日本一小さな村だからできる「僕」たちの公園改革

「市議会は、17時からだよ」

ドイツの環境先進都市・フライブルクで、案内役のロバートが教えてくれた。ここは、地方の街づくり政策のモデルとして、世界的に有名な街。市議会は、市民が議会に参加しやすいように、夕方に開会するらしい。「街のことは、住んでいる自分たちで考えよう」。こういった市民参加の考え方が、住みやすく楽しい街づくりを支えているのだと聞いた。

日本にも、そんな街…いや村があるようだ。
公園づくりは、「ぼく」たちがやる。日本で一番面積の小さな村で、小さな住民たちが、公園改革というでっかい仕事に燃えている。

何もない広場を
ここにしかない公園へ

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富山県船橋村は、3.47平方キロメートルと面積が日本で一番小さな自治体。今この村の子どもたちは、新しい公園づくりで大忙しだ。

今は何もない広場を、日本一楽しいと自慢できる公園に作り変えたい。そして、遊びに来た人が、いつの間にか仲良しになれるような公園づくりをしよう。これらをコンセプトにした「船橋村 園むすびプロジェクト」に、7人の子どもたちと造園屋さんが中心となって立ち上がった。

遊び場を
自分たちで考える

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水遊びがしたい!

思い切り、泥で遊びたい!

公園に行っても人がいないから、寂しい!

自分たちファースト。

改革のアイデアを出すのは「子ども公園部長」と名付けられた子どもたち。ここでしかできない遊びや遊具、ルールづくりに頭をひねる。遊び場を今よりも楽しい場所にするため、遊ぶ側の目線から提案する。

そして、それをサポートするのは、地元の造園屋さん。何もないただの広場を、日本一楽しい公園にするため、提案されたアイデアを形にしていく。

部長たちが、はじめにつくりたいのは、水遊び場。特徴は、自分ではない誰かが水をくみ上げて流してくれないと、遊ぶことができないところ。公園に遊びに来た人たち同士が一緒に遊ぶことができる…いや、むしろ一緒に遊ばないと楽しむことができない遊具なのだ。地域住民同士の「縁」を結ぶ「園」づくりプロジェクトには、そういった想いも込められている。

完成予定は2018年春。部長たちの仕事も、いよいよ大詰めにきている。

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地方消滅といわれ、人口減少や少子高齢化など、数々の問題を抱える地方都市。そんな中、船橋村は人口約3,000人と少ないものの、平成元年から人口は倍増している。そして、2015年の国勢調査では県内で唯一、前回の調査から人口が増えた自治体だった。

日本一小さな村だからこそできる地域づくりは、住みたいと思える村をつくっているのだ。

小さな住民たちの、日本一楽しい公園づくり。「園むすびプロジェクト」は、現在CAMPFIREでクラウドファンディングに挑戦中。

Licensed material used with permission by CAMPFIRE
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