街中の「パントンカラー」を探し続けるイタリア人。

鮮やかな色彩とグラデーションが特徴的なパントンカラー、つまり「色見本」。デザインや建築の現場でよく利用されていますよね。

イタリア出身のグラフィックデザイナーAndrea Antoniさんは、パントンカラーを現実の馴染み深い世界に当てはめ、その様子をInstagramで公開しているんです。

ユニークで魅力的なこの作品たちは、どのようにして生まれたのでしょうか?

グラフィックデザイナーとして
パントンカラーが好きだった

空や海の色はもちろん、街中のカラフルな建物もパントンの色調に組み込んで写真を撮るAndreaさん。普段は意識していなかった色彩にはっとさせられますね。

このようなユニークな発想について、Andreaさんはこのように語っています。

「僕はグラフィックデザイナーとして、パントンカラーが好きだったんだ。パントンは確かに色見本なんだけど、見本として以外にも楽しむ方法があると思ってこの写真を撮り始めた。

写真という媒体は完全にリアルなものだ。でも、関連するパントンの色を当てはめることで、自分がどんな風に世界をイメージしているかを捉えられる。現実と創造性を組み合わせることで、より魅力的な世界を創り出すことができるんだ」

世界の色彩の美しさを再認識できるだけでなく、デザイナーがどのように世界を見ているのか、その視点も垣間見ることのできる写真ばかりです。

Andreaさんは単発の特別編としてこのパントン写真を撮ったそうですが、いつの間にか現在の作品の1/3を占めるようになってしまったそう。

Licensed material used with permission by Andrea Antoni
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。