あまりに効率的すぎて、うまく翻訳できない「ドイツの言葉」がおもしろい

「ドイツ人」と聞いて、どんな人をイメージしますか?まじめ、几帳面、仕事熱心…。もちろん性格は人それぞれですが、こういった単語が思い浮かんだ人が多いのではないでしょうか。

そんな彼らが普段話している「ドイツ語」も、そのイメージに違わず「効率的」なようです。ドイツ語はとくに、単語と単語をくっつけて、ひとつの単語にしてしまうことが好き。つまり、他の国では文章になってしまうようなことを、たったひとつの単語で表現してしまうんです。

そんなドイツ語ならではの「組み合わせ言葉」をお楽しみあれ。

Erklärungs・not
(説明・苦しみ)

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【意味】なんとも言い表せないような不安や気まずさに追い込まれ、困惑する気持ち。

たとえば、恋人がポルノを見ているところに出くわしてしまったとき。レストランで浮気相手と手を繋いでいるところを見られてしまったとき。人生とは一体なんなのか、そんな不安を感じるとき。そんな言い知れない不安や気まずさを表す言葉。

Futter・neid
(食べ物・うらやましい)

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【意味】食事をしているとき、他の人が食べているものがうらやましくて仕方がない気持ち。

レストランで好きなものを注文して食べ始めたけれど、隣の人が注文した別の料理を見て「やっぱりあっちにすれば良かった…どうしても食べたい!」と思ったときにピッタリ。

Luft・schloss
(空・お城)

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【意味】何をしても絶対に叶えられない夢。

もともとは「空中に浮かぶ城」の意味。天空の城が出てくるジブリの映画を思い出してしまいますが、その物語でも、天空の城は実在が疑われているものとして扱われていましたね。現実の厳しさを意味する言葉ながら、なんだかちょっとロマンチック。

Backpfeifen・gesicht
(ビンタする・顔)

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【意味】ビンタしたくなるような、腹立たしい顔。

見ているだけで腹が立つ、そんな表情を向けられたときに使えます。

Ruinen・lust
(廃墟・わくわくする)

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【意味】廃墟が好きすぎて、興奮する気持ち。

世間には色んな愛好家がいますが、ドイツ語では「廃墟」の愛好家を表す言葉がありました。

Kummer・speck
(悲しみ・太った)

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【意味】あまりの悲しみで、やけ食いをして太ってしまうこと。

悲しいときやツラいとき、ついつい食べることでその気持ちを紛らわせちゃう人、少なくないのでは?うっかり太ってしまったら、この言葉の登場です。

Fremd・schämen
(外部・恥ずかしい)

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【意味】他人の不幸や恥ずかしい行為や失敗する姿に、同情する気持ち。

「Fremdschämenがある人」はモラルがあり、他人を深く思いやることができる、心の底から優しい人、ということ。

Welt・schmerz
(世界・悲しい)

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【意味】何かあるわけでもないのに、わけもなく悲しくなってしまうこと。

ドイツには「悲しみは必ず世界にあるものだ」という価値観があるのかもしれませんね。

Schaden・freude
(危害・幸せ)

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【意味】他人の不幸を喜ぶ気持ち。

他の人が失敗したら、普通は悲しいものです。しかし、いけないとは思いつつも喜んでしまうことだってあるはず。「他人の不幸は蜜の味」に近い言葉かもしれませんね。

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