「人生が変わります」プロのバイヤーが教える、いいソファを選ぶコツが深い・・・

デンマーク人は親元を離れて独立すると、まずはじめにソファを、それもかなり高価なソファを買うと言います。なぜなら、デンマーク人は「いいソファ」が人生をより良いものにすることを知っているから。そう聞くと、「いいソファ」って何だろう?そして「いいソファ」を選ぶコツってなんだろう?という興味が湧いてきます。

今回、プロのソファバイヤーにその疑問をストレートにぶつけてみました。すると、「ソファを選ぶ」という行為が持つ意味合いは、予想以上に深いものだったのです──。

「いいソファを選ぶ」
=ライフスタイルと向き合うこと

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いいソファは人によって違う
「例えば。30代前半の独身で、夜自宅でもバリバリ働く男性にとって『いいソファ』とはどんなソファでしょう?ソファでも仕事をすることを考えると、座面は硬めで、浅めに座れるようにある程度高いソファがしっくりくるかも知れません。でも、そのソファは40代の小さな子どもがいる夫婦にとって『いいソファ』とは限りません。つまりライフスタイルが違えば、選ぶべきソファも変わってくるということ。『いいソファ』の定義は、人によってすべて違うのです」

「一番大切なこと」を見つける作業
「本当に『いいソファ』を手に入れるためには、自分自身のライフスタイルと真剣に向き合う必要があります。ソファの上で何をするのか?何の時間を大切にするのか?そこで誰と過ごすのか?その時間のために、自分はいくら出せるのか・・・このプロセスで自分にウソをついてしまうと、ピッタリのソファは絶対に選べません。そういう意味で、ソファ選びとは、自分のライフスタイルと向き合い、あなたの人生にとって『一番大切なこと』を見つけ出す作業とイコールなんです」

ソファは誰のためのものか
「よく、ご自宅に招いた友人たちがくつろげることに重点を置いてソファを選ぶ方がいます。それはそれで良いことなのですが、本当に大切にすべきなのは、年に10日間やってくる友人よりも、365日そこで過ごす人達、つまり本人や家族だと思います」

こうしてみると、ソファを真剣に選ぶことは、自分のライフスタイルを見つめ直し、人生において本当に大切なものに気づくことができる、価値ある行為なのですね。

「4つの固定概念」を捨てる

ソファを選ぶとき、あらゆる固定概念を捨てることによって選択の幅がぐっと広がり、多くの発見があると言います。

 01.「狭いから置けない」という概念
「部屋が狭いからという理由でソファを諦めている方もよく見かけますが、実は8畳のスペースがあれば、ソファは自然な形でレイアウトできます。居住空間はその空間を活かせるものがあって初めて快適になるもの。部屋が広ければ快適なのではなく、スペースを有効に使えている部屋が快適なのです。そこにあるのがあなたにとっての『いいソファ』であれば、たとえ部屋が狭くても快適に過ごせます」

02.「ダイニング」という概念
「ダイニングにダイニングテーブルを置かなくてはいけないというルールはありません。リビングダイニングを一つの大きなリビングスペースと考えてもいいんです。食事も、ソファに座って食べればいいんです。そうすると、途端にゆったりとしたソファを置くのに理想的なスペースが現れるかもしれませんよ」

03.ソファは買い換えるものという概念
多くの方がとりあえずは安いソファでガマンして、持ち家を購入したタイミングでいい物を買おうとします。しかし、高価なソファというのは決して裕福な人が買うためのものではありません。その価格には意味があって、例えば20年、30年と使える品質のソファであれば1年あたりのコストパフォーマンスが抜群に高くなります。そう考えれば、高価なソファは若いうちから座っておくべきなのです」

04.しっかり座るもの、という概念
「ソファはもっと自由に考えていいんです。例えば日本人は割と床に座っちゃう人が多いのですが、その時に背もたれにすることを想定してソファを選ぶのだってアリですし、座面の広いソファの上であぐらをかいてくつろぐのもアリです。家飲みなどで人が多い時は肘掛けに座ってしまう、なんていうのも外国では割と当たり前な使い方なんですよ」

固定概念を捨てて、自由な発想を得る。真剣にソファ選びをすることは、クリエイティビティを育てる作業にもなりそうです。

ソファも人間と同じで
「内面」が大切

actus_howtochooseasofa160318-02ライフスタイルによっていいソファの「概念」は違うのはこれまで見て来た通りです。では、「品質」という観点から見た「いいソファ」とは?

「いいソファ」は概して「重い」
「ソファは張り地という名の洋服を着ていますから、外側を見ただけでは品質を判断することはできません。人間と同じで中身が大事なんです。とは言え、売り場で張り地を剥がして見る訳にもいかないでしょう。そんなときはソファの片側を掴んでちょっとだけ持ち上げてみてください。クオリティの高いソファというのは耐久性があるので概して重いです。持ち上げた時にたわむものはNG。たわむことなく、ズッシリと重い、もしくは持ち上げられないものは『いいソファ』と言えるでしょう」

「いいソファ」は店員に嫌がられる探し方で見つける
「お店でソファを試すとき、かしこまって座ってはダメです。リアルに普段自宅でくつろぐことを想定した姿勢で座っておかないと、本当にピッタリなソファがわからないからです。恥ずかしがらず、とことんリラックスした格好で座りましょう。それから、ソファは長年使うとへたってきます。張り地も汚れます。それをわかった上で選ぶことが大切です。そして、クッションの中材や張り地のうち、何が交換可能か店員に詳しく質問しましょう。これをやると、店員は『やりづらいな・・・』と嫌がると思いますが、一生モノを選ぶのですから気にしてはいけません(笑)」

「いいソファ」の代表格
デンマークのソファブランド
『eilersen(アイラーセン)』

今回、「いいソファ」の選び方について詳しく語ってくれたのが、世界一ソファに拘る国・デンマークを代表するソファブランド『eilersen(アイラーセン)』のバイヤー、野口礼さんです。「eilersen」のソファは快適な座り心地と耐久性に絶対的な自信を持った「いいソファ」のお手本と言えます。そんな「本物」を見続けてきたからこその言葉は、ソファを選ぶコツを超えて、生き方のヒントさえ感じさせるものでした。

シンプルな佇まいと確かなクオリティで日本でもファンが増え続けている「eilersen」のソファは、インテリアショップ『ACTUS(アクタス)』で購入できます。ネットでは決して伝わらない「いいソファ」のクオリティを、一度体感してみては?

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