あの衝撃を自宅で再現。思う存分「棺」から溢れさせてください!

棺桶パン」、そのネーミングだけもインパクト十分なのに、見た目はそれ以上に迫力大。いまや、台湾B級グルメの定番として君臨するこのローカルフード。夜市で目にしたことがある人も多いはずです。

では、実際にトライした人は?

二の足を踏んで食べ損じたという人のため、日本で再現しようじゃありませんか!

不吉なのは名前だけ
鉄板コンビネーションをどうぞ

厚切りの食パンを素揚げして、くり抜いた部分にホワイトシチューを入れてフタをするだけ。これが本来のつくり方のようですが、食パンは先に切り抜いてから揚げたほうが失敗しにくい。ホワイトシチューも水分が多すぎると漏れ出やすいので、少しどろっとした粘度があるほうがベターです。

以下参考に。

食パンを厚さ5センチ(棺本体)と2センチ(フタ)に切り、本体の底が抜けないように中身をくり抜く。揚げ油を170℃に熱したら、食パンをきつね色になるまで揚げる。あとはシチューを好きなだけ納めるだけ。

名付け親は…なんと日本人

台湾南部、台南市生まれのこの料理の名付け親は、意外にも日本人だそう。ある日本人大学教授が贔屓にしていたレストランで、メニューにない料理を食べたいと言ったところ、その要望に店主が考案したのがパンを揚げて穴を開け、そこにスープを流し入れた料理。これが現在まで続く棺桶パンの原型らしい。

呼び名がなく、四角く棺のようなフタが添えられたその料理に、教授は「棺材板(台湾での呼び名)!」と店主に注文したようで、それを聞いた他のお客らが次々に珍しい料理を注文。こうして棺桶パンは台南から台湾全土へと広まっていったようです。

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。