2匹の捨て猫を拾い、翌日から一緒に旅へ出た

とある雨の日。ダニエルさんは帰宅途中の道端に、小さく動いているダンボール箱を発見。おそるおそる開けてみると、そこにはまだ手のひらほどの大きさしかない2匹の子猫が。急いで保護施設へ向かおうとするも、不運なことに時間外で対応できないと言われてしまった。

だからといって、彼女は家で預かるわけにもいかなかった。なぜなら、翌日から親友と旅に出る予定があったから。

「じゃあ、一緒に旅しよっか」

今日は夜も遅い。明日からは、しばらく家に帰らない。それなら「一緒に旅すればいいんじゃない?」と、思いついたわけです。

そうしてキールとボルトと名付けた2匹との旅が始まりました。

定位置はジャケットのなか。気まぐれな猫のことだから、動き回りたくて嫌がるかと思ったら、よほど安心するのか大人しく身を預けています。

落ちると危ないときは、バックパッグと一緒に背中へ。ここも、なかなかお気に入りみたい。

雨の日は、お揃いのカッパを愛用。

道中で購入したのか、専用のライフジャケットも。一般的には水嫌いな猫ですが、こうして幼い頃から旅をしていると、抵抗がなくなるのかもしれませんね。

SUPだってお手のもの。騒いだりしません。

出会った友達に、運んでもらったりして。

あの雨の日から約2年が経ち、すっかり大きくなった2匹。もうリュックがパンパン。「もうこの子たちなしの旅なんて考えられない。ベストパートナーよ!」とダニエルさん。

2人のはずが、"2人と2匹"になった彼らの旅はInstagramで注目を浴び、なんと今年10月には本が発売されるとのこと。これを機にさらにファンが増えるかもしれません。

Licensed material used with permission by Bolt and Keel
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。