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    <title>TABI LABO</title>
    <link>https://tabi-labo.com/</link>
    <description>TABI LABOは、カルチャーやライフスタイル、トレンドにテクノロジー、おもしろいモノから、感動するコトまで。いま世界で起きているあらゆるトピックを扱う、「世界とつながるネクストマガジン」です。</description>
    <language>ja</language>
    <copyright>(c) TABI LABO, Inc.</copyright>
    <pubDate>Thu, 20 Aug 2026 17:00:00 +0900</pubDate>
    <lastBuildDate>Thu, 20 Aug 2026 17:00:00 +0900</lastBuildDate>
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      <title>TABI LABO</title>
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    <item>
      <title>カレーの祭典、池尻大橋BPMで開催！熱気に包まれたイベントの裏側に密着</title>
      <link>https://tabi-labo.com/312835/bpm-event-curry</link>
      <description><![CDATA[第３世界ショップが池尻大橋BPMで開催した「夏フェス」をレポート。人気商品「カレーの壺」を通じて、スリランカの食文化や生産者とのつながり、商品に込められた想い、リアルな体験だからこそ生まれる共感と熱量に迫ります。]]></description>
      <content:encoded><![CDATA[<img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283772/5633360976150528.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><p dir="ltr">7月3日、池尻大橋のイベントスペース「BPM」。</p><p dir="ltr">フェアトレードと手仕事の魅力を届ける「第３世界ショップ」が開催した「夏フェス」は、じつに170名もの小売店パートナーや関係者が集い、会場は熱気に包まれて幕を閉じました。</p><p dir="ltr">『混ぜて、食べて、スリランカに出会う。』というテーマのもと、看板商品「<a href="https://www.p-alt.co.jp/currytsubo/" target="_blank" rel="noopener"><strong>カレーの壺</strong></a>」を囲み、生産者と販売元が共にホストとなって日頃の感謝を交わす。そこには、単なるお披露目会の場を超え、製品以上に厚い信頼と熱気が交錯し、まさにカレースパイスのような多層的な空間が広がっていました。</p><p dir="ltr">では、なぜこれほどまでに熱い場を作れたのか。</p><p dir="ltr">今回の企画を発案した第３世界ショップの勝田かおりさんに、商品に込める想いからイベントに託した狙いまで、その舞台裏を伺いました。</p></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">対面でこそ生まれる<br />「共感」と「熱量」</h2></div><div style="margin-bottom: 15px;"><p dir="ltr"><strong>──第３世界ショップとして、久しぶりのイベント開催と伺いました。企画に至った背景には、どのような想いがあったのでしょうか？</strong></p><p dir="ltr">&nbsp;</p><p dir="ltr">じつは、入社する前に自然食品店で働いていて、お客として第３世界ショップの展示会に通っていたんです。マリオさんのカレーを食べた体験や、作り手の方と直接言葉を交わせたあの時のワクワク感や熱気が、何年経ってもずっと心の中に残っていました。</p><p dir="ltr">入社後、お客様からも「あの時の展示会、楽しかったよね」「あれが美味しかった」と声をかけていただくことが本当に多くて。10年近く経っても、皆さんの記憶にそれほど鮮明に残っていることが、私にとっては大きな驚きであり、リアルな体験が持つパワーを再認識しました。</p><p dir="ltr">これまでスリランカフェスティバルなどの大きなイベントにも出展してきましたが、そこは不特定多数の方に向けて広く販売する場であり、会場自体を包む熱気はあれど、長年お付き合いのあるお客様一人ひとりに私たちの想いや温度感を届けきれていないという歯がゆさがありました。</p><p dir="ltr">&nbsp;</p><p dir="ltr"><strong>──熱気に満ちたイベントと聞けば大成功と思えますが、それに満足せず「既存顧客や関係者に想いを届ける」。商品に対する、そして製造に携わるスタッフへの深い愛を感じますね。</strong></p><p dir="ltr"><br />本当に魅力的なスタッフが揃っていて、私たちがイキイキと働いている姿こそが、第３世界ショップという会社の最大の魅力だと思っています。だからこそ、今回のイベントでは、私たちのことを深く知ってくださっているお客様をお招きして、じっくりと時間を共有したかったんです。</p><p dir="ltr">スタッフも海外のパートナーも、そして商品を愛してくださるお客様も、本当に素晴らしい人たちばかり。ですから、機会は少なくても&ldquo;リアル&rdquo;に集まってコミュニケーションを取れる場があれば、私たちの事業はもっと永く、より豊かに続いていくはずだと確信し、「自分たちで開催する」ことにこだわりました。<br /><br />実際に生産者の顔が見えて、直接話を聞けて、人柄まで知ることができる。そうやって温度感が伝わると、商品に対する愛着や理解の深さも変わってくるんだと思います。</p></div><div style="margin-bottom: 15px;"><p dir="ltr"><strong>──直接触れ合い温度感を共有することで、単なる商品への理解を超えた、深い「共感」が生まれる。その共感は、参加された方々からはどのような声として返ってきたのでしょう？</strong><br /><br /></p><p dir="ltr">会場の雰囲気やマリオさん（「カレーの壺」の生産者）たちの温かさ、そして私たちスタッフと直接話したことで、お客様が本当に深く共感してくださったと感じています。</p><p dir="ltr">卸先の小売店の方からも「第３世界ショップが売っているのは、単なる商品じゃない。笑顔を売っているんですね」という言葉をいただいて。商品やこのイベントに対して私たちが込めた想いを感じ取ってくださって、本当に嬉しく思いました。</p><p dir="ltr">他にも、「これは絶対売りますからね！」と力強いメッセージをたくさんいただきました。単なる商売としての付き合いではなく、「この商品の良さを多くの人に広めていきたい」という想いの共感だと受け取っています。</p><p dir="ltr">そうした熱い言葉をいただけることは、私たちにとって何よりの勇気になりますし、これからもこの事業をより良く続けていこうという大きな力になります。</p></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">混ぜて、食べて、スリランカに出会う。</h2></div><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283766/6515494846726144.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><p dir="ltr"><strong>──今回の夏フェスですが、大人気商品「カレーの壺」生産者であるマリオさんの実演ショーが大好評でした。</strong></p><p>&nbsp;</p><p dir="ltr">今回は実演に合わせて、私たちで「スリランカプレート（※）」も用意しました。新発売のレトルトカレーは、スパイスの効いた2種類のカレーに「マンゴーチャツネ」を添えたユニークな商品です。本場スリランカでは、カレーを2〜3種類盛り付け、チャツネや「サンボル」というココナッツのふりかけなどの副菜を添え、手で混ぜながら食べるのがスタイルなんです。</p><p dir="ltr"><br /><span class="text-small">（※）スリランカプレート：複数のカレーや副菜を一つの皿に盛り付け、混ぜ合わせて味わうスリランカ伝統の食事スタイル。</span></p><p>&nbsp;</p><p dir="ltr"><strong>──手で混ぜて食べる、というのは日本ではなかなか珍しい体験ですね。</strong></p><p dir="ltr">&nbsp;</p><p dir="ltr">そうなんです。前述のように今回のコンセプトは「混ぜて、食べて、スリランカに出会う。」です。レトルトカレーに副菜は入っていませんが、それらを別途用意することで、まるで現地の食卓にいるかのような体験を再現しました。「スリランカでカレーを食べたかのような体験」そのものが、お客様にとても喜んでいただけた理由だと思っています。</p><p>&nbsp;</p><p dir="ltr"><strong>──お話に出てきた「チャツネ」とはどういったものなのでしょうか？</strong></p><p dir="ltr">&nbsp;</p><p dir="ltr">簡単に言えば、スパイスの効いた調味料のようなソース。私たちが販売しているのはマンゴーチャツネで、マンゴーの果肉にスパイスなどを加えて煮詰めています。現地ではデーツやナツメグを使ったり、私がインドで食べた時はココナッツのチャツネが出てきたりと、食卓には欠かせない存在です。</p><p dir="ltr">現地の料理は、いろいろな「小さなソース」を組み合わせて完成する、とてもクリエイティブなものなんですよ。</p><p>&nbsp;</p><p dir="ltr"><strong>──実演を見ていて驚いたのが、調理の手順です。日本とは全く違いますね。</strong></p><p dir="ltr">&nbsp;</p><p dir="ltr">そうですね。多くのお客様も「作り方が逆だ！」と驚かれていました。日本のカレーはルウを水に溶かしてコトコト煮込むイメージですが、現地ではまずスパイスを油で炒め、香りを立たせてから水分を加えます。先に炒めることで、スパイスの香りが最大限に立ちますからね。</p><p dir="ltr">現地のカレーは長時間煮込むのではなく、サッと炒めて最後にココナッツミルクを加えて仕上げるのが特徴。そのライブ感も含めて、現地のリアルな食文化を体感していただけたことが、今回の満足度に繋がったのだと思います。</p></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">言語や文化の壁を越える<br />「良いものをつくろう」という志</h2></div><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283767/5487598379204608.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><p dir="ltr"><strong>──調理手順の違いという「食文化」への驚きもそうですが、日本と現地の「品質基準」に対する感覚の違いも大きな壁になりそうですね。</strong></p><p>&nbsp;</p><p dir="ltr">おっしゃる通りです。私たちは「カレーの壺」をすべてスリランカ現地で生産していますが、品質管理においては常に調整が必要です。</p><p dir="ltr">日本ではパッケージの微細な凹み一つでも不良品として扱われることがありますが、自然由来の素材を手作業で扱うことの多い現地では、それが&ldquo;当然の風合い&rdquo;として受け入れられることもあるからです。</p><p dir="ltr">味付けにしても、添加物を使わずに素材の良さを活かそうとすればするほど、均一な味や見た目に仕上げることは難しくなりますから。</p><p dir="ltr">それでも、日本のお客様の信頼を裏切るようなことはできません。そこで、数年前スリランカを訪れた際、厳格な日本の基準をまとめた資料を持参して、現地スタッフ一人ひとりに「なぜ細部が重要なのか」を丁寧に説明してまわりました。</p><p dir="ltr">&nbsp;</p><p dir="ltr"><strong>──現地スタッフは、日本の価値観を受け入れてくれたのでしょうか？</strong></p><p dir="ltr">&nbsp;</p><p dir="ltr">それから数年、再び私が工場訪れた際、驚くべき光景を目にしました。</p><p dir="ltr">私たちが渡した資料を現地スタッフが翻訳し、工場の誰もが目に入る場所に大きなタペストリーとして掲示してくれていたんです。「これはOK、これはNG」という基準を、彼ら自身が行動指針として掲げてくれていた。それを見たとき、本当に胸が熱くなりました。</p><p dir="ltr">数ある貿易のひとつとして、ただ商品を買い付けるのではなく、お互いに「良いものをつくる」という志を共有する。こうした地道な対話こそが、産業を育てることに他ならないのだと、彼らの姿を見てあらためて確信しました。</p><p>&nbsp;</p><p dir="ltr"><strong>──「カレーの壺」は、第３世界ショップの代名詞と言えるロングセラー商品ですが、誕生した背景について教えていただけますか？</strong></p><p dir="ltr">&nbsp;</p><p dir="ltr">じつはマリオさん、かつて日本で暮らしていた時期があるんです。「日本のカレールウ」に出会い、その利便性に衝撃を受けたそうですよ。</p><p dir="ltr">「スリランカではスパイスを一つひとつ手作業で調合してカレーをつくるのが当たり前。このスパイス調合をシステム化できれば、母親たちの時間を今ほど奪わなくて済むはずだ」と。</p><p dir="ltr">マリオさんが言うには、当時のスリランカでは、料理はすべて母親たちの担当だったそう。でも、もっと便利で美味しい選択肢があれば、彼女たちは自分の時間を他の活動に使うことができる。そんな「母親たちのためのギフト」として生まれたのが、このスパイスペーストなんです。</p></div><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283768/6083549653368832.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><p style="text-align: center;"><span id="docs-internal-guid-95467ced-7fff-5f95-d9e6-dcf30b7bcc3b" class="text-small">(マリオさん親子　右：マリオさん／ 左：息子シェランさん)</span></p></div><div style="margin-bottom: 15px;"><p dir="ltr"><strong>──</strong><strong>開発にあたって、一番こだわった点は？</strong></p><p dir="ltr">&nbsp;</p><p dir="ltr">現地の味は非常にパンチが効いているので、2001年の発売当初は日本人の口に合うよう味の調整を重ねました。発売から約25年、少しずつ改良を加えていますが、「小麦粉やうまみ調味料を使わない」という点だけは一貫して守り続けています。</p><p dir="ltr">アミノ酸をはじめとする添加物も一切使っていませんから、「子供に安心して食べさせられるカレー」として、多くの親御さんに選んでいただいています。</p></div><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283769/5935404285952000.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">「良いものをつくれば、必ず届く」<br />おすすめの3商品</h2></div><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283770/5931743497420800.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><p style="text-align: center;"><span class="text-small">「アートパッケージシリーズ」</span></p></div><div style="margin-bottom: 15px;"><p dir="ltr"><strong>──「カレーの壺」以外にも、勝田さんイチオシのおすすめ商品をご紹介ください。</strong></p><p dir="ltr">&nbsp;</p><p dir="ltr">そうですね。特に限定アートパッケージ「<a href="https://www.p-alt.co.jp/artisan/" target="_blank" rel="noopener">Artisanシリーズ</a>」は注目してほしい商品ですね。福祉施設のアトリエ「<a href="https://www.kikicreative.jp/" target="_blank" rel="noopener">嬉々!<wbr />!CREATIVE</a>」の方々とコラボレーションしたシリーズです。</p><p dir="ltr">もともと生協向けに流通していた商品を、より多くの場所に届けたいという想いがありました。ある展示会で、隣同士のブースだったことが縁で同社と出会いました。</p><p dir="ltr">「アートをいろんな場所に発信したい」という彼らの想いと、私たちの「パッケージを新しくしたい」という想いが重なり、プロジェクトが始まりました。</p><p dir="ltr">単に「かわいい」だけでなく、「<wbr />嬉々!!CREATIVE」のアーティストの方々の圧倒的なエネルギーが宿ったアートを纏わせたことで、今ではライフスタイルショップやギフトショップなど、以前は並ぶことのなかった場所へも広がりました。商品そのものの魅力に加え、手に取るだけで元気がもらえるようなシリーズです。</p></div><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283771/5994082934456320.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><p style="text-align: center;"><span class="text-small">「黒糖ココア」「ほうじ茶ラテ」</span></p></div><div style="margin-bottom: 15px;"><p dir="ltr">それから「<a href="https://www.asantesana.shop/shop/shopdetail.html?brandcode=000000000033&amp;search=%B9%F5%C5%FC%A5%B3%A5%B3%A5%A2&amp;sort=" target="_blank" rel="noopener">黒糖ココア</a>」と「<a href="https://www.asantesana.shop/shop/shopdetail.html?brandcode=000000000032&amp;search=%A4%DB%A4%A6%A4%B8%C3%E3&amp;sort=" target="_blank" rel="noopener">ほうじ茶ラテ</a>」もおすすめです。こちらは「本当に美味しいものを、手軽に楽しみたい」という、忙しい現代人の声に応えるために開発しました。</p><p dir="ltr">フェアトレードで仕入れたコスタリカ産の黒糖や中南米産のカカオ、そして自然栽培のほうじ茶など、妥協のない素材を使っています。市販のインスタント飲料には添加物を使用したものもありますが、非常にシンプルな素材だけを使い、<wbr />素材の味を活かした美味しさに仕上げています。</p><p dir="ltr">忙しい朝でも、ちゃんとした素材の味を楽しんでいただきたい。そんな想いで製造しています。パッケージもアートの力を借りて魅力的に仕上げているので、ギフトとしても好評をいただいています。</p><p dir="ltr">&nbsp;</p><p dir="ltr"><strong>──お話をうかがっていると、それぞれの商品にただモノを売るだけではない、深い対話と信頼が詰まっていることがよくわかります。</strong></p><p dir="ltr">&nbsp;</p><p dir="ltr">生産者、それを届けてくれる小売店の皆さん、そして手にとってくださるお客様。その全員が「良いものをつくろう、広げよう」と同じ志を共有できれば、食卓はもっと豊かになると信じています。</p><p dir="ltr">良いものを作れば、必ず届く──。</p><p dir="ltr">私たち第３世界ショップはこれからも国内外のパートナーと共に<wbr />、「美味しい」「楽しい」<wbr />ストーリーのある商品をお届けしてまいります。</p></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h3 style="text-align: center;">【✒️ 編集後記 ✒️】</h3></div><div style="margin-bottom: 15px;"><p dir="ltr">第３世界ショップ「夏フェス」。その本質を端的に伝えるならば、単なる商品発表会なんて言葉じゃ収まりようのない、「熱」そのもの。製品スペックや情報の共有ではなく、生産者から小売店、そして消費者へと受け渡される熱量のリレーだ。</p><p dir="ltr">商品とは、作り手の想いや誠実なストーリーを運ぶための「器」に過ぎないのかもしれない。顔の見える関係性の中で育まれた信頼こそが、同ブランドの真の価値なのではないだろうか。</p><p dir="ltr"><strong>良いものを作れば、必ず届く──</strong>。</p><p dir="ltr">シンプルな信念のもとに結ばれたコミュニティが、これからの食卓をどう豊かにしていくのか。彼らが紡ぐストーリーの行方に、注目していきたい。</p></div>]]></content:encoded>
      <dc:creator>TABI LABO編集部</dc:creator>
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      <pubDate>Thu, 20 Aug 2026 17:00:00 +0900</pubDate>
    </item>
    <item>
      <title>右向きで寝るクセ、歩き方にも表れていた。研究で見えた「寝姿勢」と体の意外な関係</title>
      <link>https://tabi-labo.com/312897/kao-sleep-posture-alignment</link>
      <description><![CDATA[花王ヒューマンヘルスケア研究所が196名を1週間連続測定し、横向き寝の片側偏りが睡眠中の副交感神経活動を低下させ、さらに日中の歩行姿勢のゆがみとも連動する可能性を発表。睡眠改善の新たな視点。]]></description>
      <content:encoded><![CDATA[<img src='https://image.tabi-labo.com/jp/284109/5918974153850880.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>花王ヒューマンヘルスケア研究所が、睡眠中の姿勢——いわゆる「寝姿勢」のクセが、眠りの質だけでなく、起きているときの歩行姿勢とも連動している可能性を示す研究成果を発表しました。寝具でも睡眠時間でもなく、「自分がどちら向きで寝ているか」が鍵になるかもしれない、という話です。</p>
</div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">寝返りは多いのに深く眠れない<br />横向き寝の「片側偏り」という盲点</h2></div><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/284108/5414655473221632.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>この研究は、30〜50代の日本人男女196名を対象に、心拍計に搭載された3軸加速度センサーで睡眠中の体の向き・体動・自律神経の活動を1週間にわたって連続測定したもの。2026年6月に開催された第22回日本疲労学会総会・学術集会で発表されました。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>まず興味深いのは、5夜以上のデータが取れた98名を分析したところ、多くの人が毎晩ほぼ同じ姿勢で眠っていたという事実です。仰向け派は毎晩仰向け、右向き派は毎晩右向き。寝姿勢には、自分では気づきにくい「クセ」がしっかり刻まれていたわけです。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>そして、横向きで寝る割合が多い人ほど寝返りの回数が増え、浅い睡眠——体動量や心拍のゆらぎが相対的に大きい状態——が多く出現する傾向がありました。さらに注目すべきは、睡眠時間の50%以上を横向きで過ごす人のうち、左右どちらか一方に偏って寝ている人は、偏りが少ない人に比べて、睡眠のもっとも深まる時間帯（睡眠中央時刻の前後90分）の<strong>副交感神経活動が低かった</strong>こと。副交感神経が優位になるほど体はリラックスし、深い睡眠に入りやすくなるとされています。つまり、片側ばかり向いて寝るクセが、眠りの「深さ」そのものを削っている可能性があるのです。</p>
</div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">右を上にして寝る人は<br />歩くときも右に回旋していた</h2></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>ここからが、この研究のもっとも意外なところ。花王が独自に開発した<span class="underline">Walk Coordinator（ウォークコーディネーター）</span>という技術——スマートフォンをお腹に抱えて8歩歩くだけで、歩行中の骨格や関節のバランス（身体アライメント）を解析できる仕組み——を使い、寝姿勢と日中の歩行姿勢の関係を調べたのです。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>結果、横向き姿勢の割合が高い人ほど、歩行時の身体アライメントのゆがみが大きい傾向にありました。そしてもっとも具体的だったのが、睡眠中に右側を上にして寝る時間が長い人は、歩行時にも<strong>右側への回旋</strong>が強く出ていたという発見です。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>夜の寝姿勢と昼の歩き方が、鏡のように対応している。これは「睡眠の質は夜だけの問題」という従来の常識を揺さぶる視点ではないでしょうか。</p>
</div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">高価な寝具の前に、<br />まず「どちら向きで寝落ちするか」</h2></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>日本リカバリー協会が全国10万人を対象に行った調査「日本の疲労状況2025」によると、20〜70代の<strong>約8割</strong>が疲労感を自覚しており、特に20〜40代の現役世代で疲労傾向が高いと報告されています。「ちゃんと寝ているはずなのに疲れが取れない」——そんな実感を持つ人は少なくないはずです。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>これまで睡眠改善といえば、寝室の温度や照明、寝具の硬さ、入眠前のルーティンなど、「夜の環境をどう整えるか」が中心でした。けれどこの研究が示唆しているのは、昼間の歩き方のクセが夜の寝姿勢に現れ、偏った寝姿勢が副交感神経の働きを妨げ、睡眠の質を下げる——そんな<strong>24時間の循環</strong>が、私たちの体の中で静かに回っているかもしれないということ。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>高価なマットレスを買い替える前に、まず今夜、自分がどちら向きで眠りに落ちるか、少しだけ意識してみる。それだけで、疲れとの付き合い方が変わる最初の一歩になるかもしれません。</p>
</div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div style="text-align: right;font-size: 8pt;">Top image: ©  iStock.com / Organic Media</div></div>]]></content:encoded>
      <dc:creator>TABI LABO編集部</dc:creator>
      <media:thumbnail>https://image.tabi-labo.com/jp/284109/5918974153850880.jpg</media:thumbnail>
      <guid>https://tabi-labo.com/312897/kao-sleep-posture-alignment</guid>
      <pubDate>Thu, 20 Aug 2026 15:00:00 +0900</pubDate>
    </item>
    <item>
      <title>韓国発「ARIH」日本上陸。ラーメン、エナジー、ソーダの“境界線”を越える</title>
      <link>https://tabi-labo.com/312970/arih-bts-7eleven</link>
      <description><![CDATA[BTSが企画段階から参加した食品ブランド「ARIH」が8月20日、全国セブン-イレブン限定で発売。腸活エナジードリンクやフェットチーネ風インスタント麺など全16種を展開。]]></description>
