採掘場跡の「巨大地下空間」でフェスだって!

栃木県宇都宮市の地下に広がる巨大空間「大谷石(おおやいし)地下採掘場跡」。旧帝国ホテルの建築材にも使われたという大谷石を掘り出してできた巨大な地下空間だ。

かつて地下軍需工場として陸軍四式戦闘機「疾風」の製造をしていた時期もあるというこの遺産は、広さ2万平方メートルにもおよび、野球場がすっぽりと入ってしまうほどの規模。

柱が整然と並び、灯された明かりと柱の影が幾重にも続くその場所は、映画やドラマのロケに使われることも多く、まるで地下神殿を思わせる神秘的な光景が広がっている。

そんな魅惑的な場所で、2020年4月10日(金)と11日(土)に、新たな電子音楽フェス「REITEN presents Ensō」の開催が決定した。

主催者である実験的アートプラットフォーム「REITEN」は、毎回こだわったロケーションで注目を浴びるのだが、その場所選びにはユニークネスだけではない徹底した “音へのこだわり”がある。

素朴で柔らかく温かみのある質感の大谷石は、いわゆる一般的なイメージの石とは異なった吸音と反響の絶妙なバランスで、ここでしか鳴らない“音”になるそうだ。

すでに出演が決まっている10組以上のライブアクトはサウンドエンジニア級の実績を持つ、電子音楽界の最高峰ばかり。その確かなスキルで、あなたがまだ経験したことのないまったく新しいフェスを作り上げてくれることだろう。

 

※新型コロナウイルス感染拡大防止のためイベントは延期となりました。詳しくはHPをご確認ください。

©REITEN
©REITEN
©REITEN

「REITEN presents Ensō "Festival for Sonic and Visual Arts”」概要

 

【日程】2020年4月10日(金)19:00〜5:00、4月11日(土)19:00〜5:00
【会場】大谷石地下採掘場跡(栃木県 宇都宮市)
【出演】2020年1月発表予定
【料金】早割2日券 1万2800円 前売2日券 1万5800円 https://jp.residentadvisor.net/events/1356736
【公式HP】www.ensojp.com

※前売券で規定人数に達した場合、当日券はありません
※会場内での宿泊は不可。近隣の宿泊施設をご利用ください
※宇都宮駅〜会場間は定期シャトルバスを運行予定

Top image: © REITEN
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。