チャンスを掴むなら、この5つの言葉を「上司」にぶつけてみては?

もしも、今の上司に不満があるのなら、それはチャンスなのかもしれません。相手がどんなにやり手のビジネスマンだったとしても、何もかもが完璧な人間なんて、見たことありません。

だからこそ、相手に足りないものを自分が補えれば、きっとそれは評価に繋がります。

そう教えてくれたのが、「The Muse」の掲載されたPaolina Milanaさんの記事。コミュニケーション戦略に詳しい彼女によれば、いつも忙しくしている上司が、部下に言われると嬉しい5つのフレーズがあると言います。このポイントを押さえるだけでも、今後の仕事にやりがいを感じられるかもしれません。

01.
「この件は、私に任せてください」

上司といえども、まだ着任したばかりの場合は、重役たちからの要求や部下からの質問にうまく答えることができない可能性があります。対処法の分からない彼らが、あなたの進めている仕事を優先して見てくれるとは限りません。

こんなとき、どうしますか?

実は答えは簡単で「この件は、私に任せてください」と、伝えるだけ。

なぜこれが重要かというと、優先順位をつけることこそが社会で成功する秘訣だからです。これは、仕事ができるビジネスマンなら誰もが知っています。

つまり、あなたの上司はすべてのプロジェクトをひとりでは抱えきれないので、他の人間に管理を任せようとします。でも就任して間もないうちは実行に移すのが難しく、もしかしたら、現状が把握できなくなるのを懸念しているのかもしれません。

だからこそ、自分から申し出ることがチャンスに繋がるのです。こういうケースにも対処できる仲間だと思われれば、相手は安心します。

これは、自分の力を発揮できる絶好の機会なのです。

02.
「これは、私の責任です」

もちろん、最終的な責任は上司にかかるものです。仕事で失敗をしたときは、誰だって責任を負うのが怖いもの。だから言い逃れをしたり、問題の矛先を別のところへ向けようとし、なんとしてでも拒もうとする人が多いのです。

誰だってミスをすると、罰を受けるかもしれないという不安な気持ちになります。ただし、その恐怖が常にある環境ならば、転職を考えたほうがいいかもしれません。

その場合を除いて、自分が起こした問題への責任を取ることや、会社の危険に繋がる何かを発見した際、それを迅速に伝えるのは必要不可欠です。

なぜか?自らのリーダーとしての素質を広めるチャンスになるからです。

素直に間違いを受け入れることで「勇気のある人間だ」と周囲から認められるようになります。

それと同じくらいに大切なのは、「もっと早く打ち明ければ良かった…」と、後悔しないことです。何かをごまかしたり、無関心になると、必ず悪い出来事につながります。自分が得する方法だけではなく、組織全体の利益を考えてみてください。

それが、人格を磨いて成長することになるのです。

03.
「私は、こう思うので賛成できません」

上司が、いつでも自分の意見に賛成するとは限りません。しかし、イエスと答えるだけの人が集まるより、恐れずに主張できるチームで働けるのは幸せなこと。

判断力や物事を考えられる能力を持つからこそ、あなたに仕事を任せているのです。会社や目的の為になるのなら、敬意を払いながら必ずそれを主張しましょう。その人が真のリーダーなら、話に耳を傾けて尊重してくれます。

それは、誰もが裸の王様になりたくないからです。たとえその内容が素晴らしいものではなかったとしても、自信を兼ね備えた立派な上司なら、相手を委縮させたりしません。むしろ、彼らは事実をいつでも率直に伝えられる人材が欲しいと思っているはず。

04.
「その仕事、やってみてもいいですか?」

定時で上がることばかりを気にして働く人や、必要最低限の仕事しかしない人はどこの環境にもいます。

実際、依頼を引き受けるだけの部下をわざわざ探すよりも、自分から申し出てくれる仲間と働くほうが、はるかに仕事がスムーズです。

確かに仕事を引き受けてくれる部下には好意的な印象を持つかもしれませんが、自分から仕事を取りに行く人のほうが、役職に空きが出た際は明らかに有利となります。

見返りを求めるわけでもなく「給料以上の働きをした人物」として、評価されることでしょう。

05.
「なにか手伝えることはありますか?」

何かを成し遂げたいと思ったとき、費やす時間や情報は、常に不足しているもの。大量の未返信メールや立て続く会議に追われる上司は、仕事の海で溺れていてもおかしくありません。

だからこそ、彼らに定期的に「救命道具」を渡すような存在になってください。自らサポートできる仕事がないかを聞きにいくと、上司も依頼しやすくなるでしょう。それに、支えてくれる存在であることや、あなたとなら仕事を分担できることに気づきます。

なぜこれが重要かというと「手伝いましょうか?」と尋ねることで、相手への気遣いが自然と伝わるからです。

上司だってひとりの人間ですし「誰かの上に立つのは孤独だ」と思うときもあります。でも、これが紛れもない事実だからこそ「私がやります」と伝えることが、相手にとって大きな意味を持つのです。つまり、必要なときに頼れる人物、として認められるはず。

意見をせず、黙々と働くことが「最も安全」だと考える人は多いものです。もしかしたら、それが賢い選択なのかもしれません。でも、自分から何か行動をすることで職場に良い影響を与えられる、と信じてもらえるなら、ためらうことなく、ここで紹介したことを試してみてください。

Licensed material used with permission by Paolina Milana, ,HP
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