「靴磨きワークショップ」開催レポート(3/26)

「靴磨きを毎日の歯磨きくらい当たり前のことにしたい。ちゃんと手入れすれば、20年は履けますよ」。

先日公開したインタビュー記事の中で、このように述べている靴磨き職人・明石優さん。でも、大前提としてその方法を理解していなければ、スタートラインにすら立てないですよね。

そこでTABI LABOでは、実際にハウツーを教えてもらえるワークショップを企画し、去る3月26日(日)に開催。こちらの想定を大きく上回る数の応募者の中から、抽選で選ばれた14名をお招きしました!

会場となったのは、こだわりのサンドイッチと本のお店「Bird 代官山」。

まず、参加者が自己紹介とあわせて、持参した靴の説明をしました。「3年前に彼女とお揃いで買ったものをキレイにしてあげたい」など、みなさんのお気に入りの一足に対する想いが溢れます。

靴紐を外して、さあ準備万端。

はじめに、布(オーガニックコットン)で靴の中を掃除。これが意外と盲点。つま先のところに靴下の繊維やペットの毛などが残ってしまっているんだそう。放っていると、カビや悪臭の原因にもなりかねません。

次にブラシ、クリーナーで汚れ落とし。

靴全体に指でクリームを塗りこんでいきます。

クリームを“革の内部”に入れ込んでいくイメージでブラッシング。

「手は速く動かしてください。大根おろしと同じ動きですよ!」

参加者からは「手が限界…(笑)」なんて声も。

布で乾拭きし、表面に残ったクリームを拭き取ります。

定期的にやってほしいのはここまでの工程だそう。

その後はワックス、ポリッシュ、鏡面磨きという流れ。

「すご〜い、ピカピカ!カッコイイ!」という声があがりはじめます。ちなみに、見た目だけではなく、履き心地にも変化があるそうで、「柔らか〜い!自分の靴じゃないみたい!」なんて感想も。

うまく光らないという人も安心。明石さんがすぐに駆けつけてくれます。疑問点にその場ですぐに答えてもらえるのも、Face to Faceのワークショップならではのメリット。

ちなみに、靴磨きのプロセスは、こちらの記事で詳しく解説しています。

靴磨きの後は、参加者全員でランチ。今回のメニューは、Bird特製「もの凄い鯖のレモンハーブマリネサンド」です。

40年超えの熟成漬け汁を使った完全無添加の干物づくりを続ける「越田商店」から仕入れた鯖を、じゃがいもとレモンと共にハーブマリネに。それを、鎌倉「PARADISE ALLAY」の天然酵母イギリスパンでサンドしています。
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。