「何歳まで生きたい」という目的がない人へ。

考え出すと止まらない深い疑問を投げかけつつも、少しポジティブな答えも出してくれる動画シリーズ「Kurzgesagt」。ここで紹介するお題は「老いについて」。

日本は超高齢者社会と言われ、アンチエイジングと言われるこのご時世で、もう一度考えてみたい、「老い」の哲学の動画を紹介します。

人は年を重ねることは良しとしても、老いたくない」グサリとくる言葉でしょ。

人類の抱える病
「老い」を考えてみる

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今もし、「何歳まで生きたいか?」と決断を迫られたら、何歳まで生きたいと思いますか?80歳?90歳?120歳?それとも更に長く?

そして、その年齢になっとき当時の決断はまだ揺るぎないものだと言えるでしょうか?

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今からおよそ5万年前、人類はもっと若くして一生を終えていました。それが、歴史の中で日々、どのように健康的に生きることができるのかを我々は学べるようになり、現在では、より健康に、そして長く幸せな人生を過ごせるようになったのです。でも、これは必ずしもいい面ばかりとは言えません。

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誰の一生のなかでも、体調を崩すこともあれば、病気にかかることも。ゆえに、健康を維持するためなんらかの配慮が必要となるのです。また、ほとんどの人が病院のベッドで最期を迎えるという事実も。あなたの愛する人さえも。

考えただけでも憂鬱になりますよね。何か止められるものはないのか、と。

病気にかからないよう、もっとも効果的なのは予防すること。例えば、何万人の喫煙者にタバコを止めさせることで、どんなに多くの人たちが助かるものか。もしかしたら、新たな抗がん剤を開発するよりも、はるかに多くの人を助けられるかもしれません。

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では、全人類の抱える問題、「老いること」は止められるのでしょうか?単刀直入に言えば、老いることは生物学ではなく、物理学的な原因です。

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例えば、車を想像してみてください。運転すれば、パーツは徐々に劣化し、錆も入ります。それは我々の体においても一緒。

酸素、太陽からの紫外線、そして動き回る新陳代謝。体はそのような外から受けるダメージから修復させるために活動するけれど、年をとれば、少しずつ効果を失っていくのです。骨や筋肉も弱くなり、肌にもシワが増える。そして免疫力も下がり、やがては記憶も失われていってしまいます。

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最近では「老衰」という、老いて死ぬといった感覚がなくなりつつあります。今では、どこかのパーツが壊れてしまい、その損傷から入ってくる多くの病気によって亡くなるケースの方が多いということ。

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ところがここ数年、長寿に関する多くの研究がなされ、科学的な根拠により、老いるメカニズムをより深く知ることができるように。なんでも、老いの防止さえもできるような発見がなされているんだとか。

けれど、本当に我々は老いることを止めていいのでしょうか?それが良いアイディアなのでしょうか?

なぜか、我々は「年をとることは良し」とする一方で、「老いること」はしたくないでいるから。

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ギリシャ神話のなかに似たようなストーリーがあります。

ティートーノスは、女神のエーオースから熱烈に愛され、なるべく長く一緒にいたいという思いから、彼女は「ティートーノスを不死にして欲しい!」とゼウスに願ったのです。ただし、不老にすること頼み忘れたがために、ティートーノスは老いていくとエーオースも遠のき、最終的には死せず、ぶどう一粒の大きさにまで縮んでしまった。というアレです。

神話から読み取れるように、多くの人は老いること、そしてずっと老いていることに恐怖があったのではないでしょうか。

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生物学上の老いと、すべての終わりとは、またベツモノ。幼少時代の夏、外で遊んでいるとお母さんから「そろそろお家に戻りなさい」と呼ばれるのと似たような感じなのでは。外でずっと遊べるわけではないし、疲れてそのまま寝てしまうといった感覚。

もしあと100年、200年と生き続けたとしても、それで我々の何が変わるのでしょうか?

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地球をもっと良いところとして子孫に残しますか?あと150年も身を粉にするほど働きたいですか?それとも、未だに答えの見つからないから、もっと“自分探し”をしますか?

より長く生きたからと、このような悩みやストレスがなくなるという可能性はありません。だから、もう一度自分に聞いてみてください。あなたが健康なまま、愛する家族や友人と過ごすためにも、何歳まで生きたいと思いますか?

Licensed material used with permission by Kurzgesagt
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