      <content:encoded><![CDATA[<img src='https://image.tabi-labo.com/jp/284229/6523160896733184.png' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>韓国の乳酸菌企業「hy」と総合食品メーカー「PALDO」が手がけるフード＆ビバレッジブランド「<strong>ARIH（アリ）</strong>」が、本日8月20日から全国のセブン-イレブン限定で順次発売されます。</p><p>展開するのは、<span class="underline">インスタント麺、エナジードリンク、炭酸飲料</span>の3カテゴリ・全16アイテム。ただし、その中身を見ていくと、私たちが慣れ親しんできた「ラーメン」「エナジードリンク」「ソーダ」のイメージとは少し違うようで&hellip;&hellip;。</p></div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">「モダンKフード」が日本のコンビニへ</h2></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>ARIHが掲げるのは、<span class="underline">韓国の食文化を現代的に再解釈</span>する<strong>モダンKフード</strong>という考え方。ブランド名は、「美しい」「麗しい」を意味する韓国の古い言葉「아리（アリ）」に、Harmony（調和）、Happiness（幸福）、Health（健康）の頭文字「H」を組み合わせたものだそう。</p><p>東洋と西洋、伝統とトレンド、味わいと健やかさ。一見すると異なるもの同士を組み合わせ、新しい食体験をつくることがブランドの軸になっています。</p><p>企画段階にはBTSも参加したそうで、ブランド名やフレーバー、パッケージデザインにアイデアを反映。hyが培ってきた乳酸菌・微生物研究の知見と、PALDOの食品開発のノウハウを掛け合わせて商品化されました。</p><p>2026年4月には米国のウォルマートで先行発売され、3日でベストセラーを記録。6月からは韓国でも販売されています。そして今回、日本では<strong>セブン-イレブン限定</strong>で展開がスタート！</p></div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">「麺なのにパスタ」<br />境界線をぼかすモダンヌードル</h2></div><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/284222/5945626442334208.jpg' /><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/284223/6045991842086912.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><p>ARIHの商品づくりを象徴しているのが、「<strong>モダンヌードル</strong>」です。</p><p>採用したのは、約5.0mm幅のフェットチーネを思わせる平打ち麺。一般的なインスタントラーメンよりも短く、濃厚なソースが絡みやすいうえ、フォークでも食べやすい設計になっているそう。目指したのは、ラーメンの手軽さと、生パスタを思わせる食感や食べ応えの両立。開発には1年以上をかけたといいます。</p><p>フレーバーも、いわゆる韓国ラーメンのイメージだけに収まりません。</p><p>コチュジャンにトマト、クリーム、バターを合わせた「<span class="underline">コチュジャンバター</span>」をはじめ、ガーリックとアサリの出汁を生かした「<span class="underline">ボンゴレ</span>」、韓国のりと唐辛子を組み合わせた「<span class="underline">韓国風 激辛のり味</span>」、そして、醤油ベースのプルコギにトリュフの香りを重ねた「<span class="underline">トリュフプルコギ</span>」の4種類。</p><p>韓国らしい味わいを軸にしながら、パスタや世界の食文化から要素を取り込む。その自由さが、ARIHの「モダンKフード」らしさなのかもしれません。</p></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">エナジードリンクを<br />「強さ」だけで考えない</h2></div><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/284228/5463164176039936.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>「<strong>ポストバイオティク・エナジードリンク</strong>」も、既存のエナジードリンクとは少し違った方向を示しています。</p><p>天然由来のカフェイン2種類を計80mg、L-アルギニンを1,000mg、さらにビタミンB群を配合。いっぽうで、ゼロカロリー・ゼロシュガーとし、スクラロースなどの人工甘味料、合成着色料、合成香料を使用しない「<span class="underline">クリーンラベル</span>」の考え方を取り入れています。</p><p>さらに、米胚芽、黒ニンニク、紅参、クコの実という4種のオリエンタル原料を乳酸菌で発酵させた素材に加え、hyが独自開発した4種の<span class="underline">ポストバイオティクス</span>も配合。ポストバイオティクスとは、不活化された乳酸菌やその由来成分を活用した素材のこと。hyでは、こうした設計に3年間の研究期間を費やしたそうです。</p><p>エナジードリンクというと「強い刺激」や「一気にギアを上げる」イメージがありますが、ARIHが目指したのは、もっと日常に取り入れやすい飲み心地。オレンジ、ミックスベリー、トロピカル、レモンライムというフルーツ系の4フレーバーで、その日の気分やシーンに合わせて、フレーバーを選ぶ楽しみもありそう。</p></div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">ソーダにも「リフレッシュ＋&alpha;」<br />という選択肢</h2></div><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/284227/5389312683147264.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>もうひとつの柱が、「<strong>デュアルバイオティク・ソーダ</strong>」です。</p><p>こちらは、炭酸飲料の爽快感に、hyが研究してきた乳酸菌・微生物分野の知見を組み合わせた低糖・低カロリーのソーダ。強すぎない炭酸で軽やかな喉越しに仕上げつつ、独自開発のポストバイオティクス4種と、植物由来のプレバイオティクスを配合。さらに、1本あたり1,000mgの食物繊維も加えています。こちらのフレーバーは、オレンジ、グレープフルーツ、ピーチ＆マンゴー、レモン＆ライムの4種類。</p><p>甘い炭酸飲料か、原材料にこだわった飲み物か。そんな二択ではなく、<span class="underline">気分転換としておいしく飲みながら、原材料や設計にも目を向ける</span>、そんな選択肢になりそうです。</p></div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">「何味か」より<br />「何と何を組み合わせるか」</h2></div><div style="margin-bottom: 15px;"><p>ARIHの3カテゴリを並べてみると、共通しているのは、既存の食品ジャンルをそのまま踏襲していないこと。</p><p>ラーメンとパスタ。エナジーと軽やかな飲み心地。ソーダと、乳酸菌研究から生まれた素材──。一見すると別々のジャンルに属しそうな要素や価値を、ひとつのプロダクトのなかに同居させているところがオモシロい。</p><p data-start="2248" data-end="2320">コンビニでは「麺」「エナジードリンク」「炭酸飲料」と棚ごとに分けられます。でも、私たちの気分までそんなにはっきり分かれているとは限りませんよね。</p><p data-start="2325" data-end="2413">手軽だけど、いつもと違うもの。気分を切り替えたいけど、刺激の強さだけを求めないもの。ARIHが提案するのは、そんな「どちらか一方ではない」気分に応える選択肢なのかもしれません。</p></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;"><div style="border: 1px solid #000; padding: 20px; margin: 20px 0; box-sizing: border-box;"><p><strong>ARIH（アリ）</strong></p><p>【販売チャネル】全国のセブン-イレブン（一部店舗を除く）<br />【発売日】2026年8月20日（木）より順次<br />【展開商品】モダンヌードル4フレーバー（袋麺・カップ麺の計8アイテム）／ポストバイオティク・エナジードリンク4種／デュアルバイオティク・ソーダ4種（計16アイテム）</p></div></div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div style="text-align: right;font-size: 8pt;">Top image: ©  hy Co. Ltd.</div></div>]]></content:encoded>
      <dc:creator>TABI LABO編集部</dc:creator>
      <media:thumbnail>https://image.tabi-labo.com/jp/284229/6523160896733184.png</media:thumbnail>
      <guid>https://tabi-labo.com/312970/arih-bts-7eleven</guid>
      <pubDate>Thu, 20 Aug 2026 06:00:00 +0900</pubDate>
    </item>
    <item>
      <title>前輪一本、後ろ向き。白馬のジャンプ台で生まれた世界記録</title>
      <link>https://tabi-labo.com/312885/hakuba-fakie-nose-manual</link>
      <description><![CDATA[プロトライアルライダー西窪友海が、白馬ジャンプ競技場を自転車の前輪一本・後ろ向きで136.6m走破。最大斜度37.5度、最高時速59kmの世界初チャレンジで2つのギネス世界記録を樹立するまでの、約2年・50回に及ぶ挑戦の軌跡を紹介します。]]></description>
      <content:encoded><![CDATA[<img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283904/5985205636562944.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>レッドブル・ジャパンが2026年7月21日に発表したニュースに、思わず二度見しました。1998年長野オリンピックで使われた白馬ジャンプ競技場を、自転車の前輪一本だけで、しかも後ろ向きに駆け下りた人がいる——プロトライアルライダーの西窪友海さんです。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>あの白馬のジャンプ台といえば、日本中が沸いたスキージャンプ団体金メダルの舞台。雪が積もった冬の記憶と強く結びついた場所で、雪のない季節に自転車トリックの世界記録が生まれたというのだから、頭の中の「あの場所」のイメージがぐらりと揺れます。</p>
</div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">前輪一本で斜度37.5度を136m</h2></div><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283905/5951302510051328.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>西窪さんが成功させたのは「<span class="underline">フェイキーノーズマニュアル</span>」と呼ばれるトリック。後ろ向きに進みながら、前輪一本だけで地面に接地し、後輪を浮かせたままバランスを保ち続ける技です。通常の平地でも数メートル維持できれば世界トップレベルとされるこの技を、<strong>最大斜度37.5度の急斜面で136.6メートルにわたって走り切りました</strong>。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>数字を並べるほどに、その異常さが際立ちます。最高時速59km、走行時間は約35秒。身体を支えているのは前輪一本だけで、速度を制御するブレーキは摩擦熱で約150℃まで上昇したといいます。わずかに重心がずれれば即転倒。想像するだけで手のひらに汗がにじむような極限状態です。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>この挑戦で樹立された<strong>ギネス世界記録は2つ</strong>。「最大の勾配で行った自転車フェイキーノーズマニュアル」（37.5度、2025年6月5日達成）と、「自転車フェイキーノーズマニュアルでスキージャンプ台を走行した最長距離」（136.6m、2026年5月27日達成）。いずれも世界初の記録です。</p>
</div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">「とにかく楽しもう」通算50回目の成功</h2></div><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283906/6032181576073216.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>きっかけは、スキージャンプの<span class="underline">小林陵侑</span>選手が世界最長ジャンプに挑む映像だったそうです。「自分の得意なトリックを、誰も想像しない場所でやりたい」。その思いから2024年に構想を始め、同じ37.5度の練習用スロープを自作。ブレーキやタイヤのセッティングを何度も見直しながら、<strong>約2年間の準備</strong>を重ねました。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>2025年には35回挑戦して、一度も成功しなかった。2026年に入ってからも失敗が続き、成功したのは<strong>通算およそ50回目の挑戦</strong>でした。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>印象的なのは、西窪さんが成功の瞬間を振り返ったコメントです。「世界初の挑戦だったので、何が正解なのか誰にも分かりませんでした」。そして最後に成功につながった心境として、「<strong>この場所で自転車に乗れるのは今しかない。とにかく楽しもう</strong>」と、自転車を始めた頃の気持ちに戻れたことを挙げています。</p>
</div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">雪のないジャンプ台が証明したこと</h2></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>技術を極限まで磨き上げた先に待っていたのが、「楽しもう」という原点回帰だった——この構造に、スポーツの枠を超えた説得力を感じます。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>正解が存在しない課題に向き合い続ける場面は、仕事でも創作でも日常のあちこちにあるはずです。2年間・50回の試行錯誤を経て、最後の最後に背中を押したのが<strong>「楽しむ」という初期衝動</strong>だったという話は、どこか自分自身の行き詰まりにも響くものがあるのではないでしょうか。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>冬季五輪の聖地が、雪のない季節に自転車一台で「人間の身体能力と創造性を試す装置」に変わった。<strong>場所の意味は、使う人の想像力でいくらでも書き換えられる</strong>。白馬のジャンプ台は、そのことを静かに証明しているように思えます。</p>
</div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div style="text-align: right;font-size: 8pt;">Top image: ©  Jason Halayko / Red Bull Content Pool</div></div>]]></content:encoded>
      <dc:creator>TABI LABO編集部</dc:creator>
      <media:thumbnail>https://image.tabi-labo.com/jp/283904/5985205636562944.jpg</media:thumbnail>
      <guid>https://tabi-labo.com/312885/hakuba-fakie-nose-manual</guid>
      <pubDate>Wed, 19 Aug 2026 15:00:00 +0900</pubDate>
    </item>
    <item>
      <title>謎を解くうち、誰かの人生が見えてくる。学校跡地で始まる120分の物語体験</title>
      <link>https://tabi-labo.com/312917/empact-cocoteli-mystery-2026</link>
      <description><![CDATA[精神疾患のある親をもつ子どもを支援するNPO法人CoCoTELIが脚本から参画した日本初の体験型ミステリー公演。2026年8月22日〜30日、飯田橋の学校跡地で全17公演。すでに完売枠も。]]></description>
      <content:encoded><![CDATA[<img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283995/5782274474770432.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>一般社団法人Empactが、精神疾患のある親をもつ子ども・若者を支援するNPO法人CoCoTELIと共同で制作した体験型ミステリー公演『あの日継がれた幕を引く』。2026年8月22日から飯田橋の学校跡地で開演するこの公演が、いま静かに注目を集めています。</p></div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">当事者NPOが「監修」ではなく<br/>脚本から関わる、日本初の体験型公演</h2></div><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283996/4678360639733760.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>精神疾患のある親のもとで育つ子ども・若者は、日本にも少なくありません。けれど、その存在は社会の中でなかなか可視化されにくい。</p></div>
<div class="sentence" style="text-align: left;"><p>CoCoTELIはまさにその支援に取り組むNPOですが、ひとつの壁にぶつかっていたといいます。講演や記事で発信しても、届くのは「もともと関心のある人」ばかりだったのです。</p></div>
<div class="sentence" style="text-align: left;"><p>そこに現れたのが、「社会貢献をワクワクする身近なものに」を掲げるEmpactでした。両団体は半年にわたって物語の構想から脚本、体験設計までを共同で議論。</p></div>
<div class="sentence" style="text-align: left;"><p>当事者支援NPOが「監修」や「後援」ではなく、<strong>企画・脚本段階から共同制作者として参画</strong>する体験型公演は、日本初の試みだといいます（2026年7月時点、同団体調べ）。</p></div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">「善意だから粗くていい」を退けた<br/>謎解きと社会課題の溶かし方</h2></div><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283997/4736177073553408.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>舞台は架空の「照里高校」。参加者は高校1年生として入学し、かつて全国優勝を果たした演劇部がなぜ廃部に追い込まれたのか、旧部室に残されたタブレットとメモを手がかりに真相を追います。</p></div>
<div class="sentence" style="text-align: left;"><p>注目したいのは、Empactの制作方針。「まず何より面白い体験型ミステリーであることに一切妥協しない」と明言しています。</p></div>
<div class="sentence" style="text-align: left;"><p>社会課題を扱うコンテンツには、ときに「善意だから多少の粗さは許される」という空気がまとわりつくことがあります。でも、この公演はその甘さを明確に退けている。</p></div>
<div class="sentence" style="text-align: left;"><p>CoCoTELIの現場知見は、登場人物の言葉遣いや振る舞いの細部に溶け込んでいるそうです。「社会課題を学ぶパート」と「謎解きを楽しむパート」が分かれているのではなく、物語を追ううちに自然と<strong>他者の人生に触れている</strong>設計です。</p></div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">6万インプレッション、完売枠も<br/>「遊びの余韻」が届ける現実</h2></div><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283998/6033822119362560.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>両団体の代表はどちらも2001年生まれ。Empact代表の林栄佑氏はマッキンゼーを経て2025年に団体を設立し、CoCoTELI代表の平井登威氏は幼少期に父親がうつ病を発症した経験から支援活動を始めた人物です。</p></div>
<div class="sentence" style="text-align: left;"><p>SNSでの告知投稿は6万インプレッションを超え、公演開始前にすでに完売枠も出ているとのこと。</p></div>
<div class="sentence" style="text-align: left;"><p>私たちの日常には、「知らなかっただけで、すぐそばにあった現実」がたくさんあります。それに気づくきっかけが<strong>遊びの余韻</strong>から来るとしたら──届け方ひとつで、届く相手はまるで変わるのかもしれません。</p></div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;"><div style="border: 1px solid #000; padding: 20px; margin: 20px 0; box-sizing: border-box;"><p><strong>あの日継がれた幕を引く</strong></p><p>【開催期間】2026年8月22日（土）〜8月30日（日）全17公演<br/>【公演時間】土日 13:00／16:00／19:00、平日 19:00<br/>【所要時間】約120分（ゲーム時間70分）<br/>【会場】飯田橋 学校跡地（東京都新宿区揚場町2-28、飯田橋駅B4b出口より徒歩約2分）<br/>【チケット】一般 3,500円／グループ4枚 12,000円／小学生以下 1,000円<br/>【推奨年齢】小学生以上（未就学児入場可、小学生以下は保護者同伴）<br/>【チケット購入】<a href="https://escape.id/empact-org/e-anomaku/" rel="noopener" target="_blank">escape.id</a><br/>【公式サイト】<a href="https://empact-org.studio.site/event/20260822" rel="noopener" target="_blank">一般社団法人Empact</a></p></div></div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div style="text-align: right;font-size: 8pt;">Top image: ©  一般社団法人Empact</div></div>]]></content:encoded>
      <dc:creator>TABI LABO編集部</dc:creator>
      <media:thumbnail>https://image.tabi-labo.com/jp/283995/5782274474770432.jpg</media:thumbnail>
      <guid>https://tabi-labo.com/312917/empact-cocoteli-mystery-2026</guid>
      <pubDate>Wed, 19 Aug 2026 15:00:00 +0900</pubDate>
    </item>
    <item>
      <title>健康を「測る」のをやめた人たち。広がる“非定量化”のウェルネス</title>
      <link>https://tabi-labo.com/312884/unquantified-self-wellness</link>
      <description><![CDATA[睡眠スコアや血糖値モニターなど身体の数値化が進む一方、デバイスを外して身体感覚を信頼する「unquantified self」が台頭。検索量は20倍に急増。今夜スマートウォッチを外して自分の体調を体感で確かめてみませんか。]]></description>
      <content:encoded><![CDATA[<img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283903/6176511935643648.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>英メディア「Dazed Digital」が報じた、ちょっと意外なトレンドがあります。血糖値モニター、睡眠スコア、ランニングの記録——身体のあらゆるデータを追いかけてきた人たちが、いま静かにデバイスを手首から外し始めているというのです。その名も「unquantified self（非定量化された自己）」。</p>
</div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">ぐっすり眠れたかをスマホで確認する私たち</h2></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>スマートウォッチやヘルスケアアプリの普及によって、私たちは自分の身体をかつてないほど「見える化」できるようになりました。睡眠の深さ、心拍数の変動、歩数、消費カロリー。数字はたしかに便利です。でも、ふと立ち止まって考えてみてください。昨夜ぐっすり眠れたかどうかを、<strong>自分の体感ではなくスマホの画面で確認していませんか？</strong></p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>Dazed Digitalの記事によれば、Googleの検索データで「<span class="underline">intuitive wellness（直感的なウェルネス）</span>」という言葉の検索量が過去1年間で全世界2,021%も増加しているそうです。2,021%——つまり約20倍。これはもはやニッチな関心ではなく、はっきりとしたうねりです。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p><span class="underline">Global Wellness Summit</span>の2026年トレンドレポートも、ウェアラブルデバイス離れや高強度トレーニング（HIIT）の衰退といったシグナルを指摘しています。背景にあるのは、いわば<strong>「ウェルネス燃え尽き症候群」</strong>とでも呼ぶべき状態。完璧な睡眠スコアを追い求めるあまり、かえって眠れなくなる——医学の世界では「<span class="underline">オルソソムニア</span>」と呼ばれる、睡眠データへの不健全な執着も報告されています。数字で身体を最適化しようとした結果、数字そのものがストレス源になってしまう。なんとも皮肉な話です。</p>
</div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">データを手放すことが「反逆」になる時代</h2></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>「unquantified self」の実践者たちは、データの代わりに<strong>自分の身体感覚を信頼します</strong>。ロンドンの公園で裸足になって地面に立つ「グラウンディング」を行ったり、裸足に近い感覚で歩けるスニーカーを選んだり。合成素材の高機能ウェアではなくオーガニックコットンを着て、サプリメントも自然由来のものを選ぶ。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>興味深いのは、彼らが都市生活やジム通いを捨てているわけではないという点です。テクノロジーを全否定するのではなく、「測ること」と「感じること」のバランスを自分で取り直そうとしている。ブランド戦略家のTom Garland氏は、Dazed Digitalの取材に対し、<strong>あらゆるものが数値化される時代だからこそ、測定不可能なものに価値を見出す動きが生まれている</strong>と語っています。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>データを手放すことが「反逆」になるほど、私たちは数字に依存していた——この事実自体が、立ち止まる理由になるのではないでしょうか。</p>
</div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">西洋が再発見した感覚は足元にあった</h2></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>この流れを日本から眺めると、どこか既視感があります。サウナで「整う」感覚、禅の坐禅、気功や呼吸法。数値ではなく身体の内側の感覚を頼りにする文化は、東洋に長い歴史があります。西洋のウェルネス業界がデータ偏重の果てにたどり着いた場所が、<strong>実は私たちの足元にあった</strong>——そう考えると、少し誇らしくもあり、同時に「自分たちもその感覚を忘れかけていたのでは？」という問いが浮かびます。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>もちろん、この動きにも矛盾はあります。裸足感覚のスニーカーも、オーガニックコットンのウェアも、決して安くはありません。「測らない健康」が新たなプレミアム消費として回収されていく可能性は、正直に言って否定できないでしょう。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>それでも、今夜寝る前にスマートウォッチを外して、自分の身体に「今日、調子はどうだった？」と聞いてみる。その小さな実験に、お金はかかりません。答えを数字ではなく、自分の感覚で受け取ってみる。それだけで、健康との付き合い方が少しだけ変わるかもしれません。</p>
</div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div style="text-align: right;font-size: 8pt;">Reference:  <a href="https://www.dazeddigital.com/beauty/article/70638/1/unquantified-self-data-driven-optimisation-wellness" target="_blank">'I trust my own body': The rise of the unquantified self — Dazed Digital</a>, <a href="https://www.globalwellnesssummit.com/2020-global-wellness-trends/" target="_blank">2020 Global Wellness Trends</a></div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div style="text-align: right;font-size: 8pt;">Top image: ©  <a href="https://unsplash.com/@jareddrice?utm_source=tabi_labo&utm_medium=referral" target="_blank">Jared Rice / Unsplash</a></div></div>]]></content:encoded>
      <dc:creator>TABI LABO編集部</dc:creator>
      <media:thumbnail>https://image.tabi-labo.com/jp/283903/6176511935643648.jpg</media:thumbnail>
      <guid>https://tabi-labo.com/312884/unquantified-self-wellness</guid>
      <pubDate>Wed, 19 Aug 2026 06:00:00 +0900</pubDate>
    </item>
    <item>
      <title>無添加なのに「ジャンキー」。信州の耕作放棄地から生まれたチップス</title>
      <link>https://tabi-labo.com/312883/sorgam-chips-shinshu</link>
      <description><![CDATA[長野県の耕作放棄地で農薬不使用栽培したソルガムを丸ごと使い、ガラムマサラで仕上げたグルテンフリーのクラフトスナック「SORGAM CHIPS」。クリーンな原材料とジャンクな旨さを両立させた一袋の背景と、茎葉まで使い切るゼロ・ウェイスト設計の全容。]]></description>
      <content:encoded><![CDATA[<img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283947/5382037609381888.png' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>長野県須坂市に拠点を置く株式会社須坂の暮らしが、ちょっと矛盾した一袋を世に送り出しました。グルテンフリー、化学調味料無添加、栽培期間中の農薬不使用——ここまで聞くと「体にやさしい、味は控えめ」を想像しがちですが、このチップスが目指したのは真逆の「大人のジャンキーな旨さ」なのだそうです。</p>
