車内に「ひとりぼっち」の犬たちから、声なき声が聞こえてくる

大型スーパーなどの駐車場に車を停めると、車内でお行儀よく待っている(なかには吠えまくっている子も)犬を見かけることがあります。ご主人が去っていった方向ただ一点を見つめ、黙ってすっくと立つ姿には、凛々しささえ感じるもの。

あの車内にポツンと取り残された犬たちの表情に注目し、撮影し続けるフォトグラファーがいました。ロンドン在住のフォトグラファーMartin Usborne。彼の作風はちょっと独特、カメラを向け続けるのは怒りや悲しみにくれる動物たちのリアルな表情です。

ここにはMartinだから拾えることができた、“ぼっち犬”たちの喜怒哀楽があります。彼らもまた人間と同じように、一匹として同じ表情をしていません。

プロジェクト『Dogs in Cars』、窓ガラスの向こう、彼らの声なき声が聞こえますか?

彼らは、ただじっと
主人の戻りを信じて待っている

Medium d77c4a756ad3dd10b084dc51b3b7792d23c0ffdbMedium bbd4a5f8ac5a1006b7ea8c080a49e3fcf131b39aMedium 072f8e61b2ffe3b8ff6c7eaecccb5ebd38cf8499Medium d2faf88ff701717a3e3c9dbdb919ab79e8d9fea5Medium 6adf838f56605e34f5beb289cc818603057f3e88Medium 865533116c4d268ab521a1022004f7b9919f5d9bMedium 3235a6db71aad5b92611b0ec311d0a719b5bd45cMedium 304b196f52dbcaca44ede8005cf164a4f29f7f08Medium 3ac606844d6b072bf8236091e279404594879579Medium 982a13039c7bb83d99fa4d95c035176054b61c89Medium 375905daf6b1623c85f77d08b86c8eb7ad482170Medium e1c5e4af674ff8c63ccc44e33645f972a52799a5Medium 2f1de7e4ebc0fe52c9c90f46a4c60c5aec7d119fMedium 7a91e08bfac07dd673966336970925f7a23ee754Medium 6985ade2db83fb15261f29cce5f96f757857d04fMedium 8a562f4359ab1e4032fd927e1b56f685bc960019Medium 379aa52599e0ddc169f2f00678d052ddb213a75eMedium 1d1039fc478bc0fde9c06bc4624b22b3f0fb4636Medium dae365e2f5266b7b3626274ed1d4349e2f035bccMedium c2758e1364ff55d2d4148684df5ecebde8004fd5Medium ae2420fbcd81bc80c4617827321a926c95ae5de6Medium c0b3a865600781bcd8210e546eb18176b265989bMedium 9cd5b7bd53c6531ee4d4c2e55bcd89cdd104efe7Medium b94792610a58477c90bdd830272c14b1ac828b1dMedium 5362397aab70b45714ee65f215875f251dc552b9Medium 7212bf9f4d33238ae8a1295c5d0a6b6c3705d857Medium 9d17cadc6b8e2e411db39c03ed96e61d2d806056Medium 3502f821f66070bc556739fc84d8311ce244667eMedium 9d2c8fde6a884c71b3e60d462738d73dcd666035

まだ4歳か5歳のころ、Martin自身も車内でひとりぼっちを経験したことがあるんだそう。

「たぶん時間にしたらほんの15分くらいなものだったんだと思う。おそらく両親が向かった先はスーパーマーケットとかだろう。だけど、そういった詳細なんてどうでもよくって、小さなぼくはもしかしたら、もうこのまま誰も戻らないんじゃないかって、永久にひとりぼっちかもしれないと怖くてたまらなかったんだ。

ちょうどその頃、テレビで見た動物虐待のドキュメンタリーが今でも心の中から消えていかなくて。それはボストンバッグに押し込まれた犬が足蹴にされているシーンだった。もうすっごくショックで、それなのに犬はひと言も悲鳴をあげたりしなかったんだよね。

このふたつの幼少期の経験がぼくの中でとても大きなもので、孤独であること、誰にも聞いてもらえないこと、これらの恐怖感を写真のなかで伝えたかったんだ」。

あえて暗くトーンを落とすことで、車内の犬たちの表情を際立たせるようにしているそうです。あるものは吠え、あるものはまゆをひそめ、またあるものはただじっと主人の方へと視線を送る。薄暗い車のなかで。Martinが言うように私たち人間もまた、こうしたいちばん暗い部分にこそ、本当の意味での人間性が潜んでいるのかもしれませんよね。

