旅行中に出会った景色が美しくて、「抱いた想い」をノートに。

どこか旅に出かけて感動するようなことに出会ったら、自然とポケットの中にあるスマホに手が伸び「パシャッ」。周囲を見渡すと観光客が同じようにパシャパシャ撮影をしている。こんな光景はよく見るんだけど、撮った写真を見返すことなんて実はそんなになかったり……ね?

もちろん、その行為を否定したりしないし、これからも写真はきっと撮る。でも、イラストレーターのJaqueline Diedamのような“旅の仕方”もイイなあって思うんだ。

目で見て感じた
そのまんまじゃない景色

私の場合、スマホで撮影するときSNS映えを意識して撮影ボタンを押している。ちゃんと景色も楽しんでいるんだけど、目の前にある美しさとは別のことが頭に浮かんでいるのは旅行中なのにちょっともったいない気も。

今までに20ヵ国を訪れたJaquelineの旅の仕方は、まず目で見て感じて思いっきり満喫すること。それから、ノートに“感じた色”をのせていくのだけど、時間がない時や疲れている時は簡単にラフを描いて観光をひたすら楽しむみたい。

あとでゆっくりと記憶を頼りにペイントするから、現実と“抱いた想い”が混ざり合ったイラストが完成するのだ。

先にペイントしてから、観光を楽しむこともあるらしい。でも、その時も「気持ち」は大切にしているそう。フォトジェニックもいいけれど、自分だけが感じて見えた景色を描き起こせば、心にしっかり刻まれると思う。

Jaquelineの想いが詰まった柔らかい絵を眺めていると、ちょっとした「旅行気分」を味わえたよう。

Licensed material used with permission by Jaqueline Diedam
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。