鮮烈なグルーヴ。魂に響く歌声。冒頭から、アフリカへトリップできる傑作。

アフリカのコンゴ民主共和国。この国には、過去100年に渡り、狂った植民地化から独裁政権へ、独裁から戦争へ、そして、混乱と略奪、破壊につぐ破壊が繰り返されてきたという歴史がある。猥雑さと喧騒が同居するこのカオティックな都市でサバイブするためには、タフでなければならない。

本作品『わたしは、幸福(フェリシテ)』のテーマは、本当の幸せとは何なのか?それは、理不尽と不条理に満ちた人生を生きる僕たちにとっての問いかけでもある。

あえて危険なキンシャサで撮影

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本作でメガホンをとったアラン・ゴミス監督によれば、この映画は、どうしてもキンシャサで撮影されなければならなかったとのこと。

しかしながら、当然、表と裏の顔を持つ街では苦労があったそうだ。ちなみにゴミス監督はセネガル系フランス人でありながらも、恐れを抱いていたようだ。スムーズな撮影が実現に至ったのは、現地チームとの連携プレー。運よくプロデューサー、ロケーション・マネージャーに恵まれて撮影が成功したとのことだ。

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そのかいがあって、思わずカラダが動いてしまうグルーヴ、魂に響いてくる力強い歌声、そして、ねっとりとした生々しい空気感などが圧倒的な迫力で迫ってくる。それは、リアルなアフリカの姿だ。自然、野生動物、政治で語られることのないリアルなアフリカだ。

本当の困難が
様々なことを気づかせてくれる

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物語の主人公は、フェリシテという黒人女性。女手ひとつで息子を育てている歌手だ。幸福という名前を持ってはいるが、実際の生活はかなりシビアな状況。次々と襲いかかる困難や容赦のない冷酷な現実の中で、傷ついた彼女は転落して、底に打ちつけられる。そして、ついには、絶望から歌えなくなってしまう。彼女は歌うときだけ輝くのに…。

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「本当の困難に立ち向かわなければ、希望について語ることはできない」

そんな監督の意図通り、いつの間にか僕もフェリシテと一緒にキンシャサの街の中を彷徨っていた。本当の幸せについて考えながら。つくづく、人生は、皮肉なものだと思う。なぜなら、底に打ちつけられなければ、気づかないものがたくさんあるからだ。最後、フェリシアが気づいた幸福とは何だったのか?ぜひ、劇場で確かめて欲しい。

『わたしは、幸福(フェリシテ)』
2017年12月16日(土)より、ヒューマントラストシネマ渋谷、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開。公式サイトは、コチラ

渋谷の街で
リアルなアフリカを体験

尚、『わたしは、幸福(フェリシテ)』の公開を記念して、パーティーイベントが開催される。アフリカの料理を食べて、アフリカの映画や音楽のトークや情報に触れ、アフリカダンスやジャンベ(アフリカの太鼓)まで、アフリカのすべてがぎゅぎゅっ!と一晩で体験出来るイベントだ。興味のある方は、リアルなアフリカを体験してみよう。

【渋谷でアフリカ・アフリカ・アフリカ!開催!】
■開催日:2017年11月29日(水)
■時間:Open 18:30 / Start 19:00
■会場:LOFT9 Shibuya 
■料金:映画『わたしは、幸福(フェリシテ)』鑑賞券付き ¥3,300 / 前売(イベントのみ)¥2,300
■前売券=peatix http://peatix.com/event/317969 / 電話受付=ムヴィオラ 03-5366-1545(月〜金)/ メール受付=info@moviola.jp(件名「11/29アフリカイベント予約」としていただき、お名前、人数、ご連絡先を明記ください。)
■出演者・参加者:熱帯音楽酒場Los Barbados / マサイマーケット / 佐藤ココア綾子 / サラーム海上(よろずエキゾ風物ライター/中東料理研究家/DJ)/ 原田尊志(EL SUR RECORDS)/ 吉田未穂(シネマアフリカ代表)
■イベント詳細は、コチラ。 

© ANDOLFI – GRANIT FILMS – CINEKAP – NEED PRODUCTIONS - KATUH STUDIO - SCHORTCUT FILMS / 2017

Licensed material used with permission by わたしは、幸福(フェリシテ)
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