ヨガの新形態「Beer Yoga」って、どんなもの?

ホットヨガまではなんとなく付いていけていたけれど、近頃では、ペットヨガ、SUPヨガ、アクロヨガ、ハンモックヨガに絵本ヨガ、こうした“変わり種ヨガ”が次から次に登場するご時世。効果云々はさておき、心と体のバランスがしっかり取れるのであれば、どんなものでもヨガに取り入れられる、ということなのでしょうか。

さてさて、ここへきてまたもや新ヨガブームの登場です。これまで長続きしなかった人でも、このヨガだけはライフスタイルに浸透しちゃうかも。だって、こんな組み合わせズルいって!

ビール&ヨガの
今までにない幸福感

この写真わかります?みんなが手にしているのは、紛れもないビール瓶。しかも王冠が抜かれ中身もちゃんと入った状態です。ほどよく汗をかいた後で、心地よくビールを飲むのが目的のヨガじゃありません。ビール瓶を使ってヨガのポージングをすることに意味があるんだとか。

ヨガの新形態として、ビール消費大国ドイツ・ベルリンで生まれたこの「Beer Yoga(ビールヨガ)」。もちろんこれはビール好きのためのヨガだし、日本ならば未成年者では当然レクチャーを受けることはできません。だけど、おふざけでビールとヨガをくっつけているわけでもないようで、創設者のEmilyとJhulaに言わせると、ヨガのフィロソフィーをビールを飲むときのあの心のよろこびとかけ合わせることで、マインドフルネスを最高に高めることができる、と。

というのも、彼女たちじつは自分たちがこのビールヨガのルーツとは思っていないそうで、アメリカの荒野で毎年開催される「バーニングマン」の会場内でのヨガのイメージが、まさしくアルコール(おもにビール)片手の心地よさそのものなんだとか。

ビール瓶がヨガのポージングと
シンクロしていく

とはいえ、そもそもぐでんぐでんに酔っ払っては意味がありません。だから、ビールをぐびぐび飲むわけではなく、ビール瓶を膝や頭の上にのせてバランス感覚をやしなったり、体感を鍛える効果があるようです。中身の入ったビール瓶を倒さないようにヨガのポージング、これって想像以上にキツいかも。

頭の上にビールを乗せて、バランスを取って〜、

はい、木のポーズ。

そのままひと口ぐびり、飲んじゃった!

じつはこれもアリだそうで、インストラクターの指示でポージングによってはビールを飲む、なんてことも。

ビールヨガの出張レッスンなんかもあるようで、週末は建物の屋上で朝からビール&ヨガしたり、夜にはパブやクラブを貸し切ってのレッスンというパターンも。みんなと体を動かせば、いつものビールがさらに美味しく感じるはず。ただしキンキンに冷えたビールでなきゃダメという人には向かないかも。

ひと汗かいたあとは
みんなでカンパーイ!

ひと汗かいたあとは、もちろんビールを美味しくいただく。「大切なのはオープンマインドとビールを愛するきもち」だとJhula。それにしたって、ここまでリラックスできて、お気楽にトライできそうなヨガが他にあったろうか。日本に入ってくれば、間違いなくぽっこりお腹のオジサンたちにもウケが良さそう。

Licensed material used with permission by Bieryoga
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。