Licensed material used with permission by Martin Usborne Studio
SNSでよく目にする、キュートなペットの写真。なかでもInstagramでは、愛犬の写真を毎日アップしているユーザーをたくさん見かける。フォロワーが250...
3匹の犬と1匹のブタ。オーストラリアのフォトグラファーであるアリッサさんと旦那のニックさんは、なんとも不思議な組み合わせのペットたちと一緒に暮らしています...
子どもと犬。これはもう最強の組み合わせと言っても過言ではありません。ロシア人の写真家、Andy Seliverstoffは「おおきな犬とちいさな子どもたち...
瞳を持たずに生まれたにも関わらず、とても明るい性格でニコニコ幸せそうに毎日を過ごすゴールデンレトリバー「スマイリー」の写真に世界中がメロメロ!現在は心の病...
バージニア州の高校で、生徒一人ひとりの顔写真が並んだ卒業アルバムに、ちょっと見慣れない「犬の写真」。このワンちゃんの名前は、Alpha。重い糖尿病を抱える...
「……まったく、ホント勘弁してほしいよ。撮影だっていうから行ってみたら、いきなり扇風機の風を直撃だもんね。そりゃ、なびくに決まってるでしょ(笑)、こんなに...
「ペットはだんだん飼い主に似てくる」 本当かそれとも嘘か。どこかで聞いたことがあるようなこのセリフ。人間の子どもでもあるまいし、飼っているうちに犬が飼い主...
米アラバマ州で開催されたエルクモント・ハーフマラソン。そのスタート直後、どこからともなく一匹の犬がランナーの隊列に並走し始めました。団子状態の先行集団が坂...
もしも、目の前に首輪をつけた犬が一匹で歩いていたら…?普通は迷い犬だと思ってしまいますよね。しかし、米・ケンタッキー州に住むゴールデンレトリバー「デュー」...
愛犬家だったら「犬を飼うのは至上の喜び!」と感じるもの。人類の最大の友、なんて言う人もいるくらい、良好な関係が築ける存在です。なんだか会話が成立しているよ...
人類最高の友、犬。いつでもそばにいてくれる人懐っこさとどこか憎めないキャラクターが魅力的。そんな犬の魅力を、ちょっとゆるめのイラストでまとめるロシア在住の...
ここに紹介するかわいいワンちゃんたち。花のオーナメントを頭に乗せて、どの子も愛嬌たっぷり。でも彼ら、ピットブル(Pit Bull)と呼ばれるアメリカで闘犬...
愛犬マイマイ(ゴールデン・レトリバー)との生活をスケッチした、台湾人イラストレーターのジョンさん。犬好きな人はもちろんですが、一度でもワン子と暮らしたこと...
医薬品などの開発現場で毒性検査に用いられる動物。より人間に近い結果を得るため、中型犬による実験が世界各地で一般的に実施されている現実があります。その代表が...
私がまずこれを見て思い出したのは、もともと「犬はケモノだった」ということ。フォトグラファーSeth Casteelさんが撮影した写真は、「野生」の部分をし...
この心温まる光景は、カナダに住むエリザベス・スペンスさんの息子、アーチーくんとイングリッシュポインターのノラちゃん。毎日一緒にお昼寝をしている姿をインスタ...
みんなが祝福し、喜びを分かち合うのがクリスマス。そんなお祝いの日に、ひとりぼっちで食事なんて寂しいに決まってる。そこで…ロンドン南西部の町シドカップにある...
Facebookに投稿された2匹の犬の写真は、米テキサス州ダラスの道路上で撮影されたもの。息絶えた茶色い犬の側で、ただじっとたたずむ白いグレート・ピレニー...
ワンちゃんはマブダチ!ファミリー!そう思っている人も多いはず。じつは、彼らも人間の感情をちゃんと理解していると科学的に示された研究結果があります。2014...
もし僕が話せたら。君に伝えたいんだ。助けてくれて、ありがとう。愛してくれて、ありがとう。一緒に過ごした日々は全部、覚えているよ。そんなフレーズからはじまる...