兄弟フォトグラファーが撮る、国境の「メキシコ側」

何かと話題に上がることが多い、アメリカとメキシコの国境。

ここで紹介したいのは、メキシコ側の国境付近で生まれ育ち、アメリカに移住したYonathanとJordan Moyaの兄弟のフォトシリーズ。それは「メキシコ側」の国境に住む人々の姿を捉えたもの。

僕たちは「ふたつの文化」
なんて思ってない。

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「国境は、ふたつの文化が交わる場所。僕たちはつねにふたつの文化を経験していたんだ。学校では英語、家ではスペイン語。学校ではアメリカ料理、家ではスペイン料理。僕たちはふたつの文化があるって意識したことはないし、ごく自然にそれを受け入れていた」

ふたりは国境付近で生まれ育った。だからこそ、故郷である国境付近のイメージの悪化が気になるのだという。

訪れたことがない人でさえも
悪いイメージを持っている。

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「多くの人にとって『国境』は怖くて危険な場所かもしれない。暴力がはびこり、危険で、無秩序な場所だと思われている。確かにそういう面もある。でもそれは他の場所でも同じで、どんなところにもいい面と悪い面がある。とくに国境付近はマイナスイメージばかりが先行して、ポジティブな面に目が行きづらいんだ。

僕は昔からそのステレオタイプを、とても悲しいことだ思っていた。実際にここがどんな場所か知らない人や、訪れたことがない人でさえも、悪いイメージを持っている。その人たちのイメージを変えられないかと思ったんだ」

そこで、国境付近に暮らす人々の写真を撮ることを思い立った。2,000マイル(約3,200キロ)を旅しながら、フォトシリーズを作成したのだ。

国境に暮らす
”普通”の人々

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見てもらえば気づく通り、カメラに写るのは他の場所と同じように、“普通”に生活をしている人々だ。

確かに犯罪率が高いエリアもあるし、麻薬の売人もいる。しかしそれはアメリカでも変わらない状況だし、それよりも“普通”に暮らしている人のほうがずっと多い。

Yonathanは、こう続ける。

「僕たちと同じように、これを見た人の国境付近のイメージが変わればいいと思っている。ここが、普段ニュースで聞くような悪いことばかりの場所じゃない、ということを知ってほしいんだ」

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