</div></div><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283900/5894950257426432.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">1粒が4ヶ月で2メートル、ソルガムの生命力</h2></div><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283901/5973848605327360.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>主役は「<span class="underline">ソルガム</span>」。日本では「たかきび」とも呼ばれる雑穀の一種で、アフリカ原産、世界では小麦やトウモロコシに次ぐ主要穀物のひとつです。乾燥や病害虫に強く、水やりも農薬もほぼ必要としない。たった1粒の種が約4ヶ月で高さ約2メートルまで育ち、穂をつけるというのだから、その生命力にはちょっと驚かされます。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>同社が注目したのは、この「手のかからなさ」でした。長野県をはじめとする中山間地域では、農業従事者の高齢化や後継者不足によって<span class="underline">耕作放棄地</span>が増え続けています。人の手が足りない土地に、人の手をあまり必要としない作物を植える。シンプルだけれど、理にかなった発想です。使われなくなった畑がソルガム畑として再生し、そこから生まれた穀物がスナックになって都市の食卓に届く——<strong>この循環そのものが、商品の背骨になっています</strong>。</p>
</div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">ガラムマサラが壊す「体にいい＝薄味」</h2></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>「<span class="underline">SORGAM CHIPS（ソルガムチップス）</span>」は、東京を拠点とするクリエイティブチーム「POSTstudio」との共同開発で生まれたシリーズ第2弾。第1弾の「SORGAM BEER」に続くプロダクトです。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>原材料はソルガム（実と外皮のブラン粉を丸ごと使用）、米油、塩、ガラムマサラ、ガーリックパウダー。たったこれだけ。アレルギー物質28品目も不使用とのこと<span class="text-small">（ただし製造工場では小麦・そば・ナッツ類を含む製品を製造しているそうです）</span>。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>注目したいのは、外皮まで余さず使うことで得られる栄養価。同社によれば、ブラン粉100gあたりポリフェノール2,478mg、GABA 23mg、植物性タンパク質11.1gを含むといいます。それでいて、本格的なガラムマサラとガーリックのパンチを効かせて<strong>「体にいいものは味が薄い」という先入観を壊しにかかっている</strong>。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>この「クリーンなのにジャンキー」という矛盾の同居こそ、このチップスの一番面白いところかもしれません。健康志向のスナックは増えましたが、多くは「罪悪感が少ない」ことを売りにしています。つまり「本当はジャンクフードが食べたいけど我慢する」という構図が前提にある。SORGAM CHIPSはその構図自体をひっくり返そうとしているように見えます。<strong>我慢の代替品ではなく、素材の力でジャンクな快楽を正面から引き受ける</strong>。そこに潔さを感じるのです。</p>
</div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">茎も葉も捨てない、一本丸ごとの設計</h2></div><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283902/6449064255160320.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>もうひとつ、見逃せないのが<span class="underline">ゼロ・ウェイスト</span>の思想。チップスに使うのはソルガムの実と外皮ですが、残った茎や葉は飼料や緑肥にアップサイクルされ、エネルギー源やきのこの培地への活用も研究中とのこと。一本の植物を丸ごと使い切る設計は、耕作放棄地の再生という入り口と地続きになっています。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>「おいしいから買う」でいい。でもその一袋が、誰かの放棄された畑を再び畑に戻している——そう知ったとき、口の中のスパイスの余韻がほんの少しだけ変わる気がしませんか。</p>
</div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;">
<div style="border: 1px solid #000; padding: 20px; margin: 20px 0; box-sizing: border-box;">
<p><strong>SORGAM CHIPS（ソルガムチップス）</strong></p>
<p>
【内容量】40g/袋<br/>
【原材料】ソルガム（信州産 実・ブラン粉）、米油、塩、ガラムマサラ、ガーリックパウダー<br/>
【栄養成分（1袋40gあたり）】エネルギー147kcal / たんぱく質4.0g / 脂質1.5g / 炭水化物29.5g / 食塩相当量0.4g<br/>
【価格】40g×10袋入 5,000円（税込・送料無料）※EC販売<br/>
【販売】<a href="https://www.lifestyle-in-suzaka.com/" rel="noopener" target="_blank">須坂の暮らし公式オンラインショップ</a>ほか、東京「お取り寄せスーパー つつうら」（豊島区西池袋）、長野県内「にのくらマルシェ」「KUTEN。小布施店」「KUTEN。イオンモール須坂店」「GARARI」「畑と台所 シェアキッチンブース」にて取り扱い
</p>
</div>
</div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div style="text-align: right;font-size: 8pt;">Top image: ©  株式会社須坂の暮らし</div></div>]]></content:encoded>
      <dc:creator>TABI LABO編集部</dc:creator>
      <media:thumbnail>https://image.tabi-labo.com/jp/283947/5382037609381888.png</media:thumbnail>
      <guid>https://tabi-labo.com/312883/sorgam-chips-shinshu</guid>
      <pubDate>Tue, 18 Aug 2026 19:00:00 +0900</pubDate>
    </item>
    <item>
      <title>怪獣の「革」が存在する世界線、2年かけて誕生していた</title>
      <link>https://tabi-labo.com/312927/kaiju-leather-works-ultra</link>
      <description><![CDATA[ダダ、エレキング、メフィラス星人の質感を革素材として再現した怪獣革専門店KAIJU LEATHER WORKSが開業。2年の研究開発を経た世界初の怪獣革は、阪急メンズ東京のPOPUPで直接触れられる。]]></description>
      <content:encoded><![CDATA[<img src='https://image.tabi-labo.com/jp/284133/4670037932638208.png' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>怪獣の皮膚に触れたことがある人は、おそらくこの世にいません。でも「もし怪獣の革が実在したら？」という問いに、2年間の研究開発で本気の答えを出したブランドが現れました。</p></div><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>株式会社ハイソックスが発表した怪獣革専門店「<a href="https://klw2xxx.com/" target="_blank" rel="noopener">KAIJU LEATHER WORKS</a>」（以下KLW）は、架空の存在であるはずの怪獣の革を、実際に手で触れられる素材として開発・製造・販売するという、聞いたことのないコンセプトのブランドです。</p></div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">グッズではなく「素材」として売る<br/>怪獣の質感を暮らしに取り込む余白</h2></div><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/284027/5866238333943808.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>第1弾として選ばれたのは、ウルトラマンシリーズに登場する3体の怪獣——ダダ、エレキング、メフィラス星人。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>1966年の初放送から2026年で60周年を迎えるウルトラマンシリーズを記念し、それぞれの怪獣が持つ独特の柄や質感を革素材として再現したといいます。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>ここで注目したいのは、KLWが自らを<strong>「革卸しブランド」</strong>と位置づけている点です。つまり、怪獣のキーホルダーやTシャツといった「完成品グッズ」を売るのではなく、怪獣の質感そのものを「素材」として世に送り出そうとしている。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>これはキャラクターグッズの発想とはまるで違います。革という素材は、財布にもなれば靴にもなるし、椅子の張り地にだってなり得る。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>怪獣の存在感を、持ち主が自分の暮らしの中に自由に取り込める——そんな余白のある提案なのです。</p>
</div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">「怪獣を纏う」が比喩じゃなくなる日</h2></div><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/284028/4760126344921088.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>革の一般販売は2026年秋からの予定ですが、それに先駆けて、下北沢発の衣装屋アパレルブランド「<span class="underline">MONSTROUSA</span>」とのコラボアイテムがすでに動き出しています。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>MONSTROUSAは2023年に下北沢の衣装屋から生まれたブランドで、衣装屋の職人技と大胆なデザインを掛け合わせた服づくりが持ち味。過去にもウルトラ怪獣をモチーフにしたアートアパレルを手がけてきた実績があります。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>今回はダダ、エレキング、メフィラス星人の怪獣革を使い、日常で着られるアイテムとして展開するとのこと。「怪獣を纏う」が比喩ではなく、文字通りの体験になるわけです。</p>
</div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">好きなキャラの革で財布を仕立てる<br/>フィクションとの距離が変わる</h2></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>今月、阪急メンズ東京1階にて合同ポップアップ「ULTRA KAIJU STORAGE」では、怪獣革を直接手に取れる<strong>世界初の展示</strong>が開催されました。</p><p>キャラクターIPの楽しみ方は、ここ数年で大きく広がりましたが、グッズを「買う」から、コラボカフェで「体験する」へ。そして今度は、素材として「暮らしに取り込む」へ。好きなキャラクターの柄が刻まれた革で、自分だけの財布を仕立てる&mdash;&mdash;そんな未来が来たとき、私たちとフィクションの距離は、また少し変わるのかもしれませんね。</p></div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><blockquote><p>『<strong>KAIJU LEATHER WORKS</strong>』</p><p>【公式サイト】<a href="https://klw2xxx.com/" target="_blank" rel="noopener">https://klw2xxx.com/</a></p></blockquote></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div style="text-align: right;font-size: 8pt;">Top image: ©  株式会社ハイソックス</div></div>]]></content:encoded>
      <dc:creator>TABI LABO編集部</dc:creator>
      <media:thumbnail>https://image.tabi-labo.com/jp/284133/4670037932638208.png</media:thumbnail>
      <guid>https://tabi-labo.com/312927/kaiju-leather-works-ultra</guid>
      <pubDate>Tue, 18 Aug 2026 15:00:00 +0900</pubDate>
    </item>
    <item>
      <title>「乗らなくても」鉄道を応援できる。花咲線の未来を運ぶクラフトビール</title>
      <link>https://tabi-labo.com/312915/huitriere-hanasaki-line-beer</link>
      <description><![CDATA[建設業のマル勢影本工業が手がけるクラフトビール「ユイトリエール」が、花咲線の四季をビールで表現し売上の一部を寄付する「花咲線プロジェクト」を始動。第一弾は夏の湿原をイメージした「厚岸エメラルド」、8月1日発売。]]></description>
      <content:encoded><![CDATA[<img src='https://image.tabi-labo.com/jp/284121/5447732758052864.png' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>北海道・厚岸で生まれたクラフトビールブランド「ユイトリエール」が、JR北海道の花咲線を支援する「花咲線プロジェクト」を始動しました。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>花咲線の四季をビールで表現し、売上の一部を路線の支援活動に寄付するという取り組みです。驚くのは、このブランドの運営母体が建設業を営むマル勢影本工業株式会社だということ。</p>
</div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">一杯のビールが「乗車券」になる<br/>遠くからでも届く応援の回路</h2></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>花咲線は、釧路から根室までを結ぶ北海道のローカル線です。車窓には湿原や海岸線が広がり、鉄道ファンにも旅好きにも愛されてきました。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>けれど、日本各地のローカル線と同じように、利用者の減少という現実と向き合っています。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>「乗って応援しよう」という声はよく聞きます。でも、北海道の東端まで気軽に足を運べる人は、そう多くありません。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>このプロジェクトが面白いのは、「ビールを買う」という日常の選択が、遠く離れた路線の未来につながる回路を設計したところです。一杯選ぶことが、小さな一票になる。消費の意味が静かに変わる瞬間です。</p>
</div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">道路をつくる会社が<br/>湿原の風景を一杯に閉じ込めた</h2></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>ユイトリエールは2024年に誕生した、まだ若いブランドです。フランス語で「牡蠣の養殖場」を意味する名前には、牡蠣の名産地・厚岸への愛着がにじんでいます。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>母体は建設業の会社。道路や建物をつくってきた人たちが、今度は「地域の風景を一杯のビールに閉じ込める」という詩的な挑戦に踏み出しました。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>第一弾の<strong>「厚岸エメラルド」</strong>は、花咲線の車窓から見える夏の湿原をイメージしたサマー・ホッピーラガー。ライムやメロンを思わせる爽やかな香りが特徴だそうです。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>「朝9:25、別寒辺牛湿原。湿原を渡る翠を、一杯に。」というコピーが添えられています。時刻まで指定するこの精度が、ただの「ご当地ビール」とは違う意志を感じさせます。</p>
</div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">一度きりで終わらせない<br/>四季が巡るたびに届くしくみ</h2></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>このプロジェクトが一度きりの寄付キャンペーンで終わらないのは、「花咲線の四季をコレクションで表現する」という構想があるからです。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>季節が巡るたびに新しいビールが生まれ、そのたびに花咲線のことを思い出す。買う人が増えれば支援も続く。関心が一過性で消えない仕組みが、最初から織り込まれています。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>ローカル線の存続問題は、どこか遠い話のように感じがちです。でも、冷蔵庫から一本取り出すとき、その先に湿原を走る列車の姿が浮かぶとしたら。消費と風景が静かにつながる、そんな回路がもう動き始めています。</p>
</div></div><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/284120/5406436247994368.png' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;">
<div style="border: 1px solid #000; padding: 20px; margin: 20px 0; box-sizing: border-box;">
<p><strong>AKKESHI EMERALD（厚岸エメラルド）／HANASAKI LINE N°1</strong></p>
<p>
【スタイル】Summer Hoppy Lager／ABV 5.0%<br/>
【容量・価格】350ml／850円（税込）<br/>
【発売日】2026年8月1日<br/>
【販売店舗】ユイトリエール直営店（北海道厚岸町）、<a href="https://huitriere.com" rel="noopener" target="_blank">ユイトリエール公式オンラインストア</a>、JR北海道フレッシュキヨスク（北海道四季彩館釧路店、北海道四季マルシェ札幌ステラプレイス店、北海道四季マルシェココノススキノ店）、イオン北海道（厚岸店・釧路店・釧路昭和店・札幌平岡店 ※札幌平岡店は8月7日〜）、道の駅 厚岸グルメパーク 味覚ターミナル・コンキリエ<br/>
【プロジェクト詳細】<a href="https://huitriere.com/blogs/news/hanasaki-line" rel="noopener" target="_blank">花咲線プロジェクト公式ページ</a>
</p>
</div>
</div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div style="text-align: right;font-size: 8pt;">Top image: ©  マル勢影本工業株式会社</div></div>]]></content:encoded>
      <dc:creator>TABI LABO編集部</dc:creator>
      <media:thumbnail>https://image.tabi-labo.com/jp/284121/5447732758052864.png</media:thumbnail>
      <guid>https://tabi-labo.com/312915/huitriere-hanasaki-line-beer</guid>
      <pubDate>Tue, 18 Aug 2026 06:00:00 +0900</pubDate>
    </item>
    <item>
      <title>日傘は持ち歩かない。大阪270駅で始まる「借りる暑さ対策」</title>
      <link>https://tabi-labo.com/312879/ikasa-osaka-270-stations</link>
      <description><![CDATA[関西の鉄道8社が一斉に連携し、約270駅で晴雨兼用の日傘シェアリング「アイカサ」を展開する「COOL MOVE OSAKA」が始動。利用者の8割が街の立ち寄り増加と回答したデータや、所有から利用へのシフトが日傘の心理的ハードルを下げる可能性を考察。]]></description>
      <content:encoded><![CDATA[<img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283888/6700405204451328.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>傘のシェアリングサービス「アイカサ」を運営するNature Innovation Groupが、関西の鉄道事業者8社と連携した熱中症対策プロジェクト「COOL MOVE OSAKA」の始動を発表しました。約270か所に1,130本の日傘を配備するこの取り組み——日傘が「街の備品」になる世界を想像してみてほしいのです。</p></div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">阪急で借りてOsaka Metroで返す</h2></div><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283889/5783107832643584.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>今回の発表で驚いたのは、参加する鉄道事業者の顔ぶれです。Osaka Metro、大阪モノレール、北大阪急行電鉄、近畿日本鉄道、京阪ホールディングス、南海電気鉄道、阪急電鉄、阪神電気鉄道——<strong>関西の主要私鉄・地下鉄がほぼ勢揃い</strong>しています。</p></div>
<div class="sentence" style="text-align: left;"><p>1社だけの導入なら「実験」で終わるかもしれません。でも8社が同時に動くと、話がまるで変わってきます。阪急の駅で借りた傘を、Osaka Metroの駅で返せる。南海で手に取った1本を、京阪沿線で手放せる。この<span class="underline">「どこで借りてもどこで返せる」ネットワーク効果</span>こそが、日傘を個人の持ち物から都市の共有資源へと変える鍵になるわけです。</p></div>
<div class="sentence" style="text-align: left;"><p>ちなみに阪神電気鉄道は2020年から、阪急電鉄は2025年7月からすでにアイカサを導入済み。阪急では全87駅135か所に展開し、3,400人あまりのユーザーが利用しているとのこと。今回のプロジェクトは、こうした個別の実績を<strong>関西全域のインフラへと一気に押し上げる試み</strong>といえます。</p></div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">傘1本で「もう少し歩こうか」に変わる</h2></div><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283890/5779914390241280.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>アイカサ代表取締役の<span class="underline">丸川照司</span>氏は、大学在学中に「使い捨て傘を減らしたい」という思いからサービスを立ち上げた人物。現在の会員数は約92万人に達しています。</p></div>
<div class="sentence" style="text-align: left;"><p>丸川氏が発表会で紹介したデータがひとつ、印象に残りました。アイカサ利用者の<strong>約8割が「街での立ち寄りが増えた」と回答</strong>しているそうです<span class="text-small">（同社調べ）</span>。傘を1本借りられるだけで、人は街を歩き続ける。雨でも、猛暑でも。</p></div>
<div class="sentence" style="text-align: left;"><p>考えてみれば当然かもしれません。突然の雨や強い日差しで「早く屋内に入りたい」と思っていた足が、傘1本で「もう少し歩こうか」に変わる。移動の自由が確保されると、カフェにも寄るし、商店街ものぞく。傘という小さな道具が、街の経済を動かす導線になっている——この因果関係は、直感に反するようでいて、妙に腑に落ちます。</p></div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">所有しないから気恥ずかしくない</h2></div><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283891/6415839327682560.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>プロジェクトが掲げるのは「猛暑でも安全に歩けるまち大阪」。関西全域で1日10万人規模の利用を視野に入れているといいます。大阪限定のオリジナルデザイン傘も披露され、大阪府民や訪日外国人へのインタビューをもとに、大阪らしさと和傘の要素を取り入れたデザインに仕上がっているそう。今後は京都・奈良・神戸などのご当地デザインや、英語・中国語・韓国語の多言語対応も予定されています。</p></div>
<div class="sentence" style="text-align: left;"><p>ここでふと思うのは、日傘にまつわる心理的なハードルのことです。「男性が日傘を持つのは気恥ずかしい」「荷物が増えるのが嫌」——そんな声は少なくありません。でも、シェアリングの傘なら話が違う。駅で借りて、次の駅で返す。それは「マイ日傘を持ち歩く自分」ではなく、「街のサービスを使う自分」です。<strong>所有ではなく利用だからこそ、性別も年齢も関係なく手に取りやすくなる</strong>。</p></div>
<div class="sentence" style="text-align: left;"><p>丸川氏は「私たちが提供したいのは、単に傘そのものではなく、雨の日も晴れの日も、安心して快適に移動できる体験です」と語っています。傘の向こうにあるのは、モノではなく「移動の自由」。猛暑が常態化していくこれからの夏、私たちが本当に必要としているのは、高性能な日傘1本よりも、<strong>どの駅にも傘がある街の仕組み</strong>なのかもしれません。</p></div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;">
<div style="border: 1px solid #000; padding: 20px; margin: 20px 0; box-sizing: border-box;">
<p><strong>アイカサ（COOL MOVE OSAKA）</strong></p>
<p>【展開エリア】大阪府内主要駅を中心に約270か所<br/>【料金】時間課金 140円〜 / 月額使い放題 360円<br/>【新規登録特典】アプリ新規登録で2ヶ月使い放題 ¥0<br/>【登録・レンタル】登録1分、レンタル10秒<br/>【決済方法】キャリア決済（au・ソフトバンク）、クレジットカード等</p>
</div>
</div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div style="text-align: right;font-size: 8pt;">Top image: ©  株式会社Nature Innovation Group</div></div>]]></content:encoded>
      <dc:creator>TABI LABO編集部</dc:creator>
      <media:thumbnail>https://image.tabi-labo.com/jp/283888/6700405204451328.jpg</media:thumbnail>
      <guid>https://tabi-labo.com/312879/ikasa-osaka-270-stations</guid>
      <pubDate>Mon, 17 Aug 2026 19:00:00 +0900</pubDate>
    </item>
    <item>
      <title>夏休みの孤立・いじめをAIで早期発見｜横浜市が「友達AI」を実証</title>
      <link>https://tabi-labo.com/312878/yokohama-tomodachi-ai</link>
      <description><![CDATA[横浜市で始まったAI相談サービス「友達AI」。先行する姫路市の実証では利用の81%が夜間・休日に集中し、66人の希死念慮を検知した。夏休みに孤立しがちな子どもの声を24時間受け止めるハイブリッド型支援の仕組みと、9月1日問題に向けたデータ可視化の狙い。]]></description>
      <content:encoded><![CDATA[<img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283946/5376788558512128.png' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>つながりAI株式会社が2026年7月17日より、横浜市の公立中学校・高校の一部生徒を対象に、AIを活用した相談サービス「友達AI」の実証実験を開始しました。その背景には、「届いていなかったSOS」の存在を示す切実なデータがあります。</p>
</div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">「友達」と名づけられたAI相談の設計思想</h2></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>「友達AI」は、子どもたちが友人関係や学校生活、家庭の悩み、進路、いじめ、孤独感など、さまざまなことを自由に話せるAI相談サービスです。LINEなどを通じて<strong>24時間365日</strong>利用できます。「相談員」でも「カウンセラー」でもなく、あえて「友達」と名づけられているところに、このサービスの設計思想が表れています。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>AIは否定せず、急かさず、まず子どもの言葉を受け止める。そのうえで、必要に応じて具体的な相談先や支援につながる行動を提案します。さらに、希死念慮（死にたいという気持ち）や自傷、虐待、性被害といった深刻なリスクが疑われる場合には、AIだけで完結させず、専門の相談員が内容を確認し、学校や教育委員会、関係機関へつなげる<span class="underline">「ハイブリッド型」</span>の仕組みを採用しています。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>AIを万能の解決者にしない、という判断。ここが重要なポイントではないでしょうか。テクノロジーの役割を<strong>「最初の一歩を受け止めること」に限定し、人間の専門職が後ろに控える</strong>——その設計には、子どもの命に関わる領域でAIを使うことへの慎重さと誠実さが感じられます。</p>
