セクハラ被害者が声をあげにくい理由は、こんなところにも。

バイト先の上司からセクハラ被害をうけてきたという、18歳の女性。不快な行為は職場を離れるまでの2年間、止まることがなかったと言います。

やっと平穏に過ごせると思った矢先、被害者であるはずの彼女がさらに傷つく出来事が起こりました。まずは、彼女がうけた嫌がらせを振り返るところから。

「俺と付き合って」
学校の外で待ち伏せ

Emily Houserさんが主張するセクハラ被害とは──、

「私が通っている高校にあらわれて、『付き合ってくれ』と言われ続けてきました。ほぼ毎日ですよ。

バイト先にそのマネージャーのことを報告して、私は仕事を辞めました。その後、彼は別の店舗へ異動になったのです」

予想だにしない出来事が起こったのは、やっと平和な日々が訪れたと思った矢先のこと。

「まさか…」元同僚たちが、
怒りをケーキでぶつけてきた。

「F*ck Emily Houser」と書かれたこのケーキ。文字通り被害者であるはずの彼女を強く非難しているものですが、驚くことに元同僚たちがデコレーションし、SNSに投稿したというのです。

どうやら彼らは、マネージャーの送別会を開いたそう。Emilyさんへのセクハラ行為を除けば、マネージャーはかなり職場で慕われていたようです。ケーキのデコレーションには、「行ってほしくなかったのに!」という気持ちが込められているのかもしれません。Emilyさんの訴えに筋が通っていたからこそ、正式に異動となったと思いますが、マネージャーは異動理由をどのように説明していたのでしょうか。

今回、Emilyさんがうけた強烈な“ダブルパンチ”には、加害者から性的な嫌がらせをうけるだけでは終わらない現実が垣間見えるようで。

「セクハラ被害にあったなら、どうして声を上げないの?」

時々、このような意見を耳にすることがありますが、こうしたことも被害者が声を上げにくい理由のひとつなのかも。

Licensed material used with permission by Emily Houser
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。