これであなたも自分らしく!一週間で「無愛想になれる」トレーニング

「愛想の良い人」は、ただのいい人で終わってしまうことが多く、恋人にも親友にも恵まれないことが多いものです。仕事の上でも割りを食ってばかりで、なかなか目立った成果を出すことも難しい…。あなたにも、そんな経験はないでしょうか?

ここでは池田潤氏の著書『無愛想のススメ 人間関係が劇的に改善する唯一の方法』から、一週間で「無愛想になれる」トレーニングを紹介しましょう。

月曜日
「自分の本音を知る」

まず最初は「自分の本音を知るトレーニング」だ。他人の都合や希望を先に考えるのではなく、まず自分はどうしたいのか。日常における選択を通じて、トレーニングをおこなっていこう。

トレーニング1.「感じる」
人の評価を気にせず、自分の本音を感じることを意識してみよう。

トレーニング2.「問う」
友人たちがどうしているかではなく、自分がどうしたいのか、を自分に質問してみよう。

トレーニング3.「伝える」
自分がどうしたいのか、を誰かに伝えてみよう。自分の気持ちをきちんと伝えることが大切だ。

火曜日
「断る力をつける」

自分の本音を大事にするために大事なのが「断る力」だ。しかし、無愛想力がまだ身についていないときほど、断ることができない。その結果、行きたくもないところに行き、使いたくもないところでお金を使い、本当に自分が行きたいところに行けない、本当に欲しいものが買えない。さらに悪いことは、自分のなかに後悔や罪悪感、被害者意識などネガティブな感情が溜まってしまうことだ。

そうならないために「断る力」を身につけよう。

トレーニング1.「感じる」
選択に迫られたとき、自分の本音と向き合うようにする。

トレーニング2.「動機のチェック」
こうしないと嫌われるから、など人の評価を気にして選択していないか。

トレーニング3.「ノーを伝える」
本当はやりたくないことに気づけたら、しっかり断る。

水曜日
「自分の人生を生きる」

人は「自分」を生きていないとき、心の中に罪悪感が溜まっていく。人生がうまくいかない、自分に自信が持てない。そういう人はこれまで、心の中に罪悪感を溜め続けてきたのだ。すると、他人が自分を大切にしてくれない、認めてくれないと被害者意識を持つようになってしまう。

そうならないためにも、自分が自分の人生を生きることだ。

トレーニング1.「これまでの自分と向き合う」
自分の過去にきちんと向き合い、自分が自分を大事にしなかったことによって溜まったネガティブな感情を認める。

トレーニング2.「問う」
本当はどうしたいのか?を自分に問う。いま、自分が進みたいのはどんな方向なのかを考える。

トレーニング3.「自分を生きる」
「こう生きていきたい」という自分を、実際に生きてみる。

木曜日
「自分を守る」

自分を傷つけたり、不当に低く評価してくる人に出会ってしまったり、うまくいかない事態に出会ったとき、自分を守ることが大切だ。そういうときは自分を責めることなく、淡々と自分がやりたいことを続けていく「打たれ強さ」が必要になる。周りがどうであろうが、自分で自分に許可を出し、自分を愛し守ってやることが重要だ。

トレーニング1.「意識的になる」
うまくいかない現実に直面したとき、自分がその事態をどう捉え、自分が自分にどんな言葉をかけているか、意識してみよう。

トレーニング2.「守る」
自分のことを愛すべき存在と同じように考え、自分で自分を守る。その上で実際に起こっていることを冷静に見つめる。

トレーニング3.「アクション」
自分に、気持ちが上向くような言葉をかける。もう一度チャレンジする、言うべきことを言う、本音を伝える、などのアクションを取る。

金曜日
「比べない」

自分よりうまくいっている人を見ても自分と比較しないこと。落ち込み、ネガティブになり、考え込んでしまう時間を極力減らし、自分のやるべきことに集中し、淡々と続けることだ。そうすることで着実に前に進んでいくことができる。

トレーニング1.「自分に気づく」
落ち込んでしまいそうになったら、誰かと比べていないかチェックする。

トレーニング2.「受け入れる」
自分の現状を受け入れ、今自分がやるべきことを知り、それに集中する。

トレーニング3.「淡々と続ける」
失敗したりうまくいかなくても、自分が踏み出した一歩を信じ、淡々と続ける。

土曜日
「主体的になる」

「人にどう思われているか?」ばかり気にせず、「自分が相手をどう思っているか?」を意識してみる。その上で相手に良く思われることを期待するのではなく、自分が相手を良く思い、高く評価し、愛するようにする。そこで相手も自分のことを良く思ってくれるとは期待せず、あくまでこちらからアクションを起こし、相手に関心を向けることが大切だ。

トレーニング1.「向き合う」
人にどう思われても気にせず、自分がやりたいことを考える。

トレーニング2.「期待を手放す」
自分がやりたいように行動したとき、他人にどう思われるかということは期待せず、あくまで自分が何がしたいのか、に集中する。

トレーニング3.「アクション」
挨拶をしたり、食事に誘ったり、自分からアクションを起こすように心がける。その際、相手の反応や短期的に出た結果には無愛想になること。

日曜日
「人を勇気づける」

ここまでのトレーニングで自分に余裕が生まれ、「どう思われるか」ではなく「どう思うか」を大事にできるようになっているはずだ。次は自分以外の他人に意識を向けてみよう。自分を満たすことができる人は、他人も満たすことができる。無愛想トレーニングが最終的に目指すのは、自分への愛を取り戻すことで、他人への愛を自然に持てるようになることだ。

トレーニング1.「理解する」
人の表面的な行動だけを見るのではなく、奥にある動機を理解するように努める。

トレーニング2.「無愛想力を使って良い状態になる」
相手の状態に左右されない無愛想力を持って、まずは自分が良い状態になるように注意する。

トレーニング3.「高く評価する」
相手がどれだけ自分のことをネガティブに捉えようとも、無愛想で応じ、相手を信じ高く評価する。それを維持し続けることで、相手に良い影響を与えることができる。

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。