</div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">SOSの81%は窓口が閉まった時間だった</h2></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>この取り組みの切実さを最も雄弁に語るのは、先行して行われた姫路市の公立中学校での実証実験のデータです。</p>
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<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>約7か月間で1,535名が登録し、寄せられたメッセージは36,654件。そして<strong>利用の81%は、夜間や休日——つまり、従来の相談窓口が閉じている時間帯に集中</strong>していました。</p>
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<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>この数字は、子どもたちが「助けを求めたい時間」と、大人が「窓口を開けている時間」のあいだに、深刻なズレがあったことを示しています。学校の相談室は放課後に閉まり、スクールカウンセラーは週に数日しかいない。電話相談も夜遅くにはつながりにくい。そうした隙間に、声にならなかったSOSがどれほどあったのか。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>姫路市の実証では、<span class="underline">403名のリスク</span>が検知されました。そのうち66人から希死念慮を思わせる発言が確認され、いじめ83人、虐待61人、不登校37人のリスクも把握されています。従来の仕組みでは見えなかった子どもたちの苦しみが、「友達」という入口を通じて、初めて言葉になった——そう考えると、この数字の重みが変わってきます。</p>
</div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">9月1日に向かう夏休みの沈黙</h2></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>今回の横浜市での実証が、あえて夏休みの始まりに合わせて開始されたことにも意味があります。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>厚生労働省と警察庁の統計によれば、2025年の小中高生の自殺者数は538人と、1980年以降の統計で過去最多を記録しました。なかでも<strong>9月1日は、児童生徒の自殺者が顕著に多い日</strong>として知られています。夏休みのあいだ、先生やスクールカウンセラー、養護教諭、友人といった日常的な支援の接点が薄れ、悩みを抱えた子どもが誰にも相談できないまま孤立してしまう。その蓄積が、休み明けという節目に噴き出すのです。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>本実証では、教育経済学を専門とする慶應義塾大学の<span class="underline">中室牧子教授</span>が監修を務め、夏休みから休み明けにかけて子どもたちがどんなタイミングでSOSを発するのか、データとして可視化することも目指しています。実証期間は2027年1月15日まで。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>「子どもが本当に困ったとき、最初に話しかける相手がAIかもしれない」。この事実を、大人の側の敗北と捉えるか、それとも支援の入口が一つ増えたと捉えるか。少なくとも、<strong>夜中に一人で抱えていた言葉が、どこかに届く回路ができたこと</strong>——それ自体は、小さくない変化だと思うのです。</p>
</div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div style="text-align: right;font-size: 8pt;">Top image: ©  iStock.com / nemke</div></div>]]></content:encoded>
      <dc:creator>TABI LABO編集部</dc:creator>
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      <pubDate>Mon, 17 Aug 2026 15:00:00 +0900</pubDate>
    </item>
    <item>
      <title>佐渡の350年の蔵、世界12カ国67人が「株主」になった</title>
      <link>https://tabi-labo.com/312882/planetdao-sado-hojo</link>
      <description><![CDATA[新潟県佐渡市の約350年続く北條家住宅の蔵を、世界12カ国・67名の個人投資家が「株式会社型DAO」で共同所有するプロジェクトが達成率90%を突破。寄付でも投資でもない文化財保全の新しい形と、地域住民が経営に参画する共創型ガバナンスの仕組みとは。]]></description>
      <content:encoded><![CDATA[<img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283896/5426947938058240.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>株式会社Planet Labsのプレスリリースによると、新潟県佐渡市にある約350年の歴史を持つ「北條家住宅」の蔵を、世界12カ国・67名の個人投資家が共同所有するプロジェクトが、出資達成率90.1%に到達したそうです。寄付でもクラウドファンディングでもない、「株主になって文化財を守る」という選択肢の話。</p>
</div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">12カ国から届いた出資、支える「株式会社型DAO」</h2></div><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283897/6585764474257408.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>北條家は、江戸時代から続く漢方医の家系です。主屋は国指定重要文化財、米蔵・家財蔵・味噌蔵・長屋門は登録有形文化財に登録されています。今回のプロジェクトの対象は、この蔵の部分。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>2026年1月に始まった出資募集（フェーズⅡ）には、7月14日時点で<strong>67名</strong>が参加しました。1株1,000円で合計34,325株、最低投資額は40万円。注目すべきは、その顔ぶれの多様さでしょう。日本23名、台湾9名、シンガポール8名、香港6名、米国5名——さらにはドイツ、フィリピン、エジプト、オーストラリアからも出資者が集まっています。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>この仕組みを支えているのが、同社が<span class="underline">「株式会社型DAO」</span>と呼ぶ構造です。DAOとは、ブロックチェーン技術を使って参加者全員で意思決定を行う「分散型自律組織」のこと。それを日本の株式会社の法的枠組みの中で実現したもので、日本ブロックチェーン協会理事の峯荒夢氏が「日本初の試み」と確認しているそうです。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>さらにユニークなのは、地域住民への配慮。出資をしなくても議決権のある種類株が発行され、住民が経営に主体的に関われる<strong>「共創型ガバナンス」</strong>が設計されています。この仕組みは2026年4月、一般社団法人日本Web3ツーリズム協会主催の「Japan Tourism NFT Awards 2025」地域資源部門でグランプリを受賞しました。</p>
</div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">歴史の痕跡を残す「リペア」という選択</h2></div><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283898/6561804596543488.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>個人的に一番惹かれたのは、改修の方針です。蔵の再生にあたって掲げられているのは、過度な「リノベーション」ではなく<strong>「リペア（修復）」</strong>。歴史の痕跡や暮らしの営みをできるだけ残しながら手を入れるという考え方です。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>漢方医の家系という背景を活かし、野草や薬草の体験プログラムを提供するウェルネス志向の宿泊施設として、2027年4月頃の運営開始を目指しているとのこと。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>一方、主屋については文化庁から<span class="underline">「国宝重要文化財等保存・活用事業費補助金」</span>の交付が正式に決定しました。北條家第11代当主の弟・北條規氏によれば、文化庁との対話は足掛け10年に及び、「何度も挫折を味わった」そうです。2026年夏から約2年かけて保存工事が行われ、40〜50年に一度という茅葺き屋根の葺き替え作業を、宮大工を目指す学生や一般の方にも体験してもらう場の提供も調整中だといいます。</p>
</div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">観光客から当事者へ、境界線が曖昧になる</h2></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>日本各地で、個人が所有する歴史的建造物が維持費の重さに耐えきれず、静かに姿を消しています。行政に寄贈しようにも受け入れ先がない、民間ファンドも成立しない——そんな行き詰まりの中で生まれたのが、「世界中の共感者に株主になってもらう」という発想でした。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>PlanetDAO全体では、すでに<strong>世界23カ国・289名から1億円超</strong>が集まっているそうです。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>文化財を「見に行くもの」から「自分が関わるもの」へ。その転換は、観光客と当事者の境界線を少しだけ曖昧にしてくれます。あなたの地元にも、誰かが一人で守り続けている建物があるかもしれません。その「守り方」の選択肢が、いま静かに増えつつあるようです。</p>
</div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;">
<div style="border: 1px solid #000; padding: 20px; margin: 20px 0; box-sizing: border-box;">
<p><strong>PlanetDAO 佐渡・北條家住宅プロジェクト（フェーズⅡ）</strong></p>
<p>
【出資募集締切】2026年7月22日<br/>
【最低投資額】40万円（1株1,000円）<br/>
【出資募集ページ】<a href="https://planetdao.world/ja/properties/hojo-heritage-jp/" rel="noopener" target="_blank">https://planetdao.world/ja/properties/hojo-heritage-jp/</a><br/>
【公式サイト】<a href="https://planetdao.world" rel="noopener" target="_blank">https://planetdao.world</a>
</p>
</div>
</div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div style="text-align: right;font-size: 8pt;">Top image: ©  株式会社ガイアックス</div></div>]]></content:encoded>
      <dc:creator>TABI LABO編集部</dc:creator>
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      <pubDate>Mon, 17 Aug 2026 06:00:00 +0900</pubDate>
    </item>
    <item>
      <title>会話を字幕にしたら、スナックに戻れた。「聞こえづらい人」にひらく夜の居場所</title>
      <link>https://tabi-labo.com/312949/vuevo-subtitle-snack-gotanda</link>
      <description><![CDATA[会議用の音声認識サービスVUEVOを五反田のスナックに導入し、会話をリアルタイム字幕化する月次企画「会話の見えるスナック」。第2回に訪れた中途難聴の50代男性は数十年ぶりのスナック体験に「懐かしかった」と語った。]]></description>
      <content:encoded><![CDATA[<img src='https://image.tabi-labo.com/jp/284095/6080029592125440.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>落合陽一氏が会長を務めるピクシーダストテクノロジーズ（PxDT）が、五反田のコワーキングスナック「Contentz」と共同で続けている月次企画「会話の見えるスナック」。その第2回が2026年7月23日に開催されました。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>会議向けに開発されたリアルタイム音声認識サービス「VUEVO（ビューボ）」を、スナックのカウンターに持ち込む。テーブルの会話がそのまま画面に字幕として流れることで、聞こえる人も聞こえづらい人も、同じ雑談の輪に入れる──そんな夜の実験です。</p>
</div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">生産性のための技術が<br/>「懐かしい夜」を返した瞬間</h2></div><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/284096/5410261047443456.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>VUEVOはもともと、複数人が同時に話しても「誰が」「何を」言ったかをリアルタイムで表示できる、ビジネス向けの音声認識サービスです。独自のワイヤレスマイクが360度の音を拾い、発話者の方向まで特定します。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>この技術を、あえてスナックという「非効率な場」に置いたのが面白い。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>第2回に訪れた50代の男性は、中途難聴を発症してから数十年、スナックから遠ざかっていたそうです。「スナックの匂いや場の雰囲気が懐かしかった」という感想が寄せられています。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>生産性を上げるための道具が、誰かの「懐かしい夜」を返した。技術の価値が、効率から情緒へと静かに転換した瞬間です。</p>
</div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">夜の余白だけが、手つかずだった</h2></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>厚生労働省の広報誌や日本補聴器工業会の調査によれば、自覚症状のある難聴者は国内に推定1,000万〜1,430万人。国民のおよそ<strong>10人に1人</strong>にあたります。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>身体障害者手帳を持つ聴覚障がい者は約36万人ですが、加齢による聞こえづらさまで含めると、その数は桁違いに膨らみます。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>職場や学校でのアクセシビリティ（誰もが利用しやすい環境づくり）は少しずつ進んできました。でも、スナックのママに愚痴をこぼしたり、隣の席の知らない人と笑い合ったりする<strong>「夜の余白」</strong>は、ずっと手つかずのままだったのではないでしょうか。</p>
</div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">字幕は「ここは大丈夫」の<br/>サインになる</h2></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>初めてスナックを訪れたという女性の来店者は、こう話しています。「VUEVOがなければ足を踏み入れることもなかった。音声認識の字幕があるというだけで、この店は聞こえない人に理解があるんだなと安心できた」。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>技術そのものより、「ここは大丈夫だよ」というサインが入口のハードルを下げている。これは、飲食店のバリアフリーがスロープだけでは完成しないのと似ています。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>2026年6月の第1回では、アンケート回答者9名全員が「このような場が社会に必要」「他の店や街にも広がってほしい」と答えました。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>騒がしい居酒屋で会話が聞き取れず、愛想笑いでやり過ごした経験は、きっと多くの人にあるはずです。「聞こえ」の境界線は、思っているよりずっと曖昧で、誰のすぐそばにもある。字幕のあるカウンターは、その境界線をそっと消してくれる場所なのかもしれません。</p>
</div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;"><div style="border: 1px solid #000; padding: 20px; margin: 20px 0; box-sizing: border-box;"><p><strong>会話の見えるスナック（第3回）</strong></p><p>【日時】2026年8月20日（木）18:30〜20:00<br /> 【会場】コワーキングスナックContentz（東京都品川区西五反田1-9-3 リバルティ五反田ビル2F）<br /> 【公式サイト】<a href="https://vuevo.net/" target="_blank" rel="noopener">VUEVO</a>／<a href="https://coworkingsnack.com/" target="_blank" rel="noopener">コワーキングスナックContentz</a></p></div></div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div style="text-align: right;font-size: 8pt;">Top image: ©  ピクシーダストテクノロジーズ株式会社</div></div>]]></content:encoded>
      <dc:creator>TABI LABO編集部</dc:creator>
      <media:thumbnail>https://image.tabi-labo.com/jp/284095/6080029592125440.jpg</media:thumbnail>
      <guid>https://tabi-labo.com/312949/vuevo-subtitle-snack-gotanda</guid>
      <pubDate>Sun, 16 Aug 2026 19:00:00 +0900</pubDate>
    </item>
    <item>
      <title>AI時代に「自分の記憶」を信じられる？渋谷『記憶汚染展』で揺さぶられる90分</title>
      <link>https://tabi-labo.com/312936/kiokuosen-shibuya-2026</link>
      <description><![CDATA[株式会社闇が渋谷BEAMギャラリーで開幕した体験型展覧会『記憶汚染展』。マンデラエフェクトやAIのハルシネーションを通じ、自分の記憶が90分かけて揺らぐ体験を品田遊の脚本で描く。9月6日まで。]]></description>
      <content:encoded><![CDATA[<img src='https://image.tabi-labo.com/jp/284135/6586837276557312.png' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>累計約40万人を動員した『行方不明展』や『恐怖心展』を手がけてきた株式会社闇が、新たな体験型展覧会『記憶汚染展』を渋谷で開幕させました。テーマは「記憶と現実のあやふやさ」。怖いのに目が離せない、そんな展覧会の話です。</p></div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">幽霊でも殺人鬼でもない<br />90分かけて「汚染」されるのは<br />自分の記憶</h2></div><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/284138/5411712481099776.jpg' /><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/284139/4691838582652928.jpg' /><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/284137/4672287891521536.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>この展覧会が扱うのは、幽霊でも殺人鬼でもありません。私たちの「記憶」そのものです。</p></div>
<div class="sentence" style="text-align: left;"><p>会場では、多くの人が「確かにそうだった」と思い込んでいるのに実際には存在しなかった事実——いわゆる<span class="underline">マンデラエフェクト</span>や、AIが自信満々にでっちあげる嘘（ハルシネーションと呼ばれる現象）、そして証言と記録のあいだに横たわる不確かな痕跡を、来場者自身が体験する構成になっています。</p></div>
<div class="sentence" style="text-align: left;"><p>所要時間は約90分。ただ眺めるだけの展示ではなく、自分の記憶が「汚染」されていく過程を身をもって味わう設計です。</p></div>
<div class="sentence" style="text-align: left;"><p>脚本を手がけたのは、作家の<span class="underline">品田遊</span>さん（ダ・ヴィンチ・恐山の名でも知られています）。『行方不明展』『恐怖心展』のチームと、『視える人には見える展』『視てはいけない絵画展』のチームが合流した制作体制も、かなり力が入っています。</p></div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">「記憶を疑いたい」人が20万人いた</h2></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>開幕前に公開されたWEB限定コンテンツ「記憶能力に関するテスト」は、すでに<strong>20万回以上</strong>実施されたそうです。</p></div>
<div class="sentence" style="text-align: left;"><p>この数字が面白いのは、「自分の記憶力を試したい」というよりも、「自分の記憶がどれだけ当てにならないか確かめたい」という欲求の表れに見えるところ。</p></div>
<div class="sentence" style="text-align: left;"><p>日常生活で私たちは、自分の記憶を疑う機会がほとんどありません。でも、SNSで流れてくる情報とAIが生成するコンテンツの境界がどんどん曖昧になっている今、「自分が見たもの」への信頼が静かに揺らいでいる感覚は、多くの人が薄々感じているのではないでしょうか。</p></div>
<div class="sentence" style="text-align: left;"><p>この展覧会は、その漠然とした不安に「体験」という形を与えてくれます。</p></div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">外からではなく、内側から湧く恐怖</h2></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>先行体験会に参加した人たちからは、「自分の記憶のどこまでが真実なのか分からなくなる」「新感覚の恐怖体験」といった声がSNSで上がっています。</p></div>
<div class="sentence" style="text-align: left;"><p>ホラーやお化け屋敷の恐怖は、外からやってきます。でも『記憶汚染展』の恐怖は、<strong>自分の内側</strong>から湧き上がるもの。「確かに覚えている」と思っていたことが崩れる瞬間の居心地の悪さは、どんなジャンプスケア（突然驚かせる演出）よりもじわじわと効くのかもしれません。</p></div>
<div class="sentence" style="text-align: left;"><p>私たちは毎日、記憶を頼りに生きています。昨日の会話、先週の約束、去年の夏の思い出。でも、その記憶のうちどれだけが「本物」なのか——そう問われたとき、胸を張って答えられる人は、きっとそう多くないはずです。</p></div></div><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/284136/5371480247369728.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;"><div style="border: 1px solid #000; padding: 20px; margin: 20px 0; box-sizing: border-box;"><p><strong>記憶汚染展</strong></p><p>【会場】BEAMギャラリー（東京都渋谷区宇田川町31-2 渋谷BEAM 4F／渋谷駅徒歩5分）<br />【会期】2026年8月2日（日）〜9月6日（日）<br />【開催時間】10:00〜20:00（最終入場 19:00）<br />【観覧所要時間】約90分<br />【入場料】2,300円（税込）／音声ガイド付き入場券 3,290円（税込）※小学生以上有料<br />【券種】平日券・日時指定券・音声ガイド付き入場券（お盆期間 8月10日・12日・13日・14日は日時指定券扱い）<br />【チケット】<a href="https://w.pia.jp/t/kiokuosen/" target="_blank" rel="noopener">チケットぴあ</a><br />【公式サイト】<a href="https://kiokuosen.com" target="_blank" rel="noopener">記憶汚染展</a></p></div></div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><iframe src="https://www.google.com/maps/embed?pb=!1m18!1m12!1m3!1d2887.075470872662!2d139.6974871!3d35.6615211!2m3!1f0!2f0!3f0!3m2!1i1024!2i768!4f13.1!3m3!1m2!1s0x60188ca912ab6215%3A0x8535f2427497413e!2z44CSMTUwLTAwNDIg5p2x5Lqs6YO95riL6LC35Yy65a6H55Sw5bed55S677yT77yR4oiS77yS!5e1!3m2!1sja!2sjp!4v1786511922586!5m2!1sja!2sjp" width="400" height="300" style="border:0;" allowfullscreen="" loading="lazy" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin"></iframe></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div style="text-align: right;font-size: 8pt;">Top image: ©  記憶汚染展実行委員会</div></div>]]></content:encoded>
      <dc:creator>TABI LABO編集部</dc:creator>
      <media:thumbnail>https://image.tabi-labo.com/jp/284135/6586837276557312.png</media:thumbnail>
      <guid>https://tabi-labo.com/312936/kiokuosen-shibuya-2026</guid>
      <pubDate>Sun, 16 Aug 2026 15:00:00 +0900</pubDate>
    </item>
    <item>
      <title>フェスの熱を日常へ。豊島区初のアーバンスポーツ拠点「裏トシマ」誕生</title>
      <link>https://tabi-labo.com/312874/uratoshima-ikebukuro-urban-sports</link>
      <description><![CDATA[旧池袋保健所跡地に豊島区初のアーバンスポーツ拠点「裏トシマ」が2026年7月オープン。スケボーやダンスを無料体験できる子ども・若者の居場所として、行政がストリートカルチャーを受け入れた背景と施設の中身。]]></description>
