庶民感がない、アメリカ人女性の「卵かけごはん」。

生卵、ごはん、醤油というシンプルな材料。思い立ったらすぐ作れるのに、炭水化物とタンパク質の両方が摂取できる。卵かけごはんは、忙しい朝の救世主だ。

だけどどうしても拭えないビジュアルの地味さと庶民感...。ゆえに今まで卵かけごはんは一人でこっそり食べるものであって、人様に見せられるものではないと思っていた。そんな私の偏見を取り去ってくれたのが、アメリカ・テネシー在住のトラベルブロガーBeth Kirbyさんが作った「TAMAGO KAKE GOHAN」でした。

実は、優秀なファーストフードだった。

何度か日本を訪れたことがあり、独学で日本食も学んでいるというBethさん。食器のセレクトやスタイリングも相まって、なんだか卵かけごはんが上等なものに見える...。

トッピングや混ぜ方など、人それぞれにこだわりどころがあると思いますが、BethさんのTAMAGO KAKE GOHANには、ふりかけがマスト!醤油以外に、みりんも垂らすと美味しいらしい。その他にもトッピングのアイディアとして、刺身(サーモン・マグロ・ハマチ)、梅干し、漬物、小ねぎ、スライスオニオン、アボカドなんかを挙げている。アボカドや刺身は、海外から見た「SUSHI」的発想だろうか。一度試してみたい。

彼女がブログのなかで卵かけごはんについて「すぐ出来て簡単なのに、クリーミーで香りがよく、旨味があってパーフェクト」と書いているのを見て、改めて卵かけごはんを見直してしまった。身近すぎて気づかなかっただけで、実は卵かけごはんって日本の誇るべきファストフードなのかもしれない。

Licensed material used with permission by local milk(Blog), (Instagram)
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。