絵本作家ドクター・スースの「旅」にまつわる言葉は、大人にこそ刺さる。

生きていく上で、最低限のお金は必要ですが、お金を追う毎日に縛られすぎて「人生を楽しむこと」を忘れていませんか?

テレビで見た美しい絶景を自分の目で確かめたいのなら、いますぐチケットを買いましょう。旅先では予想外の出来事に振り回されることもありますが、きっとその終わりには、生まれ変わった自分と出会えるはず。

Elite Daily」のSamanthaさんは、絵本作家ドクター・スースの言葉を借り、私たちにそう語りかけてくれます。

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シンプルで、大人にも響く
言葉を語ったドクター・スース

旅行中毒の人なら、きっとわかるでしょう。まだ見ぬ光景を目にすることほどドキドキすることはない、ということを。それが語学留学であろうと、単純に行きたいから行くのであろうと、思うことはこう。

「いままで培ってきた文化、価値観や人生の捉え方を一旦横に置いて、まったく違う視点で物事を見てみよう」

飛行機を降り、新たな国に足を一歩踏み入れると、また一段と強くなった自分に出会えるでしょう。ホテルに着くためにはタクシードライバーを信用するしかないし、レストランで注文するときもメニューの絵を指すことでしかコミュニケーションがとれないのだから。

絵本作家ドクター・スースについて「彼は一年生のための絵本を描いた人じゃないの?」なんて思っているあなた。そう、有名作『緑色の卵とハム』を手がけた彼です。でもじつは、反抗的な一面も持ち合わせていたのです。

彼は名前を複数使い回し、ドクターと言いながらも医師の資格は持っていません。ですが、人生における大切なことをシンプルな言葉で伝えることで、大人にも響くストーリーを描き上げてきました。冒険心と夢を忘れない彼の言葉からは、きっと学べることがあるはず。

01.
「幻想は、生きる上で必要な材料だ。まるで望遠鏡の反対側から覗き込んでいるかのように人生を見る方法さ」

ジェネレーションY(80年代初期〜00年代初期の間に生まれた世代)は、成功するためには「一生懸命働くこと」が大切だと理解しています。ただ現代人はテクノロジーの進歩により、つねに仕事モードがオンの状態。昔は9時-17時で働き、退社することで1日の仕事に区切りをつけていましたが、いまやNetflixを鑑賞していると、画面の端に上司から来週のプロジェクトに関する通知が…。すると、途端に仕事モードにスイッチしてしまうんです。

仕事スイッチがなかなかオフにできずにいる私たちは、クリエイティビティや冒険心を忘れがち。子どもの頃のような遊び心を忘れずにいたいのに、なぜかその無邪気さを後ろめたく感じてしまう。いずれ就きたい仕事や「一度はローマのコロシアムに行きたい!」という希望を抱きながらも、その希望に罪悪感を感じてしまうことさえあります。

そこで、期末試験のために一夜漬けで勉強している学生にも、仕事に追われて自分の時間がなかなか確保できない社会人にも、健康的なマインドを取り戻すためにオススメしたいのが、ズバリ「旅行」。

海外旅行中、Wi-Fiがない場所ならば、上司からのメッセージ攻撃を受けることもないでしょう。世界には、いい大人が絵を塗ったり、劇を観たり、ハイキングを楽しんでいる国だってあるんです。彼らは、未読のメッセージが25通あっても気にしません。

例えばフランスでテクノロジー系の仕事に就いている人は、職場外での仕事のやりとりを確認しないよう、念を押されているそうです。CNBCによれば「デジタルやコンサル業界で働くフランス人は、およそ100万人ほど。彼らは9時前、そして夜の18時以降は仕事用の携帯を切るよう義務づけられています」と。

普段なかなか触れることのできない文化に触れると、帰国したときに新たな視点で物事を見ることができます。つまり、まったく親しみを持たない国に発ち、託される選択肢は「いまを生きること」、そして「理想の人生や冒険を妄想すること」のみなのです。

