全英オープン後、用済みの試合球が「スピーカー」として生まれ変わる

大会終盤を迎えたウィンブルドン2017。熱戦が続く裏で、こんな話題はいかがでしょう。試合後のボールの行方にも注目です。

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ここに紹介する「hearO」は、昨年の全英オープンで実際に試合球として使用されたテニスボールを再利用してつくられたポータブルスピーカー。

ただの企画モノでも、もちろんお土産の類でもありません。テニスボールの性質を生かした本物のプロダクト。ラバー部分が音の振動を吸収し、クリアなサウンドになるんだとか。

着眼点もさることながら、四大大会で使われるボールがいかにして“その後”を迎えているかを知ると、約8,800円というこの商品に価格以上の価値を感じるかもしれませんよ。

1大会でおよそ5万個のボール
その使いみちは…?

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ウィンブルドンで行われる1試合でのボールの使用数は、最大で124個。1度の大会で使用されるボールの数は5万個を超えることもあるそうです。では、これら膨大な試合球は、その後どうなると思いますか?

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テニスボールの素材は世界11ヵ国から集められた9つの素材でつくられているそうです。ちなみに昨年の全英の公式球は、フィリピンで製造されたもの。

「のべ50,570マイル(約81,400キロ)を旅して、ウィンブルドンのグラスコートまでやってくる。地球2週分ですよ。なのに試合では平均して35分。これでもう“用済み”なんですから」

とは、hearOの生みの親、Rogue Project創業者のRichard Moss。

一般的に試合球の余生は転売されることがほとんどだそう。テニスクラブに渡ったり、なかにはゴミとして廃棄されるものも。歴史も伝統もそこにはない…という現状に、かつて自身もプロテニスプレイヤーを志していたRichardは、役目を終えたボールのイノベーションに取り掛かりました。

栄光を日用品として残す

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外皮のタフネスさと空洞というテニスボールの性質を応用して、自動車メーカー、航空産業で使用される油圧プレス式カッターを使った独自の裁断方法を用いて、ボールをカット。そこにBluetooth内臓スピーカーをはめ込んでつくられています。過剰な振動はゴムが遮断してくれるため、意外にクリアでいい音がするんだそう。

芝生やホコリを丁寧に落としてはいるものの、公式球である刻印はしっかりそのまま。さすがに栄光のウィニングボールが、どこかで愛犬のボール遊びになっているとは思いませんが、熱戦の記憶をアップサイクルさせるこのアイデア、いいですよね。

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そうそう、テニスボール缶をイメージさせるシルバーのパッケージもナイス!

Licensed material used with permission by hearO
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