ツリーハウスに暮らすなら、こんなモダンな形がいい

ツリーハウスとは、生きている樹木を土台にして建てられた建造物のこと。まあ、トム・ソーヤーみたいな冒険心は味わえるが、その喜びはつかの間。たとえ、どんなに絶景の前に建っていようが、正直、長い間は住もうとは思わないだろう。

ところが、この「Inhabit Treehouse」は、見るからに居心地がよさそう。直訳すると、居住するツリーハウスとなるわけだが、そのネーミングの通り、快適に暮らせるイメージが湧いてくる。

大きな一枚窓は
さながら展望台

「Inhabit Treehouse」は、NYからクルマで2時間ほどの場所に位置する。あの伝説的な野外コンサートが行われたウッドストックの森の中にあるそうだ。ここは、ニューヨークシティに住む人々の保養地にもなっているほどの閑静なエリアとのこと。

ここに掲載している写真ではあまり分からないけれど、大きな一枚窓からは、キャッツキル山地や湖などの美しい景色を望むことができるようだ。この建物内にテレビはないらしいが、さながら展望台のような感覚で景色を眺めていれば、自然とそんなことは忘れられるのではないだろうか。

876a3c496230ba730b82114ff2cf78a3bc6df9a7

必要なものを
コンパクトに配置

このツリーハウスは、自然光ができるだけ入るように設計されている。曇り空でもこんなに室内が明るいのは、きっとそのせいなのだろう。また、自然とつながりを持てるようにバルコニーが2つも設置されているようだ。

2c63082ceacd23bd6e17c95a737e960bac096c12

一枚窓のすぐ目の前には、モダンなデザインのソファが置かれている。その奥には、シンプルで使い勝手のよさそうなキッチン。で、ロフトの上は、寝室となっている。シャワーやバスルームは、さらにその奥にあるようだ。全てが、シンプル。そして、必要なものだけがコンパクトに配置されている。

19cab24ad92d3edd4cee236050d0e02b78acb47a

寝室もこの通り。いくつもの窓から差し込む光で眩しいほど。居住空間と目線の違う寝室は、ツリーハウスにいることを感じさせてくれるだろう。快適さを求めながらも、これなら、冒険心も満たされること間違いなし。

さて、このツリーハウスを設計したのはイギリスに本拠を置くAntony Gibbon Designs。建築物から家具まで、モダンなデザインを幅広く手がけている。そんな、彼らに気になることを質問してみた。

Q:設計するうえで、どんなことに気を使ったの?

A:建築をするにあたって、いくつか塾考することがあったよ。まず、第一にこのモダンなデザインどうしたら、地域のレギュレーションに沿って調和を保ったままに完成させられるか。それをいかに予算内で行うかに集中したのさ。


次に、真冬のキャッツキル山地の谷間でも快適に過ごせるように、デザインの隅々まで計算したよ。ここは、冷えるからね。

最後には、外壁を覆ったり、家のまわりに植林をしたのだけど、どれだけ自然の中に溶け込ませるかを考えた。かなり時間をかけてね。


Q:値段はどのくらいなの?

A:この「Inhabit Treehouse」は、家具や諸々も含めて35万ドル(約3,950万円)以下のコストで出来たんだ。僕たちは、クライアントの要望と予算に合わせる工夫をするんだ。

1425734b0de3658acd2f55ba12040d85ba13792a

じつは、この「Inhabit Treehouse」は、レンタルができるらしい。もしかしたら、近い将来には、airbnbで貸し出されるかも。NYの保養地にある、モダンなツリーハウスで暮らしてみる。うん、悪くない。

Licensed material used with permission by ANTONYGIBBONDESIGNS, (Instagram)
家の真ん中にシンボルツリーを植樹したデザインハウスを目にしたことがある人でも、このツリーハウスのインパクトは絶大のはず。なぜなら、こちらは自然の木々が生い...
大学時代にカナダのバンクーバー島に暮らしていたことがある。僕にとってカナダという国の印象は、何といっても大自然。キャンバス内で、野生のリスと顔を合わせた時...
一般的にツリーハウスといえば、木の上にある“アレ”。まるで秘密基地のような雰囲気は、子どもならずともワクワクしちゃいますよね。でも、ここで紹介するのは、「...
チーズや鳥小屋を模した、一風変わったツリーハウスが点在する空間。ここは、長野県小諸市にある「安藤百福センター」の森の中です。そもそも、安藤百福センターとは...
「ツリーハウス」と言われたら、なんだか子どもの秘密基地みたいな、無邪気で牧歌的なものを思い浮かべますよね。ところが、スウェーデンにあるこのツリーハウスは、...
作品は、日本人アーティストの相羽高徳氏によるもの。海外では「Bonsai Tree House」とも呼ばれて話題になりました。盆栽模型とジオラマが組み合わ...
これは、スウェーデン・ストックホルムにある、林の中に建てられた家。1~2月は気温がマイナス2℃まで下がる寒い地域ですが、なんと大きな温室のなかに家を建てる...
いちごやレモン、メロンなど、お決まりのフルーツ味はもう古い?いやいや、もちろんそんなことはないのですが、これを見ると新たな時代の到来を感じることは確か。使...
水上に浮かぶ住宅(フローティングハウス)は、建築デザインにおいて今や目新しさは無くなっている。が、オランダのデザイン事務所が発表した、このコンセプチュアル...
トレーラーハウスやキャンピングカーは、永遠のオトコの憧れアイテム。中古でもいいからいつかは手に入れたいけれど、どうせなら人とは違った、こんな“和風”のもの...
オーストラリア・クイーンズランドの北端、ファー・ノース・クイーンズランド。世界遺産であるグレート・バリア・リーフや、70もの国立公園がある自然がいっぱいの...
幾何学パターンで組み立てられた多面体の物体。一瞬、オブジェにも見える丁寧な仕上げ。これが、ペットハウスだと知って驚いた。日本のナチュラルスローというブラン...
ドキドキの新生活が間近に迫ってきたけれど、まだ住まいをどうするかは決めていない…。そんな人に向けた記事がこちら。広いお風呂やおしゃれなキッチンなど、希望は...
人との出会いや、金銭的な折半ができるなど、シェアハウスのメリットにも様々なものが挙げられますが、日々の暮らしの中で基本になるのは、やっぱり「食」ですよね?...
今から3年前。ギョームとジェナは退屈に感じていたそれまでの仕事にピリオドを打ち、旅に出ることにしました。当時は借金があり、所有していたのはたくさんの家具だ...
普段はそうでもないが、今回ばかりはこう思わずにはいられなかった。「学生時代に戻りたい」と。ただし、コペンハーゲンの学生に限る。どうやら彼らは、こんな恩恵を...
2000年代半ばから徐々に注目され、2014年前後に人気が急上昇しはじめた「トロピカルハウス」。今年は日本にも本格的なブームが到来。とはいえ、なにそれ?と...
もはや今さら言うことでもありませんが、鎌倉・江ノ島は多くの魅力が詰まった人気観光地。都心からわずか1時間ほどでアクセスできる利便性も相まって、週末になると...
家に置けるものは、たったの「108個」だけ。そんなコンセプトの家・マイクロハウスをつくっている会社が福岡にあります。ものを持たない、つまり丸腰であることか...
この未来的なデザインは、サンフランシスコの建築事務所「テリー&テリー アーキテクチャ」が設計したもの。まるで海の上に浮かんでいるかのようなこのお家...