02.
「何かを知ることよりも、何をどう学ぶかを知るほうがいい」

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学校では、「覚えることが美徳」と教えられてきましたよね。25個の単語を渡されては、「テストまでに暗記してきなさい」と言われる。もちろんテストのために暗記しますが、最後の質問を解いた途端、がんばって覚えたものは脳から消滅。もう思い出せません。

学校では「知ること」を教わりますが、旅に出ると、純粋に「学ぶこと」を学ぶでしょう。だって地図が読めなければ、旅先で右左もわかりません。必要であれば、現地の言語も学ぶでしょう。暗記するためではなく、必要に駆られ、あらゆることが学べるチャンスなのです。

そして、上司にソイラテを届けるために街を駆け回る必要もなく、異国で静かにひとりで座っていると、ふと「しあわせ」を感じるのです。

03.
「キミはひとり身だ。だって、キミほどキミのことをよく知る人はいないから。つまり、どこへ進むかはキミ次第なんだ」

多くのジェネレーションY世代は「大人になること」に悪戦苦闘中…。いままではずっと親が成功へと導いてくれていたので、ひとり立ちした途端、不安を覚えるのです。

なかなか自立心を養えずにいるのなら、いっそ語学留学やワーホリへ行ってしまえばいいのです。なぜなら、スーパーに行くのにもGPSに頼り、夕飯の材料を見つけるだけでもひと苦労するから。近所には同じ宗教の人もいないかもしれないし、あなたのことを変な目でジロジロ見る人もいるかもしれません。

あまりにも長い間、心地いい環境にいると、見慣れない人に対して少なからず偏見を抱いてしまうもの。ただ、旅へ出ると今度はあなたが「見慣れない人」になるのです。立場が逆転することで、はじめて相手の気持ちになって物事を考えれるようになるのかもしれません。そうやってあなたはきっと、理解に厚い人間になれるはず。

04.
「思い出になって、初めてその経験の価値がわかるものもあるだろう」

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いまは想像できないかもしれませんが、家族ができると「旅行」は今ほど簡単にできない。かかる費用は子どもを入れれば3倍、4倍にだってなりえるからです。アフリカのサファリを探求するなんて、遠い遠い夢に…。

でも、その夢が幻になってしまったことを大好きな人のせいにしてしまうのは、最大の罪です。いまある仕事も、確かに大事かもしれません。でも、楽しい思い出作りを犠牲にしてまで真剣に捉える必要はないのでは?

テレビでしか見ることのなかったバッキンガム宮殿が自分の目の前にそびえ立つのを想像してみてください。きっとそれは、夢のような経験。

自分の周りも、その光景を写真でしか見たことのない人ばかり。このような体験は、人生で一度しか経験できないかもしれません。でも機会があるのなら自分の目で確かめてみてほしい。インスタや元カレのフィードに囚われず、「いま」を生きること。

05.
「何かあっても、気にしないこと。そのまま流れに乗っていれば、きっとキミにも何かが起きるさ」

旅に出ると、そのときどきの「流れ」に身を任せる大切さを学ぶでしょう。

初めて旅に出るなら、ほとんど予定通りに物事は進まないってことを心得ておくこと。数十万円かけてギリシャ旅行を計画したとしましょう。それがなんと到着した途端、大雨。慌てて予定変更、なんてこともなきにしもあらず。

また、ゴージャスなホテルを予約したと思いきや、到着した瞬間、旅行サイトのフォトショップマジックだったことに気づく、なんてことも。

とにかくどんな状況も臨機応変に対応していくスキルが必要です。つねに「予想外」を期待することが、うまくやり過ごすコツかもしれません。

新しい土地を開拓することを夢見てきたなら、いますぐ踏み出してみること。その冒険がどう進んでいくかなんて前もって知ることはできませんが、きっと一生忘れない思い出になるでしょう。

旅に出ると決めたら、これらのドクター・スースの言葉を思い出してみてください。きっと、生涯を通して心に留めておきたい思い出がたくさん刻まれるはず。

Licensed material used with permission by Elite Daily
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