      <content:encoded><![CDATA[<img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283873/4699953453596672.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>健康診断や予防接種で使われていた保健所の建物が、スケートボードやダンスを無料で楽しめる子ども・若者の拠点に生まれ変わった&mdash;&mdash;。</p><p>2026年7月18日、池袋に豊島区初のアーバンスポーツ拠点「<strong>裏トシマ</strong>」がオープンしました。</p></div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">フェスの熱気は一夜で消えていた</h2></div><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283874/6392659120750592.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>「裏トシマ」の背景を知ると、単なる施設オープンの話ではないことが見えてきます。</p></div><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>運営を担う「<span class="underline">株式会社MoveX」</span>は、豊島区とともに「TOSHIMA STREET FES」というストリートカルチャーの祭典を継続的に開催してきた会社です。区内の公立中学校にアーティストを派遣し、ダンスやラップ、グラフィティ&mdash;&mdash;壁や板にスプレーで描くストリートアートの一種&mdash;&mdash;を教え、生徒たちがフェスの舞台で発表するプログラムも実施してきました。</p></div><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>ただ、ここにひとつの課題があったそうです。イベントや授業で「面白い」と感じた子どもたちが、その後も日常的に練習できる場所が十分になかった。<strong>フェスの熱気は一夜限りで、翌日からまた「やる場所がない」に戻ってしまう</strong>。</p></div><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>「裏トシマ」は、その「点」を「線」にするために生まれた拠点です。スケートボードエリアにはフラットスペースと2種類のランプを設置。パルクール（跳ぶ・登る・越えるなどの動きで障害物を乗り越えていく身体表現）のエリアでは月1回プロ講師によるワークショップが開かれます。</p></div><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>鏡と音響を備えたダンススタジオではK-POPからHIPHOPまで毎月初心者向けレッスンがあり、自主練習も可能。アートエリアでは毎月テーマが変わるワークショップのほか、ポスカ（水性顔料マーカー）を使って自由に絵や文字を描ける<span class="underline">Doodle（ドゥードゥル）エリア</span>も用意されています。</p></div><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>しかも、<strong>これらすべてが無料</strong>なんです。</p></div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">「落書き」を公共施設に迎え入れた豊島区</h2></div><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283875/6391728451878912.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>注目したいのは、この施設が<strong>豊島区の事業として運営されている</strong>点です。豊島区の生涯学習・スポーツ課内には「アーバンスポーツ・eスポーツ推進グループ」という専門チームが設置されており、旧保健所跡地の活用もその一環として進められました。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>行政がストリートカルチャーを正面から受け止めるというのは、なかなか珍しいことではないでしょうか。スケートボードやグラフィティは、長らく「騒音」「落書き」として排除される側にあったカルチャーです。それを公共施設の中に迎え入れ、しかも子どもたちの居場所として位置づけた。「管理する」のではなく<strong>「育てる」という姿勢の転換</strong>が見えます。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>施設のアートディレクションは<span class="underline">CARSE ONE</span>が手がけ、スケートボードプログラムにはスケートボードブランドのHIGHSOX SKATEBOARDS、パルクール監修には佐藤惇氏が参画。各分野の本物のプレイヤーが空間をつくっているのも、信頼できるポイントです。</p>
</div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">放課後の選択肢が家と塾しかないなら</h2></div><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283876/5519256650252288.jpg' /><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283877/5027470879227904.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>「裏トシマ」という名前、そして「秘密基地」というコンセプト。大人が用意した「教育施設」ではなく、子どもたち自身が「自分たちの場所」と感じられる余白を残そうとしている気がします。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>放課後の居場所が家とコンビニと塾しかない——そんな風景は、池袋に限った話ではないはずです。もし自分が中学生のとき、学校帰りにスケボーやダンスを無料で試せる場所があったら、何かが変わっていたかもしれない。<strong>「裏トシマ」が成功事例になれば、全国の使われなくなった公共施設が子どもたちの秘密基地に変わる未来</strong>も、そう遠くないのかもしれません。</p>
</div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;"><div style="border: 1px solid #000; padding: 20px; margin: 20px 0; box-sizing: border-box;"><p><strong>裏トシマ</strong></p><p>【所在地】東京都豊島区東池袋4-42-16 旧池袋保健所跡地2階<br /> 【対象】豊島区内在住・在学の小中高生<br /> 【利用料】無料<br /> 【開館時間】通常期 月・水・金 16:00〜19:00／土日祝 10:00〜17:00（火・木休館。夏休み・冬休み・春休み期間中および祝日は開館、夏休み期間中は毎日開館）<br /> 【初回利用】保護者同伴・事前登録および利用ルールへの同意が必要<br /> 【公式サイト】<a href="https://uratoshima.com/" target="_blank" rel="noopener">裏トシマ</a><br /> 【公式Instagram】<a href="https://www.instagram.com/uratoshima/" target="_blank" rel="noopener">@uratoshima</a></p></div></div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><iframe src="https://www.google.com/maps/embed?pb=!1m18!1m12!1m3!1d2884.698476775956!2d139.7224031!3d35.7272098!2m3!1f0!2f0!3f0!3m2!1i1024!2i768!4f13.1!3m3!1m2!1s0x60188d72733ee3f5%3A0xa3c5fa467fbd9182!2z44CSMTcwLTAwMTMg5p2x5Lqs6YO96LGK5bO25Yy65p2x5rGg6KKL77yU5LiB55uu77yU77yS4oiS77yR77yW!5e1!3m2!1sja!2sjp!4v1785993089713!5m2!1sja!2sjp" width="400" height="300" style="border:0;" allowfullscreen="" loading="lazy" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin"></iframe></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div style="text-align: right;font-size: 8pt;">Top image: ©  株式会社MoveX</div></div>]]></content:encoded>
      <dc:creator>TABI LABO編集部</dc:creator>
      <media:thumbnail>https://image.tabi-labo.com/jp/283873/4699953453596672.jpg</media:thumbnail>
      <guid>https://tabi-labo.com/312874/uratoshima-ikebukuro-urban-sports</guid>
      <pubDate>Sun, 16 Aug 2026 06:00:00 +0900</pubDate>
    </item>
    <item>
      <title>恵比寿に現れた、「里山の香りを飲む」バー</title>
      <link>https://tabi-labo.com/312863/satoyama-spirits-ebisu-bar</link>
      <description><![CDATA[2026年8月5日、恵比寿にオープンするBAR SATOYAMA SPIRITS TOKYO。日本草木研究所が監修し、アカエゾマツや青文字など里山の野生植物から香りを引き出してカクテルに仕立てる。カウンター中央の囲炉裏は演出ではなく調理装置だった。]]></description>
      <content:encoded><![CDATA[<img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283830/6564944284745728.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>飲食企業「株式会社ダイナック」が、2026年8月5日に恵比寿でオープンしたBAR『<strong>SATOYAMA SPIRITS TOKYO』</strong>。里山に自生する植物の香りをカクテルに閉じ込めるという、ちょっと聞き慣れない試みです。</p><p>なぜ、バーに囲炉裏なのか。その答えは、素材との向き合い方にありました。</p></div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">囲炉裏は演出ではなく調理装置</h2></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>同店が扱うのは、アカエゾマツの新芽、青文字（クスノキ科の芳香樹）、琉球シナモンの葉、クチナシ、金木犀、蝋梅——いわゆる<span class="underline">「山の植物」</span>です。スーパーの棚には並ばないし、多くの人にとっては名前すら馴染みがないかもしれません。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>これらの素材から香りを引き出す方法は、大きく3つに分かれています。ひとつは、茶葉や琉球シナモンの葉を囲炉裏でじっくり温め、燻し、煎じること。<strong>カウンター中央の囲炉裏は、演出ではなく調理装置なのです。</strong></p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>ふたつめは、クチナシや金木犀といった花の鮮度をそのまま活かすアプローチ。そしてみっつめが、アカエゾマツの新芽やヒノキの葉を酒に漬け込んだり、青文字を蒸溜して香りを「閉じ込める」方法。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>こうして抽出された香りは、ネグローニやマティーニ、ジントニックといった王道のカクテルに重ねられます。たとえば「青文字 GIN&amp;TONIC」（1,400円）は、青文字を蒸溜したエッセンスウォーターで仕上げる一杯。「琉球Cinnamon Espresso Martini」（1,900円）は、<strong>3種の異なるアプローチで琉球シナモンの香りを抽出している</strong>そうです。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>素材ごとに手つきを変えるという発想は、料理の世界では当たり前かもしれません。でも、それをカクテルの文法に持ち込んだとき、「バーテンダーの仕事」の輪郭がちょっと変わって見えてきます。</p>
</div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">クラフトコーラから里山バーへ</h2></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>全体を監修したのは、<span class="underline">日本草木研究所</span>の代表・古谷知華氏。東京大学工学部建築学科を卒業後、博報堂でブランディングや新規事業開発に携わり、その後クラフトコーラブランド「ともコーラ」を創業した人物です。Forbes JAPAN「CULTURE-PRENEURS 300」にも選出されています。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>2021年に立ち上げた日本草木研究所は、<strong>「日本の山を宝の山に」</strong>を掲げ、山の原生植物の活用方法を日々研究する組織。つまり今回の業態は、飲食店が「珍しい素材を仕入れてみた」という話ではなく、野生植物の研究者が素材選定から世界観の設計までを一貫して手がけているところに特異性があります。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>スイーツを担当するパティシエのMIKIKO YUI氏も、渡米20年超のキャリアを持つ実力派。赤山椒白玉や黒文字アイスを使った「自家製あんみつ」（1,400円）など、甘味にも里山の香りが通底しています。</p>
</div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">一杯のカクテル越しに覚える植物の名前</h2></div><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283833/4646702570012672.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>世界的に見ても、ローカルのボタニカル（地域固有の植物素材）を使ったクラフトスピリッツへの関心は高まっています。ただ、日本の山林に自生する山菜や薬草、樹皮といった素材は、農林水産省の統計を見ても経済的な存在感はまだまだ小さいのが現実。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>裏を返せば、足元にはまだ<strong>「味わわれていない香り」が眠っている</strong>ということ。恵比寿のビルの2階で、囲炉裏の火にかざされた一枚の葉から立ちのぼる香りは、私たちが「日本の自然」と聞いてぼんやり思い浮かべるイメージを、もう少しだけ具体的なものに変えてくれるかもしれません。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>知らない植物の名前を、一杯のカクテル越しに覚える夜があってもいい。そんな気がしています。</p>
</div></div><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283937/5926275601399808.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;"><div style="border: 1px solid #000; padding: 20px; margin: 20px 0; box-sizing: border-box;"><p><strong>BAR SATOYAMA SPIRITS TOKYO</strong></p><p>【所在地】東京都渋谷区恵比寿西1-13-2 サンキビル2階<br />【オープン日】2026年8月5日（水）<br />【営業時間】18:00〜26:00<br />【定休日】日曜・年末年始<br />【席数】30席（24坪）<br />【運営】株式会社ダイナック</p></div></div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><iframe src="https://www.google.com/maps/embed?pb=!1m18!1m12!1m3!1d2887.581848204565!2d139.7080107!3d35.6475137!2m3!1f0!2f0!3f0!3m2!1i1024!2i768!4f13.1!3m3!1m2!1s0x60188b4114032b49%3A0xedbfb1bad818f04!2z44CSMTUwLTAwMjEg5p2x5Lqs6YO95riL6LC35Yy65oG15q-U5a-_6KW_77yR5LiB55uu77yR77yT4oiS77ySIOOCteODs-OCreODk-ODqw!5e1!3m2!1sja!2sjp!4v1785986512466!5m2!1sja!2sjp" width="400" height="300" style="border:0;" allowfullscreen="" loading="lazy" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin"></iframe></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div style="text-align: right;font-size: 8pt;">Top image: ©  株式会社ダイナック</div></div>]]></content:encoded>
      <dc:creator>TABI LABO編集部</dc:creator>
      <media:thumbnail>https://image.tabi-labo.com/jp/283830/6564944284745728.jpg</media:thumbnail>
      <guid>https://tabi-labo.com/312863/satoyama-spirits-ebisu-bar</guid>
      <pubDate>Sat, 15 Aug 2026 19:00:00 +0900</pubDate>
    </item>
    <item>
      <title>目利きをひらく。日本の工芸を可視化する「AIスコア」の挑戦</title>
      <link>https://tabi-labo.com/312866/silwa-craft-ai-scoring</link>
      <description><![CDATA[旅先で手に取った器の値段に迷った経験はありませんか。大阪発スタートアップが米国テック企業と組み、素材・技法・希少性などからAIで工芸品の価値を可視化するシステム「SILWa」を2026年11月に始動予定。「目利きの民主化」を目指すその設計思想とは。]]></description>
      <content:encoded><![CDATA[<img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283938/5912417419657216.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>旅先の窯元で手に取った湯呑み、ギャラリーで目を奪われた漆の椀。「いいな」と思いながらも、値札を見て手が止まった経験はないでしょうか。大阪のスタートアップ・ビジュパス社が2026年7月16日に発表したのは、その「よさ」をAIで可視化するという、ちょっと大胆な試みです。</p>
</div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">窯の中の偶然を、AIはどう読むか</h2></div><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283844/6589801743515648.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>ビジュパス社が米国カリフォルニア州のサステナビリティ・テック企業SustainaVerse社と業務提携し、共同開発に乗り出したのは、<strong>日本の工芸品に特化したAIスコアリングシステム</strong>。これを同社が2026年11月に開設予定の工芸特化型グローバルオークションサイト「<span class="underline">SILWa（シルワ）</span>」に搭載する計画です。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>評価の軸として挙げられているのは、素材、技法、制作工程、作家や職人の背景、地域性、希少性、そして文化的文脈。見た目の美しさだけでなく<strong>「この器がなぜここに存在するのか」という物語ごと数値に落とし込もう</strong>としています。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>ここで気になるのは、工芸品の魅力の核にある「偶然性」の扱いです。窯の中で灰が降りかかって生まれる景色、釉薬（ゆうやく）——器の表面にかけるガラス質の膜——が予想外の色に焼き上がる瞬間。プロジェクトを統括する工芸ディレクターの<span class="underline">仲川依利子</span>氏は、「偶然から生まれる美しさもきちんと評価できるシステムにしていきたい」と語っています。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>正直なところ、それが本当に可能なのかはまだわかりません。でも、「偶然の美」を最初から評価対象に含めると宣言している点には、工芸への敬意が感じられます。</p>
</div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">「目利き」の民主化という設計思想</h2></div><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283845/5414759760396288.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>このシステムで注目したいのは、スコアの位置づけです。ビジュパス社は<strong>「作品に優劣をつけるためのものではない」</strong>と明確に線を引いています。目指しているのは、専門知識がなくても工芸品の背景や価値を理解し、納得して購入できるようにするための「情報基盤」。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>言い換えれば、これは<strong>「目利き」の民主化</strong>です。これまで工芸品の価値判断は、長年の経験を積んだ鑑定家や特定の流派に精通したコレクターの「眼」に委ねられてきました。その結果、知識のない買い手は「高いのか安いのかわからない」まま購入を諦め、腕のある職人が適正な対価を得られないという構造も生まれていた。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>提携先の<span class="underline">SustainaVerse社</span>は、日立のシリコンバレー・インキュベーションプログラムから生まれた企業で、スマートフォンで商品のバーコードを読み取ると環境・社会的価値の指標を確認できるアプリ「SustainaLens」を米国・欧州で展開しています。同社CEOの三木健一氏は「ビジネスとして成立させなければ続かない」とも述べており、理想と現実の両方を引き受ける姿勢がうかがえます。</p>
</div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">スコアを見た後も「なんかいいな」は残るか</h2></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>工芸品の価値が数値で「見える」ようになったとき、私たちは数字を見る前の自分の感覚を、まだ信じられるでしょうか。スコアが高いから好き、低いから興味がない——そんな消費に陥らないとは言い切れません。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>ビジュパス社は、蓄積したデータを将来的に<strong>文化継承のアーカイブとして保存していく構想</strong>も掲げています。商取引のツールが、いつか文化保存の装置になるかもしれない。その可能性に賭けるなら、スコアはあくまで「翻訳」であって「採点」ではないという原則を、運用開始後も守り続けられるかが鍵になりそうです。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>工芸品を前にして「なんかいいな」と感じるあの直感。それを殺さずに後押しするテクノロジーになれるのか。2026年11月のサービス開始を、少しだけ身構えながら、でも期待しながら待ちたいと思います。</p>
</div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;">
<div style="border: 1px solid #000; padding: 20px; margin: 20px 0; box-sizing: border-box;">
<p><strong>SILWa（シルワ）</strong></p>
<p>
【サービス開始予定】2026年11月<br/>
【サイト内サービス構成】EC販売／オークション／オーダー<br/>
【主な機能】工芸品の価値を数値化・可視化、希少性の明確化、市場価格との比較、真正性の証明<br/>
【開発】株式会社ビジュパス × SustainaVerse, Inc.<br/>
【公式サイト】<a href="https://bijouxpass.com" rel="noopener" target="_blank">株式会社BIJOUXPASS</a>
</p>
</div>
</div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div style="text-align: right;font-size: 8pt;">Top image: ©  iStock.com / Jacob Wackerhausen</div></div>]]></content:encoded>
      <dc:creator>TABI LABO編集部</dc:creator>
      <media:thumbnail>https://image.tabi-labo.com/jp/283938/5912417419657216.jpg</media:thumbnail>
      <guid>https://tabi-labo.com/312866/silwa-craft-ai-scoring</guid>
      <pubDate>Sat, 15 Aug 2026 19:00:00 +0900</pubDate>
    </item>
    <item>
      <title>大曲の花火、「ど真ん中」にレストランが出現する夏</title>
      <link>https://tabi-labo.com/312870/omagari-hanabi-restaurant</link>
      <description><![CDATA[2026年8月29日、大曲の花火会場の中央に30卓限定の特設レストランが出現。秋田の旬を使ったコースディナーとフリードリンク付きで2名1卓20万円。花火を「眺める」から「包まれる」体験に変える地元発の企画の全容。]]></description>
      <content:encoded><![CDATA[<img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283941/5400436044464128.png' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>花火に特化した旅行会社「花火トラベル」を運営する株式会社ヘバナが、今夏ちょっと信じがたい企画を発表しました。あの大曲の花火の会場中央に、一夜限りのレストランを出現させるというのです。レジャーシートでも屋台でもなく、コースディナーとペアリングドリンク。</p><p>花火大会といえば、場所取り、混雑、帰りの渋滞。多くの人にとって「見て帰るだけ」の体験になりがちです。でも今回の企画は、その常識をかなり大胆にひっくり返そうとしています。</p></div></div><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283859/5209652523433984.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">会場の中央にテーブル30卓を据える</h2></div><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283860/5266759213907968.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>高層ホテルのラウンジや川沿いのレストランから花火を眺めるプランは、すでにいくつも存在します。けれどそれらはあくまで「花火が見える場所にレストランがある」という構図。今回は逆です。花火会場の中央、「デラックステーブル席」エリアに30卓のテーブルと椅子を設え、特設キッチンからシェフが料理を仕上げて運ぶ。<strong>花火を「眺めるもの」から「包まれるもの」に変えてしまおう</strong>という試みです。</p></div><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>当日は17:00からのディナータイムで昼花火と夕暮れを背景に食事を楽しみ、19:00以降はバータイムに切り替わって、おつまみとフリードリンクを片手に夜花火を鑑賞する。約4時間半、空の色が変わっていくのと一緒に体験そのものも移り変わっていく設計です。</p></div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">外を知り、地元に戻った仕掛け人たち</h2></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>この企画で注目したいのは、仕掛けている人たちの顔ぶれです。プロデューサーの<span class="underline">青柳友哉</span>さんはヘバナの代表であり大仙市の市議会議員。フードディレクターの松本紘幸さんは東京で9年間飲食店を経営したのち故郷の大仙市にUターンし、現在は地元で飲食店「高梨商店」を営んでいます。クリエイティブディレクターのわいないきょうこさんは、35年間の英国生活を経て秋田県美郷町に移住した衣食住のクリエイター。</p></div><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>外の世界を知った上で地元に戻ってきた——あるいは新たに根を下ろした人たちが集まっている。共通しているのは、「毎年数十万人が来るのに、秋田の魅力を味わう時間がほとんどない」という課題意識です。宿泊施設が足りず、多くの来場者は花火を見たらそのまま帰ってしまう。その数時間に秋田の旬の食材を重ねることで、<strong>「花火の夜」を「秋田の夜」に変えよう</strong>としているわけです。</p></div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">レジャーシートでも有料席でもなく</h2></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>2名1卓で税込20万円という価格は、正直なところ気軽とは言えません。ただ、コースディナー、ペアリングドリンク、フリードリンク、花火の観覧チケットがすべて含まれていることを考えると、単純な「高い・安い」では測れない体験の密度がそこにはありそうです。</p></div><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>そもそも日本の花火大会は世界的に見ても稀有な文化。花火師たちが技を競い合う「競技大会」という形式は大曲ならでは。それなのに、体験の選択肢はずっと「レジャーシートか有料席か」の二択に近かった。そこに<strong>「レストラン」という第三の選択肢</strong>が加わること自体が、花火の楽しみ方にまだ余白があったことを教えてくれます。</p></div><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>今年の夏、花火大会に出かける予定のある方は、ちょっとだけ想像してみてください。もし目の前のテーブルにその土地の旬が並んでいたら——花火の記憶は、光と音だけじゃなくなるかもしれません。</p></div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;"><div style="border: 1px solid #000; padding: 20px; margin: 20px 0; box-sizing: border-box;"><p><strong>大曲の花火 会場どまんなか 一夜限りのレストラン</strong></p><p>【開催日】2026年8月29日（土）<br/>【受付】16:30〜17:00<br/>【ディナータイム】17:00〜19:00（昼花火・夕暮れとともに）<br/>【バータイム】19:00〜21:30（夜花火とともに）<br/>【会場】第98回全国花火競技大会（大曲の花火）観覧会場内中央「デラックステーブル席」エリア<br/>【卓数】30卓（完全予約制）<br/>【料金】2名1卓 税込20万円／3名1卓 税込22万円／4名1卓 税込25万円<br/><span class="text-small">※テーブル・椅子、ペアリングドリンク付きコースディナー、フリードリンク（お酒・ソフトドリンク）、花火観覧チケット込み。一部飲み物は追加料金の場合あり</span><br/>【販売期間】2026年7月17日〜8月20日<br/>【予約・詳細】<a href="https://travel.hanabi.co.jp" rel="noopener" target="_blank">花火トラベル公式サイト</a></p></div></div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div style="text-align: right;font-size: 8pt;">Top image: ©  株式会社ヘバナ</div></div>]]></content:encoded>
