「最近、恋人を大切にできてない」。そう思っているあなたへ。

フロリダ州・マイアミに住むLauren Ellman先生(以下、ローレン先生)は、「THOUGHT CATALOG」で恋愛関係、デート、自己愛、ワークライフバランスなどのトピックで、多くのファンに支持されています。まずは私、ライター星との対話形式で、ローレン先生の恋愛についてお話を伺っていきましょう。

(星)Q:現在、先生には恋人がいらっしゃるということですが、どんな男性とお付き合いされているのですか?

(ローレン先生)A:簡単に言うと扱いづらい人。でもそれは、私にも言えること(笑)。人は、自分のことを一番愛してくれる人に、一番キツく当たってしまうと前に聞いたことがあるけれど、本当だと思う。どんな態度をとっても、愛想を尽かされないことを知っているから。

Q:う〜ん……、確かにそうかもしれません。恋人に限らず、家族に対しても。とはいえ、先生も自分勝手に恋人を傷つけてしまう時があるのですか?

A:ええ。配慮と思いやりが大事だなんて、嫌になるほどわかっているんだけどね。それでも、疲れ果てている時は、余裕がなくてひどい言葉をぶつけてしまう。そんな時でも、いっそう大きな愛を与えてくれる人と一緒にいること…そして逆の立場の時は、自分が与えられるようにならないとね。

Q:恋人との関係において、それが一番大事なことだと思いますか?

A:そうね、まさに。恋愛で重要なのは、記念日を覚えていることや、完璧なプロポーズや、素晴らしいハネムーンではない。弱って感情をむき出しにしていても、八つ当たりで酷いことを言われたとしても、"いい時"ではなく、"悪い時"の恋人を抱き寄せて、愛で包み込むことが出来るかどうか。それができたら、「真実の愛」だと思う。

Q:具体的に先生は今まで、恋人とどんな困難を乗り越えてきたのですか?

A:付き合って2年が経った時、私達は家族の死に直面したの。最愛の人を失くし、仕事を変え、引っ越しをして、彼の子犬や子供を育て、恐怖や悲しみ、喪失感のどん底から・成功・幸せを共に味わった。2年とは思えないくらい壮絶だった。この先も、多くの困難が待ち構えていると思う。でも乗り越え続けて、その度に愛を深めることこそ、絆の強さの証明だと思ってる。

Q:かなり辛い時期もあったと思いますが、それでも一緒にいるために、何を心がけてきたのですか?

A:私達の関係を大きく改善してきたものは5つ。もちろん最初から、そんな重要性に気づいていたわけではなくて、ひとつずつ時間をかけて学んでいったのだけどね。

こうして語ってくださった、ローレン先生の「5つの恋愛の大義」。ここからは、それをひとつずつ見ていきましょう!

01.
フォローすることを忘れない

一緒に暮らすなら、皿洗い、ゴミ出し、犬の散歩などの、家事を分担することになる。だけど、役割分担だけが全てではない。忙しくて家事をこなせない時もあるのだから、そこを責めるのではなくて、フォローしてあげること。相手の状況に理解を示して、先に気づいてあげることは、愛を示すのと同じ。私は気分が最悪な時、彼が皿洗いや、早朝の犬の散歩を引き受けてくれるだけで、気が楽になることがある。サポートしてくれる人や、怠惰な自分に喝を入れてくれる人だと思えるなら、それは真のパートナーである証。

02.
ひとりの時間も大切にする

私は、怒っている時はそっとしておいてほしいタイプ。彼にも、似たところがある。でも私達だけではなく、大半の人はイライラしてる時にしつこくされたら不快でしょう?火に油を注ぐだけだもの。相手の怒りをついつい煽って、その度に火傷を負ってきたけれど、そこから学んだのは、ある程度の「ひとりの時間」こそが良好な関係に不可欠だということ。怒りの原因が何であろうと、自身で解決させた方がいい。自分に関係しているとは限らないし、正直、ほぼ関係なかったりするのだから。

03.
不安な時は、素直に心を打ち明ける

信頼とは、厄介なもの。どんなに自信があっても、恋愛関係になるとあらゆる出来事で揺らいでしまったりする。過去の問題が突然浮上するかもしれないし、嫉妬があなたの心を締め付けて、不安から怒ってしまうことがあるかもしれない。誰にでもあり得る。

そんな時は、自分の気持ちを正直に伝えることが何よりの解決策。どうしてそんな気持ちになるのか、自分でも分からなかったとしても、感じていることを伝えればいい。この時に、ふたり信頼関係は強くなるのだから。もし言葉にしないで黙っていれば、不満が溜まって怒りを抱くし、反抗的な態度を取ってしまう。そんな状況を望む人なんて、ひとりもいないでしょう?

04.
「楽しい時間」を共有する

私と彼は、「ひとりになるべきの時間」と「一緒に笑うべき時間」のどちらが必要なのかを、状況を見て判断出来る。笑いのツボは人それぞれで、それが完全に合う誰かと一緒にいられることほど、素晴らしいことはない。お互いの好きなジョークや、滑稽なダンス、変な声…。相手を大笑いさせるための、多くの方法を知る時間は大切にして。

05.
状況に応じた「話を聞く姿勢」をとる

何よりも相手の話を聞くことは、ふたりの関係を長続きさせるためのカギ。これは、「傾聴」の訓練でもあって、努力や、試行錯誤が必要なこと。

心から愛する人との対話の時間は、ものすごく価値があるけれど、何かを語っている時、助言や意見はつねに必要とは限らないし、むしろ、いらないと思っていることすらある。求めているのは、興味をもってくれる姿勢。

だけど、相手がフラストレーションを躊躇なく吐き出すと、そのせいで自分までネガティブな感情を吸収してしまう。だからこそ必要なのが、「心」ではなく「耳」で聞くというスキルと、一方で、相手を気に掛けている素振りを見せるスキル。 

長続きする関係は、自立したふたりが、お互いのいいところを引き出す努力が必要で、単に笑ってばかりいることや、キスすることや、加工された綺麗な写真からつくられるわけではないの。付き合っていれば、最悪の事態に遭遇することがある。そんな時こそ、ふたりの絆を強く出来るかどうか、試されていることを忘れないで。

Licensed material used with permission by Lauren Ellman
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