一生一緒にいたい。そんなスーツケース

ジェフの勝手にカルチャー論 Vol.47 
「リモワ」

リモワ。その名前を意識しはじめたのは、30代前半だった。

それまでは、バックパッカーだったからさ。

♫あなたはキスが上手で ずるくて最高だから♫

その頃は、渋谷系と呼ばれていた音楽が全盛期。ピチカート・ファイヴが流れていて、今はもういないあの娘がそばにいた。

何を隠そう、俺のリモア初体験は、その娘からの借りものだったのだ。行き先はニュージーランド。あるTVCMの撮影だった。

当時、俺の職場のまわりは、ほとんどがリモワ。航空機の機体にも使用されているジュラルミンという素材を用いたシルバーのスーツケースは、潔くてかっこよかった。

でも、見た目だけじゃなく、頑丈という点でも惚れている。

結論。リモワは、美しくてタフ

それは、男性が女性に求めるものと似ている気がする。

もちろん、旅をしていれば、車輪や取っ手なんかがちぎれたりする時もあるけど、必ず修理できるので全く問題無い。もう離したくない。

それに、ステッカーを自由に貼れるって最高。だって、世界でたったひとつのスーツケースになるんだからね

旅をしながら、ステッカーが少しづつ擦れて、いい味が出てくる点も気に入っている。数々のステッカーを眺めていると、過去に訪れた旅先の思い出がフラッシュバックしてくるしね。

俺自身のリモワの記念すべき最初のステッカーは、ラオスの首都ビエンチャンのホテルにチェックインした時に貼られたもの。それから、俺の相棒として世界中を一緒に旅したよな。

♫あなたは嘘が上手で ずるくて最高だから♫

今、俺の隣にいるあの娘は、美しくて頑丈。いつもニコニコしてる。

♫あなたに愛されるために 私は生きているのに

その歌詞のパートで微笑まれてしまったら、もう、絶対に離したくないって気になる。男って、単純だよな。

ところで、リモワの本社があるのはドイツのケルン。あのゴシック様式の建築物としては世界最大のケルン大聖堂があるトコだ。

だからだろうか。神がかった美しさと丈夫さを兼ね備えているのは。

リモワを使い続けて、かれこれ15年が経つ。

一生一緒にいたい。その点も、男性が女性に求めるもの似ている気がする。

出典:ピチカート・ファイヴ『スーパースター』(作詞 小西康陽 )

TABI LABOのライターのJeff Kidoが、古今東西のカルチャーについて独自の視点から好き勝手に論じる『ジェフの勝手にカルチャー論』。1分で読める記事を、毎日1本公開していくぜ。

「オン・ザ・ロード」の記事は、コチラ

TABI LABOのライターのJeff Kidoが、古今東西のカルチャーについて独自の視点から好き勝手に論じる『ジェフの勝手にカルチャー論』。1分で読める...
TABI LABOのライターのJeff Kidoが、古今東西のカルチャーについて独自の視点から好き勝手に論じる『ジェフの勝手にカルチャー論』。
古今東西のカルチャーについて独自の視点から好き勝手に論じる『ジェフの勝手にカルチャー論』。Vol.44
古今東西のカルチャーについて独自の視点から好き勝手に論じる『ジェフの勝手にカルチャー論』。Vol.45
なんてかっこいいアルバムなんだ! って思って、聞きはじめて最初の数秒でもっていかれた。
ちゃっかりアイラインまで引かれてます(笑)。
古今東西のカルチャーについて独自の視点から好き勝手に論じる『ジェフの勝手にカルチャー論』。Vol.40
古今東西のカルチャーについて独自の視点から好き勝手に論じる『ジェフの勝手にカルチャー論』。Vol.43
モンティ・パイソンは、60〜70年代にイギリスで活躍した伝説的なお笑いグループ。革命的な笑いは、アメリカの「サタデー・ナイト・ライブ」をはじめとして様々な...
古今東西のカルチャーについて独自の視点から好き勝手に論じる『ジェフの勝手にカルチャー論』。Vol.53
ジェフの勝手にカルチャー論 Vol.6「Xmas Express」TABI LABOライターのJeff Kidoが、古今東西のカルチャーについて独自の視点...
古今東西のカルチャーについて独自の視点から好き勝手に論じる『ジェフの勝手にカルチャー論』。Vol.50
ヘルズ・エンジェルズは、アメリカの暴走族…ではない。日本の族と比べてはいけない。奴らは、世界最凶のモーターサイクルギャングだ。収入元は、非合法なものばかり...
goro’sは、原宿にあるインディアン・ジュエリーショップ。80年代〜90年代、渋谷で遊んでいた奴で、ゴローさんを知らない人はいない。そして、チーマーと呼...
フランスの4都市に、大量発生した隠れミッキー。
古今東西のカルチャーについて独自の視点から好き勝手に論じる『ジェフの勝手にカルチャー論』。Vol.42
『ドラえもん』で知られる藤子・F・不二雄氏の作品で1番僕が好きなのは『21エモン』かもしれない。宇宙へ旅に出たくて旅をする少年21エモン。そのキャラクター...
俺らの世代、中坊(中学生)の時のヒーローは、吉川晃司だった。グラサン、片側がハネあがったヘアースタイル、ピンクのスーツに細身のネクタイ、そして、バック宙。...
古今東西のカルチャーについて独自の視点から好き勝手に論じる『ジェフの勝手にカルチャー論』。Vol.39