      <dc:creator>TABI LABO編集部</dc:creator>
      <media:thumbnail>https://image.tabi-labo.com/jp/283941/5400436044464128.png</media:thumbnail>
      <guid>https://tabi-labo.com/312870/omagari-hanabi-restaurant</guid>
      <pubDate>Sat, 15 Aug 2026 06:00:00 +0900</pubDate>
    </item>
    <item>
      <title>敦賀に生まれた日本初「カニのテーマパーク」見て、むいて、味わう</title>
      <link>https://tabi-labo.com/312869/kani-factory-tsuruga</link>
      <description><![CDATA[福井県敦賀市に日本初のかに特化型テーマパーク「かにファクトリー 甲羅組」が2026年7月16日に開業。入場無料で殻むき体験や工場見学ができ、初日は体験枠が即満席に。水産加工場を観光資源に変えた地方企業の挑戦とは。]]></description>
      <content:encoded><![CDATA[<img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283852/4735356936126464.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>福井県敦賀市に、カニの加工工場でありながらテーマパークでもある施設が誕生しました。水産加工会社・伝食が手がけた「かにファクトリー 甲羅組」。2026年7月16日のオープン初日、体験枠はすべて満席だったそうです。</p></div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">新工場を「見せる前提」で設計した</h2></div><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283853/5566866832490496.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>工場見学といえば、大手メーカーの製造ラインをガラス越しに眺めるイメージが強いかもしれません。ビール、お菓子、自動車——どれも楽しいけれど、あくまで「既存の工場に見学コースを付け足した」形が主流でした。</p></div><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>かにファクトリーが面白いのは、順序が逆なんです。新工場の建設段階から<strong>「見せること」を前提に設計されている</strong>。敷地面積約18,000㎡、延床面積5,468.47㎡の鉄骨2階建て。製造規模は既存工場の約2倍に拡大しつつ、一般来場者が歩ける常設の見学導線をはじめから組み込んでいます。</p></div><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>つまり、<span class="underline">生産効率を上げるための投資と、観光資源をつくるための投資を同時にやってしまった</span>。地方の水産加工業者がこの規模の賭けに出るのは、なかなかできることではありません。年間来場者目標は50万人。今後3年間で約50名の新規雇用も見込んでいるとのこと。しかも入場は無料です。</p></div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">殻の硬さを知る手が、味を変える</h2></div><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283854/4760214394896384.jpg' /><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283855/5400659114328064.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>個人的にいちばん気になったのは、体験プログラムの設計思想でした。</p></div><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>プロの職人に教わりながらカニの殻をむく「ゆでずわい蟹むき体験」。自分だけのカット生ずわい蟹をつくれる「カット生ずわい蟹づくり体験」。どちらもオープン初日に午前・午後とも予約が埋まったそうです。</p></div><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>来場者からは「自分で剥いたカニの味は格別」「子どもが本当に楽しそうだった」といった声が寄せられていますが、ここで起きていることの本質は「食育」と呼ぶほうが近いかもしれません。スーパーに並ぶ剥き身しか知らない子どもたちが、甲羅の硬さや身の繊維の方向を自分の手で知る。それは<strong>「おいしい」の手前にある、食べものへの解像度がぐっと上がる瞬間</strong>です。</p></div><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>同社の発表によれば、カニ加工工程の常設見学導線を備え、見学・体験・飲食・物販を同一施設内で提供する<span class="underline">かに特化型オープンファクトリーとしては日本初</span>（2026年6月、日本初調査総研合同会社調べ）とされています。明太子やチョコレートの「パーク」は各地にありますが、カニでここまでの規模は前例がありません。</p></div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">新幹線が来た街に「来る理由」を</h2></div><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283856/5363835403763712.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>敦賀は2024年春に北陸新幹線が延伸開業した街。アクセスが劇的に改善されたタイミングで、地元企業が<strong>「わざわざ来る理由」をつくりにいった</strong>——この時間軸の重なりは偶然ではないでしょう。</p></div><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>もちろん、年間50万人という目標が簡単かどうかはわかりません。季節変動の大きいカニという食材で、夏場にどう集客するかという課題もあるはず。ただ、オープン初日に体験枠が即完売した事実は、「カニだけでテーマパークが成り立つのか？」という問いへの、最初の力強い答えにはなっています。</p></div><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>水産加工場の2階で、家族がカニの殻むきに夢中になっている。その光景自体が、地方の「ものづくり」の新しい風景なのかもしれません。</p></div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;"><div style="border: 1px solid #000; padding: 20px; margin: 20px 0; box-sizing: border-box;"><p><strong>かにファクトリー by 甲羅組</strong></p><p>【所在地】福井県敦賀市<br/>【オープン日】2026年7月16日（木）<br/>【営業開始時間】7月16日は11:00〜 ／ 7月17日以降は09:00〜<br/>【入場料】無料<br/>【体験コンテンツ】ゆでずわい蟹むき体験（初回無料・要予約）／カット生ずわい蟹づくり体験（有料・要予約）<br/>【オープニングイベント】2026年7月18日（土）〜20日（月）／屋外かに広場にて開催（キッチンカー 09:00〜16:00、ライブ・パフォーマンス等 各日程あり）<br/>【公式サイト】<a href="https://kanifactory.com/" rel="noopener" target="_blank">かにファクトリー 甲羅組</a></p></div></div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div style="text-align: right;font-size: 8pt;">Top image: ©  株式会社 伝食</div></div>]]></content:encoded>
      <dc:creator>TABI LABO編集部</dc:creator>
      <media:thumbnail>https://image.tabi-labo.com/jp/283852/4735356936126464.jpg</media:thumbnail>
      <guid>https://tabi-labo.com/312869/kani-factory-tsuruga</guid>
      <pubDate>Fri, 14 Aug 2026 19:00:00 +0900</pubDate>
    </item>
    <item>
      <title>AIが“正しい身体”を決める怖さ。アルス・エレクトロニカ賞受賞作《AIが消し去る声》特別上映</title>
      <link>https://tabi-labo.com/312907/ai-erases-voices-ars-electronica</link>
      <description><![CDATA[生成AIが5本指でない手を「エラー」として排除する過程で、裂手症の人々の存在がデータから消えていた。アルス・エレクトロニカ賞2026受賞作《AIが消し去る声》が8月17日、六本木・国際文化会館で無料上映。]]></description>
      <content:encoded><![CDATA[<img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283978/5969691680964608.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>メディアアートの世界的コンペティション「アルス・エレクトロニカ賞」。その2026年の受賞作に、ある日本人アーティストの映像作品が選ばれました。タイトルは《AIが消し去る声》。作家の窪田望さんが、8月17日に東京・六本木の国際文化会館で特別上映会を開きます。</p></div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">精度が上がるほど<br/>「正しい身体」の定義は狭くなっていた</h2></div><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283979/5446048597147648.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>生成AIに「手」を描かせると、指が6本になったり溶けたりする——数年前、そんな画像がネット上で話題になりました。</p></div>
<div class="sentence" style="text-align: left;"><p>覚えている方も多いのではないでしょうか。あの「AIあるある」は、いつの間にかほとんど見かけなくなりました。</p></div>
<div class="sentence" style="text-align: left;"><p>技術が進歩したから、と私たちは思っています。でも窪田さんが着目したのは、その進歩の裏側でした。</p></div>
<div class="sentence" style="text-align: left;"><p>5本指でない手を「エラー」として弾くフィルターが組み込まれた結果、AIは正確な手を描けるようになった。けれど同時に、生まれつき指の本数が異なる「<span class="underline">裂手症</span>」の人たちの手は、学習データの中から静かに排除されていたのです。</p></div>
<div class="sentence" style="text-align: left;"><p>精度が上がるほど、「正しい身体」の定義は狭くなる。技術の改善が、そのまま誰かの<strong>存在の不可視化</strong>につながっていた——この逆説が、作品の出発点になっています。</p></div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">AIをつくる側だった作家が<br/>自らの加担に気づいていく</h2></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>窪田さんは現代美術家であると同時に、AI分野の起業家でもあります。19歳で起業し、日米中港でAIの特許を20件取得してきた、いわば「AIをつくる側」の人間です。</p></div>
<div class="sentence" style="text-align: left;"><p>その窪田さんが、裂手症の当事者やその家族、医療従事者と対話を重ねる中で向き合ったのは、自分自身の中にあった「5本指が正しい」という<strong>無意識の前提</strong>でした。</p></div>
<div class="sentence" style="text-align: left;"><p>作品は、当事者の身体を一方的に記録するドキュメンタリーではありません。AIの内部構造を知る作家自身が、自らの加担に気づいていく過程そのものを映し出しています。</p></div>
<div class="sentence" style="text-align: left;"><p>この作品は、世界106カ国から4,329件の応募が集まったアルス・エレクトロニカ賞の<span class="underline">Digital Humanity部門</span>で、公式受賞15作品のひとつに選ばれました。窪田さんは同部門で唯一の日本人受賞者です。</p></div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">「消えたもの」は、消えたあと見えない</h2></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>上映会では、作品の鑑賞に加えて「AIに何を教え、何を教えないべきか」をテーマにした会場ディスカッション、さらにAI経営の専門家・森正弥さん（博報堂DYホールディングス Chief AI Officer）や、企業の人権戦略に携わってきた銭谷美幸さんを交えたパネルも行われます。</p></div>
<div class="sentence" style="text-align: left;"><p>私たちは毎日、AIの恩恵を受けています。画像生成、顔認証、レコメンド。「精度が上がった」と喜ぶたびに、その裏で「標準」から外れた誰かの存在がデータから消えている可能性がある。</p></div>
<div class="sentence" style="text-align: left;"><p>そのことに気づくのは、たぶん、とても難しい。なぜなら「消えたもの」は、消えたあと見えなくなるからです。</p></div>
<div class="sentence" style="text-align: left;"><p>だからこそ、アートがその不在を可視化する意味があるのかもしれません。便利さの手前で一度立ち止まる——その90分が、AIとの付き合い方を少しだけ変えてくれる気がします。</p></div></div><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283980/5397453256785920.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;"><div style="border: 1px solid #000; padding: 20px; margin: 20px 0; box-sizing: border-box;"><p><strong>《AIが消し去る声》特別上映会</strong></p><p>【日時】2026年8月17日（月）18:00〜19:30（開場17:30）<br/>【会場】国際文化会館（東京都港区六本木5-11-16）<br/>【参加費】無料（事前申込制）<br/>【主催】株式会社Creator's NEXT<br/>【後援】国連グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン<br/>【申込】<a href="https://form.run/@AImovie" rel="noopener" target="_blank">イベント申込フォーム</a></p></div></div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div style="text-align: right;font-size: 8pt;">Top image: ©  株式会社Creator’s NEXT</div></div>]]></content:encoded>
      <dc:creator>TABI LABO編集部</dc:creator>
      <media:thumbnail>https://image.tabi-labo.com/jp/283978/5969691680964608.jpg</media:thumbnail>
      <guid>https://tabi-labo.com/312907/ai-erases-voices-ars-electronica</guid>
      <pubDate>Fri, 14 Aug 2026 15:00:00 +0900</pubDate>
    </item>
    <item>
      <title>としまえん、閉園から6年。「幻の100周年」が西武園で蘇る</title>
      <link>https://tabi-labo.com/312867/toshimaen-100th-seibuyen</link>
      <description><![CDATA[2020年に閉園したとしまえんは、存続していれば2026年が100周年。西武園ゆうえんちがプールエリアを「ほぼとしまえん」に変え、ハイドロポリス看板や音・匂いを再現。春日スライダーなどユーモア満載の企画も。]]></description>
      <content:encoded><![CDATA[<img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283939/5951429480022016.png' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>2020年に94年の歴史に幕を下ろした「としまえん」。もし閉園していなければ、2026年はちょうど開園100周年にあたります。西武園ゆうえんちが発表したのは、その「存在しない記念日」を本気で祝うという、ちょっと信じがたい夏の企画でした。</p>
</div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">「ほぼ」再現という誠実なあいまいさ</h2></div><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283848/6050885890211840.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;">
<p><span class="underline">としまえん</span>は、最盛期に年間400万人が訪れた東京・練馬の国民的遊園地です。閉園後、跡地には「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 ‐ メイキング・オブ・ハリー・ポッター」が2023年にオープンし、物理的な「としまえん」の痕跡はほぼ消えました。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>そんな中、同じ西武グループに属する西武園ゆうえんち（埼玉県所沢市、運営は横浜八景島）が、自園のプールエリアを2026年7月18日から9月23日まで<strong>「ひと夏だけほぼ『としまえん』プール」として営業する</strong>と発表しました。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>注目したいのは「ほぼ」という言葉の選び方です。完全再現は謳わない。元としまえんスタッフの記憶を手がかりに、夏の象徴だった大型アトラクション「ハイドロポリス」の看板やエリア内の展示を「としまえんらしく」再現するのだといいます。
記憶というのは本来あいまいなもので、<strong>そのあいまいさごと引き受ける姿勢</strong>が、むしろ誠実に映ります。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>流れるプールでは、かつてのとしまえんの「音」や「匂い」まで再現するとのこと。プールの水の塩素の香り、ざわめき、水しぶきの音——五感の記憶は、写真よりもずっと深いところに残っているものかもしれません。</p>
</div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">春日の腸内を滑り降りる夏</h2></div><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283849/5911979534319616.jpg' /><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283850/6082206603673600.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>この企画、真面目な懐古だけでは終わりません。所沢出身でとしまえん・西武園ゆうえんち両園のゲストだったオードリー春日さんをモデルにした「春日のうん○スライダー」なる新アトラクションが登場します。入口に大きく口を開けた春日さん、出口にはお尻の看板。ホクロの位置まで忠実に再現し、まるで<strong>春日さんの腸内を流れるような体験</strong>ができるそうです。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>正直、最初に読んだとき笑ってしまいました。でも、この「くだらなさ」にこそ、としまえんらしさが宿っている気がするのです。ディズニーランドのような完璧な世界観ではなく、手作り感と笑いが同居する空気。それは施設のスペックではなく、<strong>文化的なDNA</strong>とでも呼ぶべきもの。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>波のプールにとしまえんの水を一杯だけ入れた「としまえん汁1.00% ほぼサーフプール」、流れるプールを逆回転させて時を戻す「逆流タイム」など、企画の一つひとつが大真面目にふざけています。</p>
</div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">400万人の記憶はまだ営業中</h2></div><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283851/5308945855938560.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>子どもの頃に通った遊園地、学校帰りに寄った商店街、夏休みに泳いだ市民プール——誰にでも「もうなくなった場所」の記憶があるのではないでしょうか。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>としまえんの跡地は世界的なエンターテインメント施設に生まれ変わりました。それ自体は素晴らしいことですが、かつてそこで過ごした時間の記憶は、新しい建物の中には残っていません。今回の企画が面白いのは、<strong>記憶の「復元」を物理的な場所ではなく、別の場所での体験として試みている</strong>点です。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>遊園地の価値とは何だろう、とふと考えます。ジェットコースターの高さでも、入場者数でもなく、<strong>そこで誰かが笑った記憶の総量</strong>なのかもしれません。としまえんは閉園しましたが、400万人の記憶の中では、まだ営業中です。この夏、西武園のプールで「ほぼとしまえん」の水に浸かったとき、その記憶はまたひとつ、新しく更新されるのでしょう。</p>
</div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;">
<div style="border: 1px solid #000; padding: 20px; margin: 20px 0; box-sizing: border-box;">
<p><strong>ひと夏だけほぼ「としまえん」プール</strong></p>
<p>
【期間】2026年7月18日（土）〜9月23日（水・祝）<br/>
【場所】西武園ゆうえんち プールエリア（埼玉県所沢市）<br/>
【プール営業期間】6月27日（土）〜9月23日（水・祝）<span class="text-small">※6月27日〜7月17日、9月1日以降は土日祝のみ営業</span><br/>
【チケット】夏季パスポート型チケットあり（プール有料席500円引きクーポン1回分付帯）。販売期間は6月22日〜7月24日18:00まで<span class="text-small">（通常価格は7月24日18:00〜8月16日）</span><br/>
【公式サイト】<a href="https://www.seibu-leisure.co.jp/" rel="noopener" target="_blank">西武園ゆうえんち</a>
</p>
</div>
</div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div style="text-align: right;font-size: 8pt;">Top image: ©  株式会社 横浜八景島</div></div>]]></content:encoded>
      <dc:creator>TABI LABO編集部</dc:creator>
      <media:thumbnail>https://image.tabi-labo.com/jp/283939/5951429480022016.png</media:thumbnail>
      <guid>https://tabi-labo.com/312867/toshimaen-100th-seibuyen</guid>
      <pubDate>Fri, 14 Aug 2026 06:00:00 +0900</pubDate>
    </item>
    <item>
      <title>ボクシングから「殴る」を抜いたら、新競技になった</title>
      <link>https://tabi-labo.com/312864/touch-boxing-akita</link>
      <description><![CDATA[グローブで肩と膝に触れるだけでポイントを競う新スポーツ「タッチボクシング（B-TOUCH）」。ジムの練習法を競技化し、痛みゼロで駆け引きだけを楽しめる。2026年8月23日に秋田で初の大会が開催、参加費1,500円で学生無料。]]></description>
      <content:encoded><![CDATA[<img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283834/5405303114825728.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>フィットネスジム「ZEAL BOXING FITNESS」を全国展開する株式会社ZEALが、ちょっと不思議な新スポーツを発表しました。その名も「タッチボクシング」。グローブをはめて向かい合うのに、殴ってはいけない——。狙うのは肩と膝だけ、触れたらポイントという競技です。</p></div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">ジム内の「タッチスパー」が競技になるまで</h2></div><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283835/5463901836673024.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>ボクシングジムには以前から「タッチスパー」と呼ばれる練習法があります。本気で打ち合うのではなく、グローブで軽く触れるだけで攻防の感覚を磨くメニューで、初心者が最初に体験するステップとしても定番のもの。</p></div>
<div class="sentence" style="text-align: left;"><p><span class="underline">タッチボクシング</span>（正式競技名「B-TOUCH（ビータッチ）」）は、このジム内部の練習法を「外の世界」に持ち出し、正式なルールと大会形式を与えることで独立した競技に仕立てたものです。まったくのゼロから発明されたわけではなく、<strong>すでにあった安全な練習文化を再編集して新しい価値に変えた</strong>——その発想の転換がまず面白い。</p></div>
<div class="sentence" style="text-align: left;"><p>ルールはシンプルです。有効なターゲットは肩（左右）と膝（左右）の計4か所のみ。腹部や顔への接触は反則。1ラウンド60秒で、先に10ポイントを獲得するか、時間終了時にポイントが多い選手が勝ち。運営側は「対戦型の鬼ごっこ」と表現していますが、実際に勝敗を分けるのは反射神経、フェイント、そして相手の動きを読む駆け引きだといいます。</p></div>
<div class="sentence" style="text-align: left;"><p>ボクシングという競技から「打撃の強さ」を差し引いたとき、残るのは<strong>純粋な知的ゲーム性</strong>だということ。パンチ力や体格差ではなく、「いかに相手の意表を突くか」だけで勝負が決まる。格闘技の価値を根本から再定義しようとしている、と言ったら大げさでしょうか。</p></div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">知名度は抜群なのに誰もやらない矛盾</h2></div><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283836/5877508999217152.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>そもそも、なぜこんな競技が生まれたのか。B-TOUCH運営事務局によれば、ボクシングはオリンピック競技にも採用されるほど認知度が高い一方で、実際に競技として参加したことのある人はごくわずかにとどまっているそうです。最大の理由が「怖い」「痛そう」「相手に怪我を負わせたくない」という心理的ハードル。</p></div>
<div class="sentence" style="text-align: left;"><p><strong>知名度は抜群なのに参加率が極端に低い</strong>——このギャップを、痛みと恐怖の除去だけで埋めようとしているわけです。しかも母体が「格闘技ジム」ではなく、「楽しく、健康に。」をミッションに掲げるフィットネスジムであることも見逃せません。格闘技の入口を、格闘技の外側から再設計しているという構図です。</p></div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">残ったのは「駆け引きの純度」だった</h2></div><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283837/5794588548661248.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>運動不足を自覚しながらも、ランニングは続かない、ジムは飽きる。そんな人にとって、タッチボクシングが提案しているのは<strong>「運動＝修行」ではなく「運動＝遊びと駆け引き」という価値の転換</strong>かもしれません。</p></div>
<div class="sentence" style="text-align: left;"><p>60秒間、目の前の相手の肩と膝だけを狙って動き続ける。それだけで心拍数は上がるし、頭もフル回転する。しかもまだ生まれたばかりの競技だから、全員が初心者。今なら「第一世代」になれるという事実も、ちょっとだけ心をくすぐります。</p></div>
