ひっつめた黒髪、リクルートスーツで、わたしの何がわかるの?

「今って、“よそいき” モードですか?」

 

「TABI LABO」入社面接のときに、面接を担当してくれた人に言われた言葉です。ふいに突っ込まれた質問に、案の定 “よそいき” モードだった自分は動揺し、小さな声ではいと言うのがやっとだったことを覚えてる。

「あ、じゃあ一旦そのモードやめてください。
どんな人かわからないので」


間髪入れずに言われたこの言葉こそが、入社への気持ちを後押ししてくれたっていうのは今だから言える話。開始5分で “よそいき” モードを解禁した面接の帰り道、これで落ちてもそれはしかたないと思うことができた。

あれから1年経った今も、あの言葉がこの会社をつよく象徴しているっていうのは日々実感しているところ(ま、弊社がスタートアップ企業だからっていうのもあるんですが……!)。そんな折、ふと駅でこんなメッセージを見つけたのです。

©パンテーン(P&G)
©パンテーン(P&G)


ヘアケアブランド「パンテーン」が、“1000人の就職活動のホンネ” をもとに展開するこのキャンペーン。来たる10月1日は、企業の内定式。「次の時代の当たり前を考えていきたい」という想いのもと、都心の駅ではこのメッセージが新社会人になるみなさんを待っています。

たかが 髪型、髪色、服装。
だけど、たぶんそこにホンネはある

 

「多様性」っていう言葉を当たり前に聞くようになったのは、すこしずつ、みんながホンネを言いやすい時代になってきたから。今になってはじめて、みんなの見た目や性格や好きなものが多様化されていったのではなく、本当はずっと前から、みんなのホンネは「多様」だったはず。

それをあらわすのは、髪型でも髪色でもいい。服装でもメイクでも、たとえば喋り口調でも。それがその人にとっての自分なら、べつに黒髪のままでもいい。ただ、仕事をするのも、だれかと仲間になるのも、まずは「本当の自分」があって、はじめられることなのではないでしょうか。

©パンテーン(P&G)
Top image: © metamorworks/Shutterstock.com
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。