イラストで描く、日常の「曖昧」な境界線。

一見、単純に見える世界も、人の心も、可能性も、別の何処かへと続く奥行きみたいなものがあって、一筋縄ではいきません。イタリア人アーティストAndrea Uciniのイラストも、影や光の中にもうひとつの世界が広がるような、「曖昧な境界」が見どころです。

わたしたちはどこにいて、
何を見つめて生きるのか

Andreaさん、イラストを独学で学ぶ前はフィレンツェの音楽大学でピアノを学んでいたんだそう。彼にとっての音楽は、あくまで最初に出会った表現方法。絵は概念や感情を読み解くために必要な、別の重要な手段だったと言います。

絵と音楽。言葉を用いることなく、「曖昧な世界」をそのまま表現する方法。

言語の違いや文化の違いを超えて、人によって解釈が異なることをすべて許してしまえるのが音楽や絵の素晴らしいところ。

このイラストをひとつひとつ文章で説明してしまえば、きっと大切な何かが抜け落ちてしまうことでしょう。定まった形にならない、まるで蜃気楼のような作品を、みなさんはどんなふうに感じましたか。

Licensed material used with permission by Andrea Ucini
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。