「部下に信頼されていないかも…」と悩むリーダー必読。

良いリーダーになりたいのなら、何よりも先に部下を知る必要があります。そして彼らを知るために必要なのは、言わずもがなコミュニケーション。それも量、頻度、質、行動が伴っているかなど、考慮する点は様々。中でもリーダーシップを磨き上げるために意識したい点をMarcel Schwantesさんが「Inc.」に紹介しています。

2018年はまずエゴを捨てるところからスタートしよう、と言ったところでしょうか。

01.
フィードバックの
受け取り方を変える

マネジメントに配属されている人は、往々にしてエゴが強いもの。自分の地位や印象を守ろうと必死なため、フィードバック(とくにネガティブなもの)は彼らの権力や自己価値を奪うものと受け取る恐れも。

一方で、いいリーダーは喜んで率直なフィードバックを受け入れます。なぜならフィードバックは、リーダーシップを磨き上げて、環境をよりよくするためのツールだと理解しているから。フィードバックがネガティブであれば、正す必要のある点、再発を防ぐ改善案などを自然に考えられるでしょう。

02.
目標を明確に提示し、
期待感を伝える

年の締めくくりとして、日々忘れがちな一対一の対話の時間を設けて、チームの目標を明確に提示し、その目標に対する彼らへの期待を知らせてあげましょう。

すると部下が自分の意見やいまある問題点などをシェアする場ができますし、彼らにざっくばらんにフィードバックを与えることもできるでしょう。メンバーと密にコミュニケーションをとることは、リーダーシップを磨きあげるひとつのコツだと知りましょう。

03.
最低でも週1で、部下を褒める

Gallupの調査によると、仕事への貢献度を向上させる動機付けには、彼らの仕事の出来に「気づいてあげること」、そして「褒めてあげること」が効果的だという結果が現れています。

このふたつが頻繁になされる職場では、生産性や仕事に対する誠実さが増し、顧客の満足度のアップまで見受けられたよう。

気になる褒め頻度は、Gallup調べによると週1だそうですよ。

04.
自分の過ちを認め、
親近感を与える

どんな会話においてもそうですが、信頼関係を築くためには言葉選びやそれに紐づく行動が重要となってくるでしょう。リーダーには必須となる「謙虚さ」を手に入れたのなら、勇気を振り絞って「私のせいでした」と非を認めてみましょう。

いくらリーダーとは言えど、あなたもみんなと同じく人間です。時折過ちを犯してしまうこともあるでしょう。そんなときは非を認めると、周りからの信頼度も上がるそう。

Trust Factor: The Science of Creating High Performance Companies(信頼:ハイパフォーマンスを発揮する会社を生み出す科学)」の著者Paul Zakはこう言います。

「私たちは不完全な人間に惹かれる傾向にあります。完璧に見える人よりも、親しみを覚えやすいのです」

05.
とことん誠実さを磨く

いくら自分の下で働いているからといって、何も彼らはバカじゃありません。彼らはリーダーの行動から物事を有言実行できているかまで、予想以上に観察しています。これにドキっとしたなら「成功に誠実さが必須である5つの理由」についても記事を書いているので、ぜひ。

それはさておき、部下たちが上司に対して考慮する下記の点を自分にも問いかけてみましょう。

・上司は正しい決断を下してくれるだろうか?
・上司は私に正直な意見を伝えてくれるだろうか?
・上司は自分の過ちを認めることができているだろうか?
・上司は私たちを正当に評価してくれているだろうか?
・資産にばかり目を向けず、チームメンバーの思いまで配慮しているだろうか?

Licensed material used with permission by Marcel Schwantes
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