湖で撮影された、幻想的な鏡の中の世界(オーストラリア)

ふとした瞬間に目にした景色が、心の中にすーっと溶け込むようなフシギな感覚を覚えたことがあるはずです。たとえ、そこが見慣れた小径でも、いつもと同じ日々のなかだとしても。そのときの感覚をうまく言葉にすることは難しいもの。

そんなふうに、自分だけにしかわからない感情と向き合うことができる、すてきな写真を見つけました。

「鏡」を通して
景色とつながる心

同じ景色を撮り続けて14年
自然と感情がシンクロする瞬間

ここは、オーストラリアのエーア湖(Lake Eyre)。平均水位がおよそ15センチほどしかなく、乾季にはほぼ干上がってしまうこともあるんだそう。

太陽の光に反射して、湖面が空と“うつし鏡”となる場面を、わざわざ持ち込んだ等身大の鏡を用いて撮影し続ける、地元のフォトグラファーMurray Fredericksさん。2003年にスタートしたシリーズ「SALT : VANITY」で、鏡に映り込んだ「光、色、宇宙」の変化と「感情」を結びつける瞬間をフレームに収めてきました。

※現在、ロンドンで展覧会を開催中(7/7まで)。詳しくはコチラ

Licensed material used with permission by Murray Fredericks
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。