<div class="sentence" style="text-align: left;"><p>ボクシングから殴ることを引いたら、何が残ったのか。答えは<strong>「駆け引きの純度」</strong>でした。引き算から始まるスポーツの未来って、案外豊かなのかもしれません。</p></div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;"><div style="border: 1px solid #000; padding: 20px; margin: 20px 0; box-sizing: border-box;"><p><strong>タッチボクシング大会</strong></p><p>【日時】2026年8月23日（日）13:00〜18:00（予定）<br/>【会場】ZEAL BOXING FITNESS 秋田西口店（秋田県秋田市中通4-6-6）<br/>【部門】一般部門／女性部門／店舗対抗戦<br/>【参加費】1,500円（スポーツ保険代）、学生無料<br/>【優勝賞品】各部門 Amazonギフト券5万円分<br/>【無料体験会】2026年7月14日（火）〜8月19日（水）毎週3回開催（火曜16:00〜17:00／水曜20:00〜21:00／土曜14:00〜15:00）、対象は中学生以上<br/>【公式サイト】<a href="https://zeal-b.com/" rel="noopener" target="_blank">ZEAL BOXING FITNESS</a></p></div></div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div style="text-align: right;font-size: 8pt;">Top image: ©  株式会社ZEAL</div></div>]]></content:encoded>
      <dc:creator>TABI LABO編集部</dc:creator>
      <media:thumbnail>https://image.tabi-labo.com/jp/283834/5405303114825728.jpg</media:thumbnail>
      <guid>https://tabi-labo.com/312864/touch-boxing-akita</guid>
      <pubDate>Thu, 13 Aug 2026 19:00:00 +0900</pubDate>
    </item>
    <item>
      <title>白馬の夏を満喫！白馬五竜で楽しむバギーツアー＆ペイントボール</title>
      <link>https://tabi-labo.com/312865/hakuba-goryu-summer-buggy</link>
      <description><![CDATA[ゲレンデ整備用の作業車両だったバギーが、観光客が自ら操縦する夏のアドベンチャーに転換。白馬五竜が2026年7月に始める「GORYU MORIMORI ADVENTURE」のバギーツアーとペイントボールの中身、料金、環境配慮の工夫をまとめた。]]></description>
      <content:encoded><![CDATA[<img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283838/5309825454964736.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>株式会社五竜が発表した、白馬五竜の新しい夏の遊び「GORYU MORIMORI ADVENTURE」。注目したいのは、目玉のバギーツアーがもともとゲレンデ整備用の作業車両だったという出自です。裏方の道具が観光客の冒険に変わる——その逆転が痛快で、つい気になりました。</p>
</div></div><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283839/5933355851841536.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">「これ、お客さんが乗ったら楽しいのでは？」</h2></div><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283840/5480360151351296.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>白馬五竜といえば、冬は「エイブル白馬五竜」としてスキーヤーに親しまれ、春から秋にかけては標高1,515mに約300種・200万株が咲く<span class="underline">日本最大級の高山植物園</span>を運営している場所。昭和45年の創業以来、東洋初のテレキャビン（ゴンドラリフトの一種）を導入したり、国内スキー場で唯一ISO14001（環境マネジメントの国際規格）を取得したりと、先駆的な取り組みで知られてきました。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>そんな白馬五竜のスタッフが、日常的にゲレンデ整備で乗り回していたバギーに「これ、お客さんが乗ったら楽しいのでは？」と気づいたのが今回の出発点だそうです。県外のバギー導入済みスキー場への視察も重ね、2025年6月に経営統合した「いいもりゲレンデ」の地形を活かしてコースを新設。サービス名の「MORIMORI」は、いいもりの「森」と「元気モリモリ」を掛けたもの。ネーミングにも<strong>肩の力が抜けた遊び心</strong>がにじんでいます。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>バギーツアーは2人乗りのガイド同行ツアー形式で、駐車場で操作を練習してから体験コース、そして高低差やカーブのある上級コースへとレベルを上げていく設計です。普通自動車運転免許があれば運転でき、免許保持者が助手席にいれば10歳以上・身長130cm以上のお子さんでもハンドルを握れるとのこと。</p>
</div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">山でペイント弾を撃って大丈夫？</h2></div><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283841/5920651878596608.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>もうひとつの新アクティビティが、<span class="underline">白馬エリア初導入</span>となるペイントボール。アメリカ生まれの対戦型アウトドアスポーツで、まずは的を狙うシューティング形式からスタートし、9月以降にはバトルフィールドでの対戦型も予定されています。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>山の中でペイント弾を撃って環境は大丈夫なのか——気になるところですが、同社によれば使用するインクは<strong>水溶性かつ植物性原料</strong>で、雨に流れ、太陽光で白くなって自然に還る素材を採用しているそうです。再生可能エネルギー100%で営業してきた白馬五竜らしい選択でしょう。</p>
</div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">夏の道が冬のツリーランに変わる</h2></div><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283842/4743343763357696.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>個人的にいちばん面白いと感じたのは、バギーコースが冬になると子ども向けのツリーランコース（森の中を滑るスキーコース）に転用される計画がある点です。夏のために作ったものが冬にも活きる。逆に言えば、冬のゲレンデという既存資産が夏の冒険を生んでいる。<strong>季節ごとに「別の施設」を作るのではなく、同じ地形と道具の意味を読み替えることで通年の価値を引き出している</strong>わけです。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>「白馬＝冬にスキーをしに行く場所」。多くの人がそう思っているかもしれません。でも、整備用のバギーが冒険の乗り物に変わったように、見慣れた場所の「使い方」をひとつずらすだけで、まったく違う景色が立ち上がることがある。この夏、白馬に行く理由がひとつ増えたのかもしれません。</p>
</div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;">
<div style="border: 1px solid #000; padding: 20px; margin: 20px 0; box-sizing: border-box;">
<p><strong>GORYU MORIMORI ADVENTURE</strong></p>
<p>
【バギーツアー】<br/>
営業期間……2026年7月17日〜10月18日<br/>
もりもりコース（所要90分）……1台2名 7,900円／1名 6,500円<br/>
体験コース（所要40分）……1台2名 4,900円<br/>
ファミリーパック（体験＋もりもりコース）……2台4名 22,800円<br/>
運転条件……普通自動車運転免許保持者（免許保持者同乗で10歳以上・身長130cm以上から運転可、同乗は6歳から）
</p>
<p>
【ペイントボールシューティング】<br/>
営業期間……2026年7月31日〜10月18日（9月よりバトルフィールドも予定）<br/>
料金……50発 大人2,000円／小人1,500円、追加50発 1,800円<br/>
体験条件……8歳以上
</p>
<p>
【公式サイト】<a href="https://www.hakubaescal.com" rel="noopener" target="_blank">白馬五竜</a>
</p>
</div>
</div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div style="text-align: right;font-size: 8pt;">Top image: ©  株式会社五竜</div></div>]]></content:encoded>
      <dc:creator>TABI LABO編集部</dc:creator>
      <media:thumbnail>https://image.tabi-labo.com/jp/283838/5309825454964736.jpg</media:thumbnail>
      <guid>https://tabi-labo.com/312865/hakuba-goryu-summer-buggy</guid>
      <pubDate>Thu, 13 Aug 2026 15:00:00 +0900</pubDate>
    </item>
    <item>
      <title>収穫の4割が「消えていた」枝豆、8つの姿で百貨店に現れる</title>
      <link>https://tabi-labo.com/312952/yahiko-upcycling-chamame</link>
      <description><![CDATA[香り高く希少な新潟・弥彦茶豆は、収穫量の約40%が規格外で非流通。YAHIKO Avenirがソーセージやラテなど全8商品に変換し、2026年8月12日から新潟三越伊勢丹で期間限定販売する。]]></description>
      <content:encoded><![CDATA[<img src='https://image.tabi-labo.com/jp/284103/5715169368866816.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>新潟県弥彦村の特産品「弥彦茶豆」を使ったアップサイクルブランド「YAHIKO UPCYCLING」が、全8種の新商品を開発。YAHIKO Avenir株式会社の発表によると、2026年8月12日から新潟三越伊勢丹で期間限定販売されます。</p>
</div></div><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/284104/6536160954286080.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">「幻の枝豆」なのに余っている<br/>希少と廃棄が同居する矛盾</h2></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>驚いたのは、収穫量の<strong>約40%</strong>が市場に出回っていないという事実です。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>大きさや形が「規格」に合わないだけで、味も品質もまったく問題がない。それなのに、私たちの食卓には届かない。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>スーパーに並ぶきれいに粒の揃った枝豆の裏側に、それとほぼ同じ数の「届けられなかった枝豆」が存在していたわけです。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>規格外野菜を活用する取り組み自体は、近年さまざまな場所で見かけるようになりました。ただ、40%という数字はかなりのインパクトがあります。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>弥彦茶豆は香りが高く甘みが強いことから<span class="underline">「幻の枝豆」</span>とも呼ばれる希少な茶豆。その4割近くが行き場を失っている。希少なのに、余っている。この矛盾が、プロジェクトの出発点になっています。</p>
</div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">「もったいない」ではなく<br/>8つの食シーンで素材を証明する</h2></div><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/284105/5425538383478784.jpg' /><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/284106/6447727379480576.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>このプロジェクトが面白いのは、「規格外品をなんとか売る」という発想ではないところです。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>開発された8商品のラインナップを見ると、その振り幅に目を引かれます。平飼い鶏肉と組み合わせた無添加ソーセージ「YAHIKO BATON」、茶豆の香ばしさを活かしたオリジナルラテ、希少なガンジー牛乳を使ったアイスクリーム、完熟前の茶豆で仕立てたポタージュ、さらにはパンや冷凍おにぎりまで。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>ひとつの素材が、朝食にも、おやつにも、晩酌のお供にもなる。「もったいないから使いました」ではなく、茶豆という素材の可能性を<strong>8つの食シーン</strong>で証明しようとしている。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>これはフードロス対策というより、地域の味覚の「引き出し」を増やす試みに近いのではないでしょうか。</p>
</div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">規格外品が、弥彦村の新しい名刺になる</h2></div><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/284107/6448976205185024.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>規格外品の活用と聞くと、どうしても「廃棄を減らす」という文脈で語られがちです。もちろんそれ自体は大切なことですが、YAHIKO Avenirが目指しているのは、その先にあるもののようです。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>同社は地域商社として、生産者支援や地域ブランドの価値向上を通じた「地域資源を未来へつなぐ」持続可能な地域づくりを掲げています。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>規格外の茶豆がソーセージやラテに姿を変えて百貨店に並ぶとき、それは「救済された食材」ではなく、<strong>弥彦村の新しい名刺</strong>になる。マイナスをゼロに戻すのではなく、ゼロからプラスを生み出す。その転換に、このプロジェクトの本質がある気がします。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>私たちがスーパーで何気なく手に取る野菜の「形」は、誰かが決めた規格にすぎません。その規格の外側に、届くはずだった味がどれだけ眠っているのか。弥彦茶豆の40%という数字は、そんなことを静かに問いかけています。</p>
</div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;">
<div style="border: 1px solid #000; padding: 20px; margin: 20px 0; box-sizing: border-box;">
<p><strong>YAHIKO UPCYCLING 期間限定販売</strong></p>
<p>
【販売期間】2026年8月12日（水）〜8月18日（火）<br/>
【会場】新潟伊勢丹 1階「NIIGATA越品」<br/>
【営業時間】10:00〜19:00（最終日のみ17:00終了）<br/>
【公式サイト】<a href="https://yahikoavenir.jp/yahikoupcycling/" rel="noopener" target="_blank">YAHIKO UPCYCLING</a>
</p>
</div>
</div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div style="text-align: right;font-size: 8pt;">Top image: ©  YAHIKO Avenir株式会社</div></div>]]></content:encoded>
      <dc:creator>TABI LABO編集部</dc:creator>
      <media:thumbnail>https://image.tabi-labo.com/jp/284103/5715169368866816.jpg</media:thumbnail>
      <guid>https://tabi-labo.com/312952/yahiko-upcycling-chamame</guid>
      <pubDate>Thu, 13 Aug 2026 06:00:00 +0900</pubDate>
    </item>
    <item>
      <title>37年間、リーダー不在。スカパラの「合議で尖る」チーム論が展覧会に</title>
      <link>https://tabi-labo.com/312914/skapara-no-border-exhibition</link>
      <description><![CDATA[東京スカパラダイスオーケストラの37年を「アート×リサーチ」で紐解く展覧会が西麻布WALL_alternativeで8月11日から開催。首長を置かない合議制なのに尖り続ける意思決定構造を、映像やダイアグラムで可視化する。]]></description>
      <content:encoded><![CDATA[<img src='https://image.tabi-labo.com/jp/284119/5435864357273600.png' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>アートスペース「WALL_alternative」にて、東京スカパラダイスオーケストラのデビュー37周年を記念した展覧会「TOKYO SKA HAS NO BORDER」が2026年8月11日から開催されています。ただの回顧展ではなく、バンドの「意思決定の仕組み」をアートとリサーチで解剖する試みです。</p></div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">合議なのに尖る——<br/>スカパラ37年の矛盾が展示になる</h2></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>会社でもサークルでも、「みんなで話し合って決めよう」とすると、たいてい角が取れて無難な結論に落ち着く——そんな経験、ありませんか。</p></div>
<div class="sentence" style="text-align: left;"><p>ところがスカパラは、明確なリーダーを置かず、全員の<strong>合議制</strong>で物事を決めてきたといいます。しかも37年間。</p></div>
<div class="sentence" style="text-align: left;"><p>それだけ聞くと「穏やかな寄り合い」を想像しますが、実態はまるで逆のようです。プレスリリースによれば、合議の過程で「角が取れるわけではなく、むしろより尖り、より自分たちがぞくぞくしたりおもしろくなる方向に向かう」とのこと。</p></div>
<div class="sentence" style="text-align: left;"><p>妥協ではなく、全員が納得するまで議論した結果、もっと攻めた方向へ進む。この構造を、本展ではキュレーター・リサーチャーの<span class="underline">島影圭佑</span>さんを中心としたチームが、インタビューや資料調査をもとに映像やダイアグラム（関係性を図解した視覚資料）として展示します。</p></div>
<div class="sentence" style="text-align: left;"><p>「フラットな組織」や「リーダー不在のチーム運営」が注目される時代に、37年分の実践知が目に見える形で並ぶわけです。</p></div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">傷だらけの楽器が彫刻に変わる<br/>3人のアーティストの「翻訳」</h2></div><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283992/5019282124570624.jpg' /><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283993/6589240377868288.jpg' /><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283994/5387170635317248.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>リサーチだけではありません。3名のアーティストが、それぞれの手法でスカパラの時間を作品に変えています。</p></div>
<div class="sentence" style="text-align: left;"><p>写真家の<span class="underline">小林健太</span>さんは、バンドのアーカイブ写真やツアー記録を素材に、過去を「保存」するのではなく、現在の視点から未来へ繋ぐ風景として再構築します。</p></div>
<div class="sentence" style="text-align: left;"><p>彫刻家の<span class="underline">大野修</span>さんは、メンバーが実際に使ってきた楽器や機材を起点に、<strong>ブリコラージュ</strong>（手元にあるものを組み合わせて新しいものをつくる手法）で立体作品を制作。長年の演奏で傷や手垢が刻まれた楽器が、記憶ごと別の姿に生まれ変わります。</p></div>
<div class="sentence" style="text-align: left;"><p>ストリートを原点とするアーティスト・<span class="underline">vug</span>さんは、路上ライブからキャリアを始めたスカパラの「ストリート性」と呼応するドローイングで、展覧会タイトルでもある「NO BORDER」を体現します。</p></div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">「合議で尖る」という選択肢を<br/>自分のチームに持ち帰れるか</h2></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>会場では、メンバーの谷中敦さん、川上つよしさん、大森はじめさんがセレクトしたプレイリストがBGMとして流れ、ゆかりのドリンクやフード、限定グッズも用意されるとのこと。五感でスカパラの世界に浸れる空間です。</p></div>
<div class="sentence" style="text-align: left;"><p>でも、この展覧会の一番の「お土産」は、きっと目に見えないものだと思います。自分が属しているチームや組織を思い浮かべたとき、<strong>「合議で尖る」</strong>という選択肢が頭の片隅に残ること。37年間それを実践してきたバンドがいるという事実は、私たちの「集まり方」を考え直すきっかけになるかもしれません。</p></div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;">
<div style="border: 1px solid #000; padding: 20px; margin: 20px 0; box-sizing: border-box;">
<p><strong>TOKYO SKA HAS NO BORDER</strong></p>
<p>【会期】2026年8月11日（火）〜8月29日（土）会期中無休<br/>【会場】WALL_alternative（東京都港区西麻布4-2-4 1F）<br/>【入場料】無料（ワンドリンク制／1,500円+税、学生1,000円+税・要学生証）<br/>【決済】キャッシュレスのみ<br/>【入場方法】A枠（OPEN〜21:15）事前予約制・1時間30分入替制／B枠（21:15〜24:00）予約不要・自由入場<br/>【事前予約】<a href="https://peatix.com/event/5097515" rel="noopener" target="_blank">Peatix</a><br/>【公式サイト】<a href="https://avex.jp/wall/exhibition/863" rel="noopener" target="_blank">WALL_alternative 展覧会ページ</a></p>
</div>
</div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div style="text-align: right;font-size: 8pt;">Top image: ©  エイベックス・クリエイター・エージェンシー株式会社</div></div>]]></content:encoded>
      <dc:creator>TABI LABO編集部</dc:creator>
      <media:thumbnail>https://image.tabi-labo.com/jp/284119/5435864357273600.png</media:thumbnail>
      <guid>https://tabi-labo.com/312914/skapara-no-border-exhibition</guid>
      <pubDate>Wed, 12 Aug 2026 19:00:00 +0900</pubDate>
    </item>
    <item>
      <title>70.9%が「暑すぎて外出やめた」。ロッテが街に置いたのは日陰だった</title>
      <link>https://tabi-labo.com/312906/lotte-cool-shelter-2026</link>
      <description><![CDATA[ロッテが2026年夏に始動した「クールシェルタープロジェクト」。渋谷MIYASHITA PARKに大型日陰シェルターを設置し、猛暑日にアイスを無料配布。大阪なんば・熊谷・伊勢崎へも展開、容器リサイクルやカーボンオフセットにも取り組む。]]></description>
      <content:encoded><![CDATA[<img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283977/5469325437698048.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>ロッテが2026年7月23日に始動した「クールシェルタープロジェクト」。渋谷・MIYASHITA PARKに出現したのは、アイスの販売ブースではなく、頭上を覆う大きな日陰でした。</p></div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">夏の風物詩が「暑すぎるから」で<br/>選択肢から消えていく</h2></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>ロッテが実施した調査によると、「暑さが厳しくて外出をやめる・時間を短くすることがここ2〜3年で増えた」と答えた人は<strong>70.9%</strong>にのぼったそうです。</p></div>
<div class="sentence" style="text-align: left;"><p>7割。つまり、夏の街から人が引いているということです。</p></div>
<div class="sentence" style="text-align: left;"><p>花火大会、海水浴、フェス──夏の風物詩と呼ばれてきた体験が、「暑すぎるから」のひと言で選択肢から消えていく。これはもはや気分の問題ではなく、生活の構造変化かもしれません。</p></div>
<div class="sentence" style="text-align: left;"><p>そこでロッテが打ち出したのが、アイスブランド「クーリッシュ」と「爽」を軸にした、ちょっと変わったアプローチでした。商品を売る場所ではなく、<strong>「暑い街に涼しい居場所をつくる」</strong>こと。</p></div>
<div class="sentence" style="text-align: left;"><p>MIYASHITA PARKに設置された大型シェルターは、微細氷の粒をイメージしたピクセル状のグラフィックで覆われ、パッケージのブルーとバニラアイスのホワイトが基調。見た目にも涼しさを感じさせるデザインです。</p></div>
<div class="sentence" style="text-align: left;"><p>猛暑・酷暑が予想される日にはクーリッシュと爽を各日合計180個、無料で配布する予定（最大4回実施）。実施日はクーリッシュ公式Xで前週火曜日までに告知されるとのこと。</p></div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">アイスを売るのではなく<br/>「外に出る理由」をつくる側に回った</h2></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>このプロジェクトが面白いのは、アイスメーカーが「アイスを売る」のではなく「外に出る理由をつくる」側に回ったことです。</p></div>
<div class="sentence" style="text-align: left;"><p>展開は渋谷だけにとどまりません。大阪・なんば広場では8月3日・4日の2日間で計1万個のアイスを無料配布。さらに、2025年に国内最高気温を記録した群馬・伊勢崎や、「暑い街」として知られる埼玉・熊谷にも広がります。</p></div>
<div class="sentence" style="text-align: left;"><p>暑さの「名所」にこそ涼しい場所を──という選び方に、単なるプロモーションとは違う意志を感じます。</p></div>
<div class="sentence" style="text-align: left;"><p>環境面への目配りも見逃せません。クーリッシュの容器は回収後、化学的に分解して再び原料に戻す<strong>「ケミカルリサイクル」</strong>へ。爽の容器はトイレットペーパーに生まれ変わるそうです。暑さに「適応」する場所を提供しながら、暑さの原因である気候変動の「緩和」にも手を打つ。この両輪を同時に回す姿勢は、アイスを配るだけの企画とは一線を画しています。</p></div>
<div class="sentence" style="text-align: left;"><p>「暑いから外に出ない」が当たり前になった夏に、「暑いけど、ここなら」と思える場所がぽつぽつと街に現れる。夏の街から人が消えていくことに慣れてしまう前に、こういう「居場所」が増えていく意味は、きっと思っているより大きいのではないでしょうか。</p></div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;">
<div style="border: 1px solid #000; padding: 20px; margin: 20px 0; box-sizing: border-box;">
<p><strong>クールシェルタープロジェクト</strong></p>
<p>【渋谷・MIYASHITA PARK】シェルター設置中。猛暑日にアイス無料配布（各日180個、最大4回）。実施日はクーリッシュ公式Xで前週火曜日までに告知<br/>【片瀬西浜海水浴場】パラソル貸出＋アイス提供。「爽フラッペ」700円（税込）販売中<br/>【大阪・なんば広場】2026年8月3日〜8月14日シェルター設置。8月3日・4日に計1万個無料配布<br/>【埼玉・熊谷】2026年8月8日〜8月29日パラソル設置<br/>【群馬・伊勢崎】2026年8月30日 伊勢崎駅前イベントでパラソル設置<br/>【熊谷・伊勢崎】期間中あわせて3,000個のアイス無料配布<br/>【公式サイト】<a href="https://www.lotte.co.jp/entertainment/coolshelter/" rel="noopener" target="_blank">https://www.lotte.co.jp/entertainment/coolshelter/</a></p>
</div>
</div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div style="text-align: right;font-size: 8pt;">Top image: ©  株式会社ロッテ</div></div>]]></content:encoded>
      <dc:creator>TABI LABO編集部</dc:creator>
      <media:thumbnail>https://image.tabi-labo.com/jp/283977/5469325437698048.jpg</media:thumbnail>
      <guid>https://tabi-labo.com/312906/lotte-cool-shelter-2026</guid>
      <pubDate>Wed, 12 Aug 2026 15:00:00 +0900</pubDate>
    </item>
    <item>
      <title>『スト6』の“夢のムーブ”を香りにしたら、こうなった</title>
      <link>https://tabi-labo.com/312861/sf6-move-fragrance</link>
      <description><![CDATA[カプコン『ストリートファイター6』×GAMING FRAGRANCEのコラボフレグランスが7月16日予約開始。キャラの見た目ではなく「ストック行動」「ヒット確認」などプレイ感覚を香りに変換。対戦前ルーティーンに嗅覚を加える新しいゲーム体験の提案。]]></description>
      <content:encoded><![CDATA[<img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283932/5355253659598848.png' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;"><p><span class="underline">ゲーマー向けフレグランスブランド</span>「GAMING FRAGRANCE」が、カプコン『ストリートファイター6』とのコラボを発表。キャラの見た目ではなく<strong>「プレイ中のムーブ」を香りに変換</strong>したという、ちょっと聞いたことのないアプローチです。</p></div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">シトラスウッディーは<br />「溜めて放つ」の匂い</h2></div><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283933/6607755445010432.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>今回登場するのは、イングリッド、ジュリ、エドという3キャラクターのフレグランスオイルセット。開発元の株式会社コードミーによれば、それぞれの香りは次のような<strong>「プレイ感覚」から設計</strong>されているそうです。</p></div><div class="sentence" style="text-align: left;"><p><span class="underline">イングリッド</span>は「最適なストック行動」──つまり、ゲージを溜めて一気に放つあのリズム感を、シトラスウッディーの香りで表現。ジュリは「的確なヒット確認」──相手の技が当たった瞬間に迷いなくコンボを選び取る判断の鋭さを、フルーティーフローラルに。そしてエドは「差し返されない置き」──相手に読まれないニュートラルな構えの静けさを、ウッディーシトラスで。</p></div><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>格闘ゲームをプレイしない方には少し不思議に聞こえるかもしれません。けれど、プレイヤーにとって「ムーブ」はキャラクターの本質そのもの。見た目よりもずっと深い部分で、そのキャラを<strong>「自分のもの」にしている感覚</strong>があるんです。</p></div><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>そこに香りを結びつけるというのは、考えてみればかなり理にかなっている。視覚や聴覚はゲーム画面が担っているけれど、嗅覚だけはずっと空白のままだったわけですから。</p></div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">ひと垂らしで始まる対戦前ルーティーン</h2></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;">
<p><span class="underline">GAMING FRAGRANCE</span>が提案しているのは、ゲームプレイ前のルーティーンに「香り」を加えるという習慣です。デバイスを整え、ヘッドセットを装着し、照明を落とす──そこにフレグランスをひと垂らしする時間を足す。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>『ストリートファイター6』ゲームディレクターの中山貴之氏も、「大好きなキャラクターとの一体感を格段に高めてくれるアイテム」であり、<strong>「長時間のゲームプレイに不可欠な集中力と、対戦で熱くなった心をじんわり解きほぐすリフレッシュ感を香りが演出してくれる」</strong>とコメントしています。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>もちろん、香りの好みは極めて個人的なもの。「ムーブの感覚」と香りの結びつきが万人にしっくりくるかどうかは、正直なところ実際に嗅いでみないとわかりません。約30回分のオイルで6,850円（税抜）という価格も、日常使いのフレグランスと比べれば安くはない。受注生産という形式上、気軽に「試してから決める」ができない点は、購入を迷う人にとってはハードルになりそうです。</p>
</div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">嗅覚という空白を埋めにきた企業の正体</h2></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>それでも、この企画が面白いのは<strong>「ゲーム体験とは何か」という問いを静かに広げている</strong>ところだと思います。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p><span class="underline">コードミー</span>は香りとテクノロジーを掛け合わせるフレグランス企業で、過去には医療現場──江戸川病院の放射線治療室待合スペースで、患者や家族213名を対象にアロマ空間演出の効果を検証した実績もあります。香りが人の心理状態に作用するという前提を、エビデンスベースで積み上げてきた会社が、ゲームという領域に踏み込んできた。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>私たちはふだん、ゲームの没入感を「映像の美しさ」や「サウンドの臨場感」で語りがちです。でも、部屋に漂う香りひとつで集中のスイッチが入る経験は、コーヒーを淹れてから仕事を始める人なら誰でも知っているはず。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>ゲームの世界に「嗅覚」という空白を埋めにいくこの試み、あなたならどのキャラの香りを選びますか？</p>
</div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;"><div style="border: 1px solid #000; padding: 20px; margin: 20px 0; box-sizing: border-box;"><p><strong>『GAMING FRAGRANCE &times; ストリートファイター6 コラボフレグランス』</strong></p><p>【予約受付開始日】2026年7月16日（木）<br /> 【販売形式】受注生産（公式サイトにて受付）<br /> 【発送時期】2026年10月中旬より順次<br /> 【価格】各6,850円（税抜）<br /> 【ラインナップ】イングリッド／ジュリ／エド（全3種）<br /> 【セット内容】ウッドディフューザー＋フレグランスオイル（使用回数目安 約30回）<br /> 【公式サイト】<a href="https://gaming-fragrance.com/" target="_blank" rel="noopener">https://gaming-fragrance.com/</a></p></div></div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div style="text-align: right;font-size: 8pt;">Top image: ©  CAPCOM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED. / © 2026 GAMING FRAGRANCE / CODE Meee Inc.</div></div>]]></content:encoded>
      <dc:creator>TABI LABO編集部</dc:creator>
      <media:thumbnail>https://image.tabi-labo.com/jp/283932/5355253659598848.png</media:thumbnail>
      <guid>https://tabi-labo.com/312861/sf6-move-fragrance</guid>
      <pubDate>Wed, 12 Aug 2026 06:00:00 +0900</pubDate>
    </item>
    <item>
      <title>真夏のトルコで18℃。洞窟と夜の遺跡をめぐる「クールケーション」</title>
      <link>https://tabi-labo.com/312860/turkey-coolcation-summer</link>
      <description><![CDATA[検索数237%増の「クールケーション」。トルコが提案する避暑旅は、年中18℃の洞窟探検や夜のエフェソス遺跡巡り、冷水峡谷ラフティングなど冒険づくし。ナショジオ選出の黒海沿岸や美食エリアも含め、涼しさを五感で味わう新しい夏旅の選択肢が広がっている。]]></description>
      <content:encoded><![CDATA[<img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283826/4743370472685568.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>日本の夏が、また一段と厳しくなりそうな気配です。トルコ共和国大使館文化観光局の発表によると、「クールケーション」と呼ばれる避暑旅の検索数が対前々年比237％増を記録。涼しさを「冒険の入り口」にするトルコの夏旅提案が、想像と違いました。</p>
</div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">洞窟18℃、夜の遺跡、峡谷の冷水</h2></div><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283827/5464546414166016.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>避暑旅と聞くと、高原のペンションで読書、湖畔でぼんやり……そんな穏やかな絵が浮かびます。もちろんそれも素敵なのですが、<span class="underline">トルコ観光広報・開発庁（TGA）</span>が打ち出しているのは、まるで別の発想でした。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>年間を通じて気温18〜22℃に保たれるカライン洞窟やダムラタシュ洞窟。文字どおり<strong>「天然のエアコン」</strong>です。外が灼熱でも、洞窟の中は長袖が欲しくなるほどの涼しさ。そこに足を踏み入れる体験そのものが、もうアクティビティになっている。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>さらに驚いたのが<span class="underline">「ナイト・ミュージアム・プロジェクト」</span>という取り組みです。日中の暑さを避けて、夕暮れ以降にライトアップされた世界遺産エフェソス遺跡を巡るというもの。暑いなら夜に観光すればいい——言われてみれば合理的なのに、これまであまり聞いたことがありませんでした。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>氷のように冷たい水が流れるキョプリュリュ峡谷でのラフティングや、照明に照らされたコースで楽しむベレク地区の「ナイト・ゴルフ」まであるというのだから、<strong>涼しさが完全に「体験の素材」として設計されています</strong>。</p>
</div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">ナショジオが選んだ黒海沿岸の森と山</h2></div><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283828/4956306696830976.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>トルコと聞いて多くの人が思い浮かべるのは、エーゲ海や地中海沿いのビーチリゾートかもしれません。けれど今、注目を集めているのは<span class="underline">黒海沿岸地域</span>です。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>米『ナショナル ジオグラフィック』誌が<strong>「2026年に訪れるべき世界の旅先」</strong>にこのエリアを選出しました。豊かな酸素に満ちた空気、涼しい高地、どこまでも続く深い緑。ビーチで焼けるのとはまったく違う、森と山の夏がそこにはあります。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>北エーゲ海側も見逃せません。古代都市アソスでは北からの風が暑さを和らげ、アテナ神殿を眺めながら海沿いのレストランで食事ができる。世界有数の酸素濃度を誇る<span class="underline">カズ山国立公園</span>では、松林のなかをハイキングしたり、滝のマイナスイオンを浴びたりと、「涼しさ」が五感のごちそうになります。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>エーゲ海沿岸のボドルムでは、伝統的な木造ヨット「グレット」に乗って海を渡る<span class="underline">「ブルー・ボヤージュ（青の航海）」</span>が楽しめますし、チェシュメやアラチャトゥは安定した海風のおかげでウインドサーフィンの聖地として知られています。近くのウルラにはミシュラン星付きレストランもあり、涼と美食が自然に重なる土地柄です。</p>
</div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">「涼しさを味わいに行く」という発想</h2></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>トルコは2025年に過去最高となる<strong>約6,400万人の観光客</strong>を迎えたそうです。アジアとヨーロッパの結節点という地理的な強みに加え、多様な地形がもたらす局地気候の違いを、観光資源として戦略的に活用し始めている。これは単なるリゾートの売り込みではなく、気候変動時代の観光のあり方そのものを問い直す動きに見えます。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>日本でも「夏休み＝どこに行っても暑い」が当たり前になりつつあります。国内の避暑地は混雑し、エアコンの効いた商業施設で過ごす夏休みも珍しくありません。</p>
</div>
<div class="sentence" style="text-align: left;">
<p>でも、もし「涼しさ」そのものが旅の目的になるとしたら？　洞窟の冷気、夜の遺跡、峡谷の冷水——<strong>温度差を「味わいに行く」という発想</strong>は、私たちの夏の過ごし方をもう少しだけ自由にしてくれるかもしれません。</p>
</div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div style="text-align: right;font-size: 8pt;">Top image: ©  トルコ共和国大使館 文化観光局</div></div>]]></content:encoded>
      <dc:creator>TABI LABO編集部</dc:creator>
      <media:thumbnail>https://image.tabi-labo.com/jp/283826/4743370472685568.jpg</media:thumbnail>
      <guid>https://tabi-labo.com/312860/turkey-coolcation-summer</guid>
      <pubDate>Tue, 11 Aug 2026 19:00:00 +0900</pubDate>
    </item>
    <item>
      <title>えっ、瓦工場の2階で「エビが育つ」って！？</title>
      <link>https://tabi-labo.com/312859/kikuma-shrimp-factory</link>
      <description><![CDATA[愛媛県今治市菊間町で、使われなくなった瓦工場と石油精製の排熱海水を活用したバナメイエビの陸上養殖がスタート。元エンジニアの協力隊員が「負債×負債＝資産」の方程式で地域ブランドを生み出す過程と、あなたの地元にもある「余りもの」の可能性。]]></description>
      <content:encoded><![CDATA[<img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283822/6601971130695680.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>愛媛県今治市が発表したプレスリリースによると、同市菊間町の旧瓦工場跡地に、バナメイエビの陸上養殖を行う実証試験場がオープンしました。瓦の町で、エビ。この組み合わせの裏には、「地域のいらないもの」同士を掛け合わせるという、ちょっと痛快な発想がありました。</p></div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">廃工場と排熱海水が「宝」に見えた理由</h2></div><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283823/5439044377903104.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>菊間町といえば、「菊間瓦」で知られる瓦産業の町です。ところが近年、住宅様式の変化や新築住宅の減少によって瓦の需要は縮小し、使われなくなった工場が目立つようになっていました。</p></div><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>この状況に新しい光を当てたのが、今治市の<span class="underline">地域おこし協力隊</span>員である藤原敏光さん。もともとメカニカルエンジニア——機械設計の技術者として働いてきた人物です。</p></div><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>藤原さんは廃工場を前にして、こう振り返っています。「瓦の廃工場は、地域にとってはいらないものかもしれない。でも、<strong>私には宝に見えました</strong>」。</p></div><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>技術者の目が捉えたのは、建屋の構造だけではありませんでした。菊間町には<span class="underline">太陽石油</span>の四国事業所があり、石油精製の過程で生まれる排熱海水——つまり、温められた海水が日常的に発生しています。通常なら「処理すべきコスト」でしかないこの温水が、エビの成長にはちょうどいい環境を作れるのではないか。藤原さんはそこに着目しました。</p></div><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>廃工場という「余りもの」と、排熱海水という「余りもの」。この2つを掛け合わせた先に、<strong>バナメイエビの陸上養殖</strong>という答えが見えてきたわけです。</p></div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">エビが異業種をひとつにした</h2></div><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283824/5829709167329280.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>藤原さんはまず、持ち運びできる水槽を屋内に設置し、小規模な養殖を始めました。育てたエビを地域のイベントで販売したり、試食会を開いたり。「菊間のエビ」という名前は、そうした草の根の活動のなかで少しずつ認知を広げていったそうです。</p></div><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>注目すべきは、この個人の挑戦が地元企業の心を動かしたという点でしょう。民間事業の第一号として参入したのは、地元の廃棄物処理企業である<span class="underline">有限会社菊間衛生社</span>。同社が瓦工場跡地を養殖施設として再生し、太陽石油四国事業所が排熱海水を提供するかたちで、実証試験場が整備されました。</p></div><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>瓦産業、廃棄物処理業、石油精製業。まったく異なる業種が「エビ」を接点に結びつく構図は、計画的に設計されたというより、<strong>一人の人間の行動が共感の連鎖を生んだ結果</strong>に見えます。藤原さん自身も「地域を代表する企業と結び付けられないかという思いに共感していただき、ここまで来ることができました」と語っています。</p></div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><h2 style="text-align: center;">負債×負債＝資産という方程式</h2></div><img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283825/5828778498457600.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>この「菊間のエビ」、陸上養殖で飼育環境を徹底管理しているため薬品を使わず、<strong>殻までやわらかくて丸ごと食べられる</strong>のだとか。今後はブランド化の推進やふるさと納税の返礼品への展開、さらには「瀬戸内陸上養殖ネットワーク」の形成まで構想されています。</p></div><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>もちろん、実証試験の段階であることは忘れてはいけません。安定した生産量の確保、採算性の検証、販路の開拓など、乗り越えるべきハードルはまだたくさんあるはずです。</p></div><div class="sentence" style="text-align: left;"><p>それでも、この話が面白いのは<strong>「負債×負債＝資産」という方程式が成り立つかもしれない</strong>、と示してくれたこと。日本中の地方都市に、使われなくなった工場や、捨てられているエネルギーがあります。あなたの地元にも、誰かが「宝に見えた」と言い出すのを待っている「余りもの」が、きっとある。</p></div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div style="text-align: right;font-size: 8pt;">Top image: ©  今治市役所</div></div>]]></content:encoded>
      <dc:creator>TABI LABO編集部</dc:creator>
      <media:thumbnail>https://image.tabi-labo.com/jp/283822/6601971130695680.jpg</media:thumbnail>
      <guid>https://tabi-labo.com/312859/kikuma-shrimp-factory</guid>
      <pubDate>Tue, 11 Aug 2026 15:00:00 +0900</pubDate>
    </item>
    <item>
      <title>「何を信じて買えばいい？」アメリカで広がる“信頼不況”という新しい消費心理</title>
      <link>https://tabi-labo.com/312737/trust-recession-us-consumer</link>
      <description><![CDATA[米Alter Agentsの継続調査で、73%が非必需品を削減し企業への信頼は3割未満という結果が判明。経済不安と情報過多が重なり、消費者はブランドの約束より自ら検証した証拠を求めるようになった。日本の買い物にも通じる構造変化とは。]]></description>
      <content:encoded><![CDATA[<img src='https://image.tabi-labo.com/jp/283588/5929480049655808.jpg' /><div style="margin-bottom: 15px;"><p>米ロサンゼルスに拠点を置くマーケットリサーチ企業Alter Agentsが、2019年から継続的に実施している消費者センチメント調査の最新結果を発表しました。同社はいま、アメリカの消費者心理を「Trust Recession（信頼の不況）」という言葉で表現しています。楽観も消費意欲も、そして企業への信頼も──同時に沈んでいく構造変化が浮き彫りになりました。</p><h2>数字が語る「守りの消費」</h2><p>同調査によると、73%のアメリカ人が非必需品への支出を削減していると回答。42%が結婚や引越しといった人生の大きなイベントを延期・中止しており、34%は必需品さえも切り詰めているとのことです。</p><p>パンデミック前の調査では、81%のアメリカ人が「自分の将来は時間とともに良くなる」と信じていました。しかし、その長期的な楽観主義は大幅に低下したと同社は報告しています。</p><p>3人に1人の消費者が、低価格ブランドやプライベートブランドへの意図的な切り替えを行っているという事実も見逃せません。これはもはや一時的な節約志向ではなく、「憧れ型の購買」から「防衛的な意思決定」への本質的なシフトだと言えるのではないでしょうか。</p><h2>企業への信頼は3割を切る</h2><p>注目すべきは、消費者の企業に対する信頼の低さです。企業が事業慣行について「オープンで正直」だと考える消費者はわずか29%。「透明性がある」と感じる消費者も28%にとどまりました。</p><p>Alter AgentsのCEOであるRebecca Brooks氏は、「消費者は単一の危機に反応しているのではない。経済的圧力、情報過多、制度への信頼低下、急速な技術変化のすべてを同時に乗り越えようとしている」と述べています。経済不安だけでなく、AI生成コンテンツの急増やレビューへの懐疑心など、情報環境そのものへの不信感が重なり合っている点が、従来の景気後退局面とは異なる特徴でしょう。</p><h2>「確信の提供」が新たな競争軸に</h2><p>同社のChief Research OfficerであるHeather O'Shea氏は、「ブランドの課題は、もはや摩擦を減らしたり購買転換を加速したりすることではない」と指摘。信頼を見つけることが困難な環境の中で、消費者が十分な情報を得て確信を持てるよう支援することこそが重要だと語っています。</p><p>この視点は、日本で暮らす私たちにとっても他人事ではありません。物価高が続く中でのSNS情報過多、ステルスマーケティング規制の強化など、「何を信じて買えばいいのか」という問いは国境を越えて共通しています。</p><p>かつてブランドへの信頼は、広告やイメージによって「与えられるもの」でした。しかしいま、それは消費者自身がレビューを読み比べ、成分を調べ、口コミの真偽を確かめるという「能動的な検証プロセス」を経て初めて成立するものへと変わりつつあります。</p><p>買い物が「疑うこと」から始まる時代。ブランドに求められるのは、魅力的な約束ではなく、検証可能な透明性なのかもしれません。消費者の「調べる時間」に寄り添えるかどうかが、これからの信頼構築の鍵になりそうです。</p><p><!-- notionvc: 1097fff8-d21f-4fca-950b-afdd07067479 --></p></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div style="text-align: right;font-size: 8pt;">Reference:  <a href="https://www.prnewswire.com/news-releases/alter-agents-tracking-study-finds-americans-entering-a-trust-recession-as-trust-optimism-and-spending-confidence-decline-302790928.html" target="_blank">Alter Agents Tracking Study Finds Americans Entering a "Trust Recession" as Trust, Optimism and Spending Confidence Decline</a></div></div><div style="margin-bottom: 15px;"><div style="text-align: right;font-size: 8pt;">Top image: ©  iStock.com / Drazen Zigic</div></div>]]></content:encoded>
      <dc:creator>TABI LABO編集部</dc:creator>
      <media:thumbnail>https://image.tabi-labo.com/jp/283588/5929480049655808.jpg</media:thumbnail>
      <guid>https://tabi-labo.com/312737/trust-recession-us-consumer</guid>
      <pubDate>Tue, 11 Aug 2026 06:00:00 +0900</pubDate>
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