊具。この遊具の材料には産業廃棄物として出た鉄材や、廃タイヤなどが利用されているとのこと。

なんだか、普通の公園よりアスレチック的で楽しそうに見えませんか?

「禁止」や「注意」ばかりの
公園はつまらない

都市化が進んだ、台湾の台北市。市には788か所もの公園があるとのことですが、どの公園も設置されている遊具は同じようなものばかりで特色がなく、面白みがないという声も多いのだとか。さらに、子どものケガなどに注意するあまり、禁止事項や注意事項、遊び方の制限の看板ばかりが目立ち「自由に楽しむ公園」という理想からは、遠い存在になっているそうです。

そこで、デザインや市民目線での都市のリクリエイトを目指す台北のクリエイター団体「都市酵母」と、廃棄物をアートに変えて再利用しようというスペインのアーティスト集団「basurama」がコラボしてできたのが、写真の公園です。

台北市で破棄された古い街灯の廃材を溶接して、ブランコやハンモックがひとつながりになっているユニークな遊具を制作。台湾の文化庁の公認の下、高架下に試験的に設置したのです。

リサイクル社会を
模索する台北

これらの実験は、この高架下のブランコ遊具だけではなく、台北市各地で行われています。

古い冷却塔を使ったボールプールや、市民のワークショップではゴミ袋などを繋いで大きなエアドームを作るという活動も行っているそうです。

冒頭の公園は試験的なもので、いずれは撤去される予定ですが、訪れた市民の反応は良いようです。ボランティアの記録や市民の意見を記録するノートなども用意し、未来につながるような取り組みにも抜かりありません。

実験で実際に利用する市民の反応や、安全性を確認しながら、台北市はリサイクル時代の都市計画のあり方を模索しているようです。

Licensed material used with permission